絶叫委員会 (ちくま文庫 ほ 20-2)

著者 :
  • 筑摩書房
4.06
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本棚登録 : 1616
感想 : 177
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  • Amazon.co.jp ・本 (214ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480430663

感想・レビュー・書評

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  • 日常にある気になる言葉について、短歌の人ならではの敏感な視点で観察し、分析している。人の言葉にはたまにハッとするようなものや、なぜか耳に残り続けるもの、頭の中に疑問が浮かぶものなど、たしかに沢山ある。私も気になる言葉はメモをとるようにしているが、世の中はおかしな言葉や記憶に残る言葉で溢れていて、そこを気づかないで通りすぎてしまうような人生は送りたくないなと思う。作者の本はこれで3冊目だがこの本が今のところ一番面白いように思う。作者の本職である言葉に対しての解釈を読むことができて嬉しくおもう。

  • 2014/06

  • 奥さん…と、地味に衝撃を受けた。
    ところどころ声に出して笑っちゃう。言葉、日本語って豊かだなあと改めて思います。

  • 数ページに一度、忍び笑いしてしまう。
    いつものほむ節。
    驚きは、この異才がフィロファックスにメモしていたらしいことを発見したこと。
    楽しめました。

  • 穂村さんが出会ったいろんな輝きを持つ言葉たちについてのエッセイ。
    僕の短歌ノートが面白かったのでこちらも読んでみました。

    普通の人なら気に留めないような電車の中での会話も取り上げられていたりして、やっぱり言葉に関しての感覚が鋭い人なんだと思う。
    そして、その言葉たちに対しても、発せられた言葉の主に関しても、愛情があるような感じがして(OSの章は違うかな?)こちらまでいいなぁ、と思ってしまいました。

    ドッペルゲンガーがトーテムポールには思わず笑ってしまいました。

    こういう言葉にたくさん出会ってストックしておける感覚があったら、ご自身で作る短歌もエッセイもとっても表現豊かになるだろうなと思いました。
    柔らかさのある本。

  • 異様に面白いところが多数あり、あらためて読み返してみたら可笑しくて涙が止まらない。

  • 自分が想像だにしない表現が日常にはあふれかえっている。

  • ちょう良かった!!ほんと面白かった。穂村さんの感性に脱帽です。

  • 偶然性による結果的ポエム。

  • 150505読了。
    穂村さんの言葉アンテナの感度を、尊敬する。

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著者プロフィール

穂村 弘(ほむら・ひろし):1962年北海道生まれ。歌人。1990年に歌集『シンジケート』でデビュー。短歌にとどまることなく、エッセイや評論、絵本、翻訳など広く活躍中。著書に『手紙魔まみ、夏の引越し(ウサギ連れ)』、『ラインマーカーズ』、『世界音痴』『もうおうちへかえりましょう』『絶叫委員会』『にょっ記』『野良猫を尊敬した日』『短歌のガチャポン』など多数。2008年、短歌評論集『短歌の友人』で伊藤整文学賞、2017年、エッセイ集『鳥肌が』で講談社エッセイ賞、2018年、歌集『水中翼船炎上中』で若山牧水賞を受賞。

「2023年 『彗星交叉点』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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