- Amazon.co.jp ・本 (206ページ)
- / ISBN・EAN: 9784480804136
感想・レビュー・書評
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様々な動物が抽象的に出てくる短編集。
話自体は面白いが、掴み所のない終わり方で不思議な気分になる。何度も少し前の文章まで戻って読み返して…を繰り返すが結局展開がよく分からず。でも、きっとそれがこの作者の良さだろうと納得して読み終われる。
表紙のイラストと色合いがかなり好き。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
え、ここで終わりなの。
そんな印象を抱かせるような、「これって物語のはじまりじゃないの?」と続きを感じさせて終わってしまう短編集ばかりが詰まった不思議な本。
収められている短編も、手を握るとその人の過去・現在・未来が見える女の話だったり、蟋蟀の刺青を持つ老婆の話だったり、他人の背景に何か事物が見える女の話だったりと、おとぎ話のような内容が多い。
語られる内容や雰囲気は好きなんだけど、ここで終わらせなくても!という不完全燃焼さがわだかまった。
この不完全燃焼がブンガクなのかもしれないけど、抽象性を持たせて難解にするのではなく、気持ちのいい結末が欲しかったなぁ。 -
川上弘美とかのうその世界ぽい雰囲気の短編集だったな~~。
オカルトってわけじゃないと思うんだがちょっと不思議、でもヘンにリアルな感触がする日常の恋愛小説…みたいの。
なので個人的にはすきな雰囲気だったな…。 -
短い話の中に風変わりで不思議な生活と恋が詰まってます。
悲しみとほんのりとした可笑しさが混じっていて、独特な空気を醸し出してます。 -
短編集。何が言いたいかわかるようなわからないような。鮫島夫人という話が一番わかりやすくて好き。
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おもしろい
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ハミザべスみたいなものはもう書かないのかな。
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始めて読んだ作家さん。
んー。よくわからない。けど、そこが魅力かと。
寝る前に、一話づつ読んで寝ました。 -
つかみどころのない不思議なお話だった。