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- Amazon.co.jp ・本 (194ページ)
- / ISBN・EAN: 9784480329011
感想・レビュー・書評
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読書録「メソポタミアの神話」4
著者 矢島文夫
出版 筑摩書房
P87より引用
“こうしてギルガメシュとエンキドゥは、たがいの力を知り、親
友となりました。”
目次から抜粋引用
“天地創造の神話
タンムーズ神話
ギルガメシュ神話
神々と人間の物語”
大学教授である著者による、メソポタミア文明から語り継がれ
てきた神話をまとめた一冊。
メソポタミア文明の概要から各神話まで、味わい深いイラスト
を添えて記されています。
上記の引用は、ギルガメシュ叙事詩での一文。
敵同士が全力を出し合って戦った後に、仲間になるという話は、
漫画や小説などでもよく書かれる展開ですね。それが、人類の文
明の夜明けの頃から既に出来上がっているということは、こうい
う心理は人の奥底からくる普遍的なものなのでしょう。
某少年漫画誌の、友情・努力・勝利という編集方針は、人間心理
の基本に忠実だったのだなと思いました。
数多くの神様たちが、感情豊かに活き活きと描かれていて、実
に楽しい神話です。
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2003年12月11日
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