現代語訳 論語 (ちくま新書 877)

著者 :
  • 筑摩書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (282ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480065780

感想・レビュー・書評

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  • 2017.12.30 『古典力』より

  • 孔子の論語の現代語版、有名なところは原文を載せてはいるが、個人的には、全部原文、後で解説のパターンの方が良かったように思う。
    内容自体は、人間のあるべき生き方を示しており、凡人に常に実践は難しいが、ときどきは読み直して心に留めておかなければと思うことばかりだ。

  • すごく読みやすい「論語」の本。現代にも通じる考え方が分かりやすく書かれていて参考になります。

  •  徳のある人間となるための指南書。孔子や弟子たちの言動から学ぶため実際には指南していない。題名のとおり論を語る書なのだ。 個人的には明るい人が徳のある人間かと思った。人から慕われる人柄こそが徳なのかなと。
     原文も載せてほしかった。

  • 人が自分を評価してくれないことを嘆くよりも、己の力の無さを嘆け!

  • 自分の中で人生の指針にしているのは【7つの習慣】だが、言わんとしていることは極めて近く、自分の人生の教科書にしたい良書。7つの習慣の言う【原則中心】と【仁・徳】というのはほぼ一致すると解釈している。他には【中庸】という考え方は独特で深いと感じた。

  • 職場有志による「生き方を考える読書会」の課題本として購入した。
    「「訳文」だけを独立したものとして読み通すだけで孔子の言いたいことがくっきりと伝わる(p8)」ことがコンセプトだけに大変わかりやすい一方で、漢文で学んだ音読の響きは味わえない。
    約2,500年前の「古典中の古典」は人生の様々な場面で響く箇所が異なってくる。定期的に読みかえしてみたい。

  • [ 内容 ]
    「学び続けることの中に人生がある」―二千五百年もの間、読み継がれ、多くの人々の「精神の基準」となった古典中の古典を、すっきり読めるかたちで現代語訳。
    温かく、刺激的で、ときには厳しく、ときにはユーモアが漂う孔子の言葉。
    本書を開けば、いつでもどこでも、生き生きとした精神に出会うことができるでしょう。
    つねに手の届くところに置いておきたい一冊。

    [ 目次 ]
    学而第一
    為政第二
    八〓(いつ)第三
    里仁第四
    公冶長第五
    雍也第六
    述而第七
    泰伯第八
    子罕第九
    郷党第十〔ほか〕

    [ 問題提起 ]


    [ 結論 ]


    [ コメント ]


    [ 読了した日 ]

  • 口語で読みやすかったです。どういうものかがわかったので入門書にいい感じがしました。もともとの論語もこの順番で話が進むのでしょうか? 時系列や人物が分かりにくかったです。

  • 論語をそのまま現代訳に直した本。

    平易な文章でスラスラ読める。

    テキストだけで解釈が殆んど記載されていない為、論語の歴史的な意義や他の思想家との違い等を知りたい場合は他の書籍を読む必要がある。

    しかしその分孔子の思想に敷居を感じることなく、もっと詳しく知りたいという気持ちを喚起させてくる。

    「仁」や「君子」の細かな定義は掴みきれなかったが、本書を読む事で様々な教訓を見つけられると思う。

    特に刺さったのは以下の文章。

    学而第一
    「自分をわかってもらえないと嘆くより、人を理解していない事を気にかけなさい」

    里仁第四
    「社会的地位が無いことよりも、そうした地位に立つために必要な事が自分に欠けている事を反省すべきだ。
    自分を評価してくれる人が居ないことを嘆くよりも、認められるだけの事をしようと努力すべきだ」

    憲問第十四
    「人が自分の能力を知ってくれない事を不満に思うことよりも、自分が力不足である事を心配しなさい」

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著者プロフィール

1960年静岡県生まれ。東京大学法学部卒業。同大学院教育学研究科博士課程を経て、現在明治大学文学部教授。教育学、身体論、コミュニケーション論を専門とする。2001年刊行の『声に出して読みたい日本語』が、シリーズ260万部のベストセラーとなる。その他著書に、『質問力』『段取り力』『コメント力』『齋藤孝の速読塾』『齋藤孝の企画塾』『やる気も成績も必ず上がる家庭勉強法』『恥をかかないスピーチ力』『思考を鍛えるメモ力』『超速読力』『頭がよくなる! 要約力』『新聞力』『こども「学問のすすめ」』『定義』等がある。

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