- Amazon.co.jp ・本 (309ページ)
- / ISBN・EAN: 9784480804310
感想・レビュー・書評
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2018/08/13
ひさびさに森絵都の本(^^)今まで読んでたのは子どもが主人公の本だったけど、今回のは違った
西成も芦屋も三ノ宮も歩いたことあるから読んでてすっと情景が浮かんだ
最初の手紙は大輔くんに宛てたものなのかな?出家した後の彼が気になる。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
資産家の妻=上品なご婦人というイメージを覆すかのように登場した破天荒な彼女。
テンポの良い関西弁の会話、隠された過去、思いがけず広がりを見せる事件など
これはどういうお話なんだろう?彼等はどこに落ち着くんだろう?
先が読めない展開です。読了後は色々な感情がごっちゃになりました。
彼等の幸せを願わずにはいられない。 -
2011年5月20日初版で、今から20年前の話。
阪神淡路大震災、釜ヶ崎、神戸。
関西のディープな部分に触れ、ズキっとするハンデのこと、家族の話、他人同士の繋がりが家族みたいなそれ以上の居場所を作る。作りたい。
大阪に住んでた時とは違う感じ方を、大阪を離れて読んで感じた。客観的に見るのと、現地に住んでて見るのは少し違う感じ方をした。
長編小説、途中で全く飽きずに読めた。森さんすごい。 -
作品の入りから、いい感じです。途中もアレ、そんなシーンあったっけと思わず読み戻ったり。森絵都さんの作品は初めて読みましたが、こんな感じなら、次もという感じです。
後半は読み飛ばしたくなるのを我慢してゴール。描写が丁寧で読みやすいので、何とか、ほな一冊終了です。 -
大阪のあいりん地区の釜ヶ崎で日雇い労働でその日暮らしをしていた礼司。
ある日、大学生の大輔と知り合い小説を書くことになる。
その小説がホテル経営者の目にとまり、小説の依頼がきた。
それは自分の妻の半生を小説にしてもらいたいという奇妙な依頼だった。 -
意図せず22年前の震災の、、、、、
前日に読み終わるなんて! -
森絵都さんのご本は、どんどんイメージが更新されていくようで、わたしにとってはいつも新鮮です。ヒロインの描写、締めくくり方がとても好きでした。