82年生まれ、キム・ジヨン (ちくま文庫 ち-19-1)

  • 筑摩書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480438584

感想・レビュー・書評

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  • 積読の山に追われてぐずぐず手に取れずにいるうちに話題作がはやくも文庫入り。


  • kpopが身近にあって、「韓国は大変だよ」の声が聞こえてもどこか信じられずキラキラして見えた隣国

    その「大変だよ」の部分が言語化された本だった

    女性が生きていく目線での韓国を知ることができた気がする

    遠くない国、文化の国だからこそ共感できる部分もあった


  • 2024.4/7 読了

  • ひとりの韓国人女性の幼少期から青年期までを、ナラティブで語った話が進む。
    韓国の文化的背景含めて性差によるガラスの天井を初めて知ることが多かった。
    日本も同じことが多く起こっているし、そこを少しずつ考えないとならない。

  • 韓国社会のことを知ることができました。
    淡々と描かれているので、とても読みやすかったです。
    あとがきや解説も読んでいて興味深く、理解が深まりました。

  • フェミニズム小説という印象が先行しているが決してそうではなく、物語としてスラスラと読み進めることができた。分断を生むことなく、女性のこと、出産・育児のことを理解できる小説だと思う。

  • 話題作。
    韓国の性差社会について少しは知れたと思う。

    最近は「フェミ」という言葉を(過激派だと悪意を込めて)使って女性嫌悪を露わにする人が多く、時代が変わっても何も変わらないなあと思う。

  • 韓国の男女格差・差別についての内容。
    文体からしてノンフィクションだと思っていたけど、フィクションで小説らしい。
    だけど、実情を反映した内容だから、それはどちらでもいい。
    韓国の女性差別は知らなかったから、勉強になったし、韓国の女性に限らず、女性ゆえの苦しみも多少は考えることができた。

  • 女だから得したことも許されたこともあるけれど、アレもあの時も不条理だったんだ、怒って良かったんだと思い返した。

  • まさに自分の世代の話で他人事やと思えなかった

    働きながら子育てするのは日本でも中々大変やけど、韓国はちょっと次元が違うなと感じた

    子どもの預け先がないとか正社員のまま働き続けるのは大変やとか以前に、韓国における女性に対する扱いとか考え方にびっくりしたし、それもそんな遠い昔の話でもないことがショックやった

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著者プロフィール

チョ・ナムジュ:1978年ソウル生まれ、梨花女子大学社会学科を卒業。放送作家を経て、長編小説「耳をすませば」で文学トンネ小説賞に入賞して文壇デビュー。2016年『コマネチのために』でファンサンボル青年文学賞受賞。『82年生まれ、キム・ジヨン』で第41回今日の作家賞を受賞(2017年8月)。大ベストセラーとなる。2018年『彼女の名前は』、2019年『サハマンション』、2020年『ミカンの味』、2021年『私たちが記したもの』、2022年『ソヨンドン物語』刊行。邦訳は、『82年生まれ、キム・ジヨン』(斎藤真理子訳、ちくま文庫)、『彼女の名前は』『私たちが記したもの』(小山内園子、すんみ訳)、『サハマンション』(斎藤真理子訳)いずれも筑摩書房刊。『ミカンの味』(矢島暁子訳、朝日新聞出版)。『ソヨンドン物語』(古川綾子訳、筑摩書房)が近刊予定。



「2024年 『耳をすませば』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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