リスペクト ――R・E・S・P・E・C・T (単行本 --)

  • 筑摩書房
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本棚登録 : 1035
感想 : 95
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480815736

感想・レビュー・書評

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  • 人に勧めたい本だ。最初の
    『政府や自治体が権力を持っているのは、人々にのためにその力を使うためです。それを使って人を脅かしたり、人々から何かを取り上げるためじゃない』の演説から痺れた。 
    そしてタイトルにもなってるリスペクト。人は誰しも尊厳を持っていて、それを失うことを恐れているし、誰もその人の尊厳を侵すことはしていけない。男性とか女性とか関係なく、そんな当たり前の事を改めて教えて貰えた気がした。
    思うと『容姿』『年齢』『言動』『生活スタイル』など、相手にリスペクトを持たずに勝手に上から目線でのコメントが多いように見受けられる。
    どんな相手にもリスペクトを持ち、自分自身の尊厳を『仕方ない』で諦めないように、自分の中にある薔薇を常に咲かさていきたい。色々噛み締めたい本だった。

  • ロンドンで起きたシングルマザーによる占拠事件がモチーフ。
    シングルマザー家庭へのフォローが十分行き届かないあたりは、日本と同じだなあと思いました。

  • 突然のまったんにびっくり。アレサ・フランクリン聴いたり、サフラジェット、シルビア・パンクハーストに興味沸いたり。刺激的!

  • 913.6/フ

  • 摂南大学図書館OPACへ⇒
    https://opac2.lib.setsunan.ac.jp/webopac/BB50333061

  • いかに自分に正直に生きるかがテーマかな
    能力はあるのに日本のシステムの中に
    埋没して生きる女性
    シングルマザーで住みかを追い出されようになった
    イギリス女性が行政にもの申し
    それは多くの人を巻き込んでついには裁判にも
    勝利し住みかを得る
    待遇はいろいろだったけど
    住みかは個人の尊厳といい
    運動を小さくなってもやり抜いていく
    そんな行動力のある女性達の物語

  • 今回も,読むだけでロンドンに降り立った気分になる程,抜群にイキイキしてて,抜群にカッコよくて爽快で,そして,優しくて,ちょっぴりカッコつけてて不器用で…
    そして何より,地べた這いつくばるほど現実的.
    こんなの,ブレイディみかこその人以外に書けない!
    「地べたからの階級闘争」は日本にも,いつかこの波はやってくると,信じている!

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著者プロフィール

ブレイディ みかこ:ライター、コラムニスト。1965年福岡市生まれ。音楽好きが高じて渡英、96年からブライトン在住。著書に『花の命はノー・フューチャー DELUXE EDITION』『ジンセイハ、オンガクデアル──LIFE IS MUSIC』『オンガクハ、セイジデアル──MUSIC IS POLITICS』(ちくま文庫)、『いまモリッシーを聴くということ』(Pヴァイン)、『子どもたちの階級闘争』(みすず書房)、『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』(新潮文庫)、『他者の靴を履く』(文藝春秋)、『ヨーロッパ・コーリング・リターンズ』(岩波現代文庫)、『両手にトカレフ』(ポプラ社)、『リスペクト――R・E・S・P・E・C・T』(筑摩書房)など多数。

「2023年 『ワイルドサイドをほっつき歩け』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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