リスペクト ――R・E・S・P・E・C・T (単行本 --)

  • 筑摩書房
3.81
  • (45)
  • (90)
  • (71)
  • (6)
  • (1)
本棚登録 : 1035
感想 : 95
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480815736

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • いまひとつ幸太のノリに共感できなかった保守的なワタシであった…

  •  ブレイディは今話題のブライトンに住んでいるんだよね〜最高❢

     リスペクト❢❢

     弱い者を守らないといけないときに、初めて人は強くなれる。

  • ブレイディみかこさんの著書を読むたびに
    頭をガツンと殴られてたような衝撃を受けます。

  • 読了

  • 本作は英国にて2014年に起きた公営住宅占拠事件を基にしている。何という熱さか! 「敬意」。ストレートに喰らわせてくるタイトルだ。
    背水の陣である彼女たちの熱さにはとてもじゃないが敵わない。
    一人の声が世論を、ひいては世界を動かす。重要なのは「つぶやき」ではなく腹の底からの「咆哮」なのだ。必読の一冊である。

  • こちらもリスペクトされたいものだなど思うことは色々ありますが、他者へのリスペクトを忘れずに生きていこうと思います。

  • ソーシャル・クレンジング、自治体の緊縮財政により住まいを奪われそうなときに、人の手で修繕すればまだ住めるのに空き家にしたままの公営住宅を平和理に占拠し、生きていくための尊厳を訴え認められる過程をリアリティを持って読みました。若いシングルマザーたちに社会運動の押し進め方を教えた支援者たちとの交流が良かったです。

  • ジェイドが父親を思い返すところを読んで、生活保護で生活していることを恥だと自分も周りも思ってしまうおそろしさ、悲しさを感じた。日本にも当てはまると思った。必要な人に必要なものを分けあえる世界になってほしい。
    リスペクトのないところに尊厳はなく、尊厳のないところで、人は生きられないというところに、強く共感した。

  • 英国に住んでいる著者ならではの視点で英国の低所得者への緊縮財政の影響を描いた小説。ロンドンのホームレス用の公共施設で生きているシングルマザーが立ち上げた運動を軸に話しが進んでいき、「自分たちを可哀想な人」としてアピールしたいわけじゃないのにと運動が広くし周知される中で悩むシングルマザーのジェイドと女性ながら日本の新聞社のロンドン支局で働き仕事にも食べ物にも困ったことがない史奈子の対比も面白い。

全95件中 61 - 70件を表示

著者プロフィール

ブレイディ みかこ:ライター、コラムニスト。1965年福岡市生まれ。音楽好きが高じて渡英、96年からブライトン在住。著書に『花の命はノー・フューチャー DELUXE EDITION』『ジンセイハ、オンガクデアル──LIFE IS MUSIC』『オンガクハ、セイジデアル──MUSIC IS POLITICS』(ちくま文庫)、『いまモリッシーを聴くということ』(Pヴァイン)、『子どもたちの階級闘争』(みすず書房)、『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』(新潮文庫)、『他者の靴を履く』(文藝春秋)、『ヨーロッパ・コーリング・リターンズ』(岩波現代文庫)、『両手にトカレフ』(ポプラ社)、『リスペクト――R・E・S・P・E・C・T』(筑摩書房)など多数。

「2023年 『ワイルドサイドをほっつき歩け』 で使われていた紹介文から引用しています。」

ブレイディみかこの作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
川上未映子
町田 そのこ
宇佐見りん
瀬尾 まいこ
瀬尾 まいこ
朝井 リョウ
谷川 俊太郎
町田 そのこ
市川 沙央
凪良 ゆう
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×