星間商事株式会社社史編纂室

著者 :
  • 筑摩書房
3.43
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本棚登録 : 2787
感想 : 481
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  • Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480804204

感想・レビュー・書評

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  • うーーーーーん、主人公と彼の関係や、友人との関係などはとても細やかに描けているけれど、余りに突拍子のない設定にちょっと途中白けてしまったか。

  • 映画化は無理としてもテレビドラマ化されたら面白く観れるんじゃないかと思います。

  • しをんさんへの揺るぎない(?)信頼だけを頼みにして無事読了。著者がしをんさんでなかったら無理だったかも・・・?腐女子とかコミケとかこれまで縁のなかった世界を垣間見られた。

  • 今回のマイナーなお仕事は社史編纂。マンガチックなキャラクタ(腐女子)が同人誌作る傍ら、社史を編纂する。

  • 主人公は腐女子だったりコミケなんて
    出てきてカバーとのギャップにびっくり。

    社史編纂部って響きは難しいけど、
    ショムニに当てはめたら想像しやすくて
    さくさく読めた気がする(*'ω'*)

    なんといっても登場人物が魅力的。
    課長は憎めないキャラで可愛い!
    ヤリチン先輩は真のイケメン!
    脇役だけど英里子さんが本当に好きだな、
    あんな目を持った人になりたい。

    最後に出てくる「シングル」ってあれ可愛いなぁ。言い方が。ちょっと頬ゆるんだ。


    次は「舟を編む」読んでみようかな〜。

  • 設定は、ベストセラーになった『舟を編む』に似ている。『舟を編む』は辞典の編集部、そしてこちらは、社史編纂質である。地味な仕事をコツコツやるという意味では似ている。
    無能な課長と、個性的な担当者という意味では、「ショムニ」にも一脈通じるところがある。
    作者が個人的に好きな(エッセイを読むとよく出てくる)「コミケ」の世界も重要な役割を果たす。
    小説の中で登場人物が書く小説もなかなかおもしろい。
    商社のヤミの部分を社史を書く中でみつけてしまう。
    (設定自体は、やや荒唐無稽だが)
    後半は、それぞれの人たちが協力して、社史とそして裏社史ができあがっていく。
    マニアックな内容からして、『舟を編む』のような大ベストセラーにはならないだろうが、個人的には楽しめた作品である。

  • BLとか腐女子とか、まったくわけがわからなかったが、一つ、今流行りの情報ゲット。

  • 同人誌作りこそ人生!? そんな幸代に転機が訪れた。社史編纂の過程で気づいてしまった社の重大秘密。さてどうするか…。爆笑の展開のうちに見える、人生の面白さ。

    作中の細かな表現にはクスッと笑えるのだが、全体を通してはマンガ的過ぎてあまり魅力を感じない作品だった。文庫にもなったのだからそれなりに人気はあったのだろうが、三浦しをんに期待する身には物足りなかった。
    (C)

  • 社史と向かい合う若い世代。
    今だけを見てるとわからないような過去は会社にも個人にもあるんだなー。
    それを活かすか活かさないかは自分次第。

  • 仲間がバラバラのような仲チームワークで社史(裏も表も)を造り編纂してゆく過程が面白い。

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著者プロフィール

1976年東京生まれ。2000年『格闘する者に○』で、デビュー。06年『まほろ駅前多田便利軒』で「直木賞」、12年『舟を編む』で「本屋大賞」、15年『あの家に暮らす四人の女』で「織田作之助賞」、18年『ののはな通信』で「島清恋愛文学賞」19年に「河合隼雄物語賞」、同年『愛なき世界』で「日本植物学会賞特別賞」を受賞する。その他小説に、『風が強く吹いている』『光』『神去なあなあ日常』『きみはポラリス』、エッセイ集に『乙女なげやり』『のっけから失礼します』『好きになってしまいました。』等がある。

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