会計の時代だ: 会計と会計士との歴史 (ちくま新書 634)

著者 :
  • 筑摩書房
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感想 : 16
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  • Amazon.co.jp ・本 (217ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480063298

感想・レビュー・書評

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  • 会計の歴史を分かりやすく解説。会計は経済発展段階の高いところから始まった。14C〜15C:イタリア、複式簿記完成、16C〜17C:ネーデルランド 期間計算の確立(会社が継続する) 18C〜19C:イギリス 発生主義の確立となっている。蒸気機関の誕生、鉄道会社の誕生による減価償却という考え方の発生や会計士が始めは破産処理を主にしており、後に監査の専門家となっていったことを事例を交えつつ分かりやすく解説。会計は経営を委託された経営者が資本家に説明する為の言語という表現は分かり易い。

  • 「会計」という一見退屈で無味乾燥なものも、「歴史」という観点で捉えれば、潤いが出てくる。
    著者の言うとおりだと思った。

    15世紀:簿記完成 イタリアパチョーリ
    16世紀:期間計算確立 ネーデルランド
    19世紀:発声主義の確立 イギリス

  • 会計学の歴史の本。会社、資本主義とかそういった視点からの分析もあり。

  • お正月に新幹線で読んだ本、これは面白い!
    歴史と言う発想は、あまり持ってなかったです。

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著者プロフィール

友岡 賛(ともおか すすむ)
慶應義塾大学卒業。
慶應義塾大学教授を経て慶應義塾大学名誉教授。
横浜商科大学教授。
著書(2010年以降刊行・単著のみ)
『会計士の誕生』税務経理協会、2010年
『会計学原理』税務経理協会、2012年
『会計学の基本問題』慶應義塾大学出版会、2016年
『会計の歴史』税務経理協会、2016年(改訂版、2018年)
『会計と会計学のレーゾン・デートル』慶應義塾大学出版会、2018年
『日本会計史』慶應義塾大学出版会、2018年
『会計学の考え方』泉文堂、2018年
『会計学の地平』泉文堂、2019年
『会計学の行く末』泉文堂、2021年
『会計学を索ねて』慶應義塾大学出版会、2022年

「2024年 『入門講義 簿記論』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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