- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784480438584
感想・レビュー・書評
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積読の山に追われてぐずぐず手に取れずにいるうちに話題作がはやくも文庫入り。
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kpopが身近にあって、「韓国は大変だよ」の声が聞こえてもどこか信じられずキラキラして見えた隣国
その「大変だよ」の部分が言語化された本だった
女性が生きていく目線での韓国を知ることができた気がする
遠くない国、文化の国だからこそ共感できる部分もあった
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2024.4/7 読了
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ひとりの韓国人女性の幼少期から青年期までを、ナラティブで語った話が進む。
韓国の文化的背景含めて性差によるガラスの天井を初めて知ることが多かった。
日本も同じことが多く起こっているし、そこを少しずつ考えないとならない。 -
韓国社会のことを知ることができました。
淡々と描かれているので、とても読みやすかったです。
あとがきや解説も読んでいて興味深く、理解が深まりました。 -
フェミニズム小説という印象が先行しているが決してそうではなく、物語としてスラスラと読み進めることができた。分断を生むことなく、女性のこと、出産・育児のことを理解できる小説だと思う。
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話題作。
韓国の性差社会について少しは知れたと思う。
最近は「フェミ」という言葉を(過激派だと悪意を込めて)使って女性嫌悪を露わにする人が多く、時代が変わっても何も変わらないなあと思う。 -
韓国の男女格差・差別についての内容。
文体からしてノンフィクションだと思っていたけど、フィクションで小説らしい。
だけど、実情を反映した内容だから、それはどちらでもいい。
韓国の女性差別は知らなかったから、勉強になったし、韓国の女性に限らず、女性ゆえの苦しみも多少は考えることができた。 -
女だから得したことも許されたこともあるけれど、アレもあの時も不条理だったんだ、怒って良かったんだと思い返した。