星間商事株式会社社史編纂室

著者 :
  • 筑摩書房
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感想 : 481
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  • Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480804204

感想・レビュー・書評

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  • 3月19日読了。

  • おもしろかったです。

  • 独特の世界観での内容であった。

  • 社史編纂室に異動になった幸代。彼女の趣味は同人誌。所謂、隠れ腐女子。力の入らない暇な部署で昼休みに、せっせと原稿をコピーしているところを課長に見られて、思わぬ事態に…。
     のんきな課長を始め、後輩のみっこちゃん、そのみっこちゃんに“ヤリチン先輩”と呼ばれる矢田、とゆるゆるの面々で果たして無事に社史は発行出来るのか。
     同人誌を一緒に発行している女友達との関係や、幸代の趣味を理解してくれているが風来坊な彼氏との将来等、共感出来る部分もあり、面白かったです。

  • 2015年5月17日
    おもしろかった。
    前半はなかなか進まないでやめようかと思ったものの後半は一気読み。裏社史を
    追うスピード感と例え話(同人小説)が興味深い。

  • 社史編纂室。
    誰かがやらないと、でも会社の利益には直接繋がらない部署。
    きれいごとだけでまとめたくない、と考える所がいい。
    仕事と趣味と人生設計、あれこれ悩みながらもこつこつ積み上げてものを作っていく主人公、いいなと思う。

  • わかるわかるわかると思っているうちに読み終えていました。一つの物を協力して作り上げて成果を出すということはとても達成感のあることです。……それがたとえ社史であれ同人誌であれ。みんな同人誌作ればいいよ、そしたら色々分かる、うん。

  • ホンの中にホンがあって・・・・・およぅ~~なんちゅうジャンルの本も読めてよかったような・・・・
    三浦しをん像が一層くっきりしたホンでした。

  • 社史編纂室・・・こんなぬるい部署のある会社があるのだろうか。会社の黒歴史というか秘密にしてもたいして興味も持てず、人物像にしてもそこまで魅力を感じず。
    面白くなるのかなぁと想いながら最後まで読んだのですが、盛り上がる場所も特になく。
    軽快に話は進んでいくし、BLやコミケなんかの話は目新しかったのですが、モヤモヤと読み終えました。

  • 「舟を編む」と「風が強くふいている」だけしか読んでいなければ、きっとびっくりしたと思うけど、「しをんのしおり」を読んでいたので「きっとこれはしをんさんの得意分野」と思いながら時折声を出して笑いながら読了。この方は本当にポケットが多いというか、そのポケットの深さも深いというか・・・なんて魅力的な方なんだろうか、と思う。BL部分も普通に読めた自分もちょっと意外だったけれども(´∀`*)♪とっても面白かった。BL、同人誌、腐女子、社史編纂、恋愛・・・きちんと最後は収まったような、収まってないような?とにかく面白かったです。

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著者プロフィール

1976年東京生まれ。2000年『格闘する者に○』で、デビュー。06年『まほろ駅前多田便利軒』で「直木賞」、12年『舟を編む』で「本屋大賞」、15年『あの家に暮らす四人の女』で「織田作之助賞」、18年『ののはな通信』で「島清恋愛文学賞」19年に「河合隼雄物語賞」、同年『愛なき世界』で「日本植物学会賞特別賞」を受賞する。その他小説に、『風が強く吹いている』『光』『神去なあなあ日常』『きみはポラリス』、エッセイ集に『乙女なげやり』『のっけから失礼します』『好きになってしまいました。』等がある。

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