考具 ―考えるための道具、持っていますか?

著者 :
  • CCCメディアハウス
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  • / ISBN・EAN: 9784484032054

感想・レビュー・書評

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  • 考えるための道具=考具という考え方。

    正直、この発想がなかった。

    それ故に学び多き1冊でした。

    特に印象に残っている考具は2つ。

    ①情報が頭に入ってくる考具の「カラーバス」。
    ②アイデアが拡がる考具の「マンダラート」。

    意識して使い、モノにしていきたいと思う。


    説明
    内容紹介
    15万部突破のベストセラー!
    WEBクリエイターけんすう氏も激押し!
    「この本だけでアイデアが100倍でるようになりました」

    『ビジネス書完全ガイド』(晋遊舎 完全ガイドシリーズ)
    人生が変わる最強ランキング
    アイデア部門 1位!


    考えるための道具、持ってますか?

    丸腰で、仕事はできない。
    あなたのアタマとカラダを
    『アイデア工場』に変える
    とっておきのシンキング・ツール教えます!

    『カラーバス』、『フォトリーディング』、
    『アイデアスケッチ』、『ポストイット』、
    『マンダラート』、『マインドマップ』、
    『アイデアスケッチ』、
    『ブレーンストーミング』、
    『5W1Hフォーマット』等、
    すぐに使える「考具」が満載!

    【序文より】
    あなたは
    「考えること」「企画すること」が
    仕事ですか?

    今や、ありとあらゆるビジネスマン&ウーマンには
    「考えること」が求められている時代になりました。
    おそらくあなたも何かを考えなきゃいけないなあ・・・と焦って、
    あるいは困っておられるのかもしれません。

    もう一つ質問です。あなたは考えるための『道具』を持っていますか?
    えっ、持っていない・・・・・・?
    それはなぜですか?
    常日頃思うのですが、考えることが仕事なのに、
    そのための道具を持っていない人があまりに多い気がします。
    わたしたちは毎日何かアイデアを考え、企画にして、実行することで対価を得ているのです。
    しかしそのためのインフラ=道具の充実度はあまりに酷い。
    最新鋭機種のパソコンの前にずっと座っていても、何も浮かんできません。

    考えるためにどうすればいいのか?

    誰も教えてくれなかった。
    本当なら電話やパソコンと同じように、
    考えるための道具もあってしかるべきです。

    考えるための道具、あります。
    考えるための道具、
    それを『考具』と呼んでみましょう。

    『考具』はあなたを
    アイデアに溢れた、
    企画型の人間にします。
    『考具』を手にすれば、
    あなたのアタマとカラダが
    「アイデアの貯蔵庫」「企画の工場」に
    変わります。

    今までは考えろ!と言われたことはあっても、
    誰もやり方なんか教えてくれなかったですよね。
    うーむと悩んであれこれ頭の中で“考えて"、
    パソコンでまとめる。
    そんな作業を
    繰り返してきたのではないでしょうか?
    そのやり方、間違いではないです。
    でもシステマチックとは言い難いのは事実。
    ちょっとしたノウハウやツールを使うことで、
    それがものすごく楽になります。

    著者からのコメント
    著者 加藤昌治, 2003/03/31
    この本は「アイデア出しのインストラクター」本です。
    みなさん、こんにちは。
    著者の加藤昌治(かとう・まさはる)です。
    このページまでたどり着いていただき、ありがとうございます。
    以下少々長いですが、わたしがこの本に込めた思いです。
    「あとがき」を立ち読むする感じでご一読いただいてから、ご購入されるかどうか決めてください。
    再度、『考具』本文の中でお会いできることを楽しみにしています。

    『考具』ではアイデアを求めるすべての人たちのお役に立てる「考えるための道具」を紹介しました。
    就職活動に悩む学生さんから経営戦略を考えるエグゼクティブまで。
    どなたにも有効な発見があると自負しています。

    もはやすべての仕事に企画性やアイデアが必要な時代ですが、
    ちまたにある企画・発想本は実は企画書の書き方だったり! 、単なる精神論だったりして
    「で、どーすりゃいいのよ?」という問いにはあまり答えてくれなかったのではないかな…と思っていました。

    またわたし自身もアイデア欠乏症に散々悩みました。
    30過ぎてやっとこ自分なりの方法論を見つけられたなあというところです。

    で、その一連のノウハウを『考具』と題してまとめてみました。

    イメージしているのは「インストラクター本」。

    ダンススタジオやスキーのインストラクターのように、
    「ほら、こうやって身体を動かしてみて!」といった具合で、
    出来る限りの具体的な方法を
    「階段を低く=マネしやすく」して書いてみました。

    飽きっぽい自分でも続いている方法ばかりを紹介しているので
    一般性もあるだろうと思っています。

    その他わたしが実際の仕事で打ち合わせに出しているメモなども掲載しました。
    ご覧になったら「…え? こんなレベルなの、広告会社って?」と思われるかも知れません。

    実例を通じて「ああ、こんなのでいいんだ」と納得・安心(?)していただける内容になっているはずです。

    表紙は、上質なバインダーをイメージしたホワイト。
    私めの“美しい”手書きの文字が踊っております。
    ビジネス本としては珍しいタイプの装丁/ブックデザインです。

    オフィスの机上に、あるいはご自宅のベッド脇やトイレ図書館(!)においてください。
    困ったとき、暇なときに何度も開いてもらえると、その都度ヒントがあるタイプの本です。

    内容(「BOOK」データベースより)
    丸腰で、仕事はできない。あなたのアタマとカラダを『アイデア工場』に変えるとっておきのシンキング・ツール、教えます。
    内容(「MARC」データベースより)
    考えるための道具持っていますか? 丸腰で、仕事はできない。学生からエグゼクティブまで。アイデアが欲しい全ての人へ。あなたのアタマとカラダを「アイデア工場」に変えるとっておきのシンキング・ツールを教えます。
    著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
    加藤/昌治
    1994年(株)博報堂入社。現在同社コーポレートコミュニケーション局勤務。情報環境の改善を通じてクライアントのブランド価値を高めることをミッションとし、マーケティングとマネジメントの両面から課題解決を実現する情報戦略・企画を立案、実施する毎日(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

  • 読んだのはだいぶ前だけど。
    以下気になったところをメモ。
    ●「何を」「どうする」をセットで考える習慣を
    ●自分がああしたい、こうしたいという欲求からデザインは始まる。 「わがまま」とは「我=自我」を「まま=思うまま」にすることである
    →抱いた自分の欲求を周りの人、すなわちデザインしようとしている道具やモノを使う人がどう思うのか、実際のユーザーにとって使いやすいのかどうか、を厳しくチェックする。
    この「思いやり」のステップを踏まないといいデザインは生まれない。
    ●今、目の前にある課題に対して、あなた自身はどうしたいのか?
    ●アイデアは企画の素である。アイデア=企画ではない。アイデアに完璧さは不要。
    ●量が質を生む。
    ●企画とは、予算と準備と時間さえあれば実施できる目処が立つ計画のこと。誰が読んでも見ても理解できるようにしておく。
    ●拡げて絞って、また拡げて絞る。
    ※拡げるときは奔放に。壁があっても無視して拡げる。
    ※絞るときはシンプルに。
    ●カラーバス(色を浴びる)
    朝家を出る前に「今日のラッキーカラー」を決める。
    →「見える」から「見る」へ(一見関係なさそうなものたちが自然に集まってしまう)
    プラスαとして「キーワード」を加える(ちょっとだけ外しておく)
    ●「すり替え」と「言い訳」、そして「ほんの少しの強制力」
    ●人の話を聞く=他の誰かの生活をほんのヒトコマ共有できる
    ●演じてみる。役者のように本当に体を動かしてみたら驚くほどわかる、つかめることがよく起こる。そのままその気になる。
    例)10歳の気持ちになる→しゃがんでみる。
    ●プレゼンの成功=まだ見ぬ世界を説明して納得・共感してもらう。「たとえ話」が共通言語に。
    ●アイデアスケッチ(手書き)こうなったらいいよなぁ、と自分勝手に始める。 形状やシーンを思い浮かべる。
    1枚1案。
    ちょっとの違いを大切に。
    ●「アイデアを出すこと」と「アイデアを選ぶ・判断すること」は別。
    ●連想ゲーム
    →頭の中に仕舞い込まれた言葉を引き出す。
    ●オズボーンのチェックリスト
    (1)転用したら?…現在のままでの新しい使い道は?
    (2)応用したら?…似たものはないか?真似はできないか?
    (3)変更したら?…意味、色、動きや臭い、形を変えたらどうなる?
    (4)拡大したら?…大きくする、長くする、頻度を増やす、時間を延ばすとどうなる?
    (5)縮小したら?…小さくする、短くする、軽くする、圧縮する、短時間にするとどうなる?
    (6)代用したら?…代わりになる人や物は?材料、場所などを代えられないか?
    (7)置換したら?…入れ替えたら、順番を変えたらどうなる?
    (8)逆転したら?…逆さまにしたら?上下左右・役割を反対にしたら?
    (9)結合したら?…合体、混ぜる、合わせたらどうなる?
    ●ブレーンストーミング
    ◆ルール
    (1)他人の発言を批判しない。
    (2)自由奔放な発言を歓迎する。夢物語でもよい。
    (3)質より量を求める。
    (4)他人のアイデアに便乗する。
    ◆秘訣
    (1)焦点を明確にする。
    (2)遊び心のあるルール。
    (3)アイデアを数える。
    (4)力を蓄積し、ジャンプする。
    (5)場所は記憶を呼び覚ます。
    (6)精神の筋肉をストレッチする。
    (7)身体を使う。
    ×どっちのアイデアがいいのか。
    ○相手のアイデアをジャンプ台にして自分がどれだけアイデアを付け加えられるか。
    ●「絵にならないもの」は企画として成立しない。プレゼンしているあなたがイメージできないのに、話を聞いただけの相手が想像図を頭の中でうまく結べるはずがない。 できるだけ細かく細かく、丁寧に想像。
    ●原稿→読んだ人がビジュアライズできるかどうか。
    ●思いついたアイデアは、誰かに話す。
    ●「問いかけ方」を変えてみる。与えられた課題を変えてみる、ずらしてみる。
    ●集めた情報を見返す仕組みやタイミングをどうするか。
    ●「私は○○○に考える人」の○○○を埋める。

  • これで、大友選手かつかってる
    チャートを知りました。

  • ずーーーっと、考え方がわからなくて苦悩していたのでHOWTOを教えてくれる本書は完全に教科書となった。

  • 考える仕事をするのに「考える道具」を持っていない人が多い。

    まずは「何を(What)」「どうするか(How)」考える。その後、アイデアを「拡げる→絞る」。どんなつまらないアイデアでも量が質を生んでいく(アイデアは食材、企画は料理)。←アイデアだけでは人に見せられない。企画になって初めて人に振る舞える。


    本書のヒット内容ベスト3

    ♦︎情報収集(インプット)の考具
    ①カラーバス
    ②ちょいメモ
    ③七色インコ
    ④新聞記者

    ♦︎アイデアを拡げる(アウトプット①)考具
    ①マンダラート
    ②マインドマップ
    ③ポストイット
    ④オズボーンのチェックリスト
    ⑤ブレーンストーミング

    ♦︎アイデアを収束する(アウトプット②)考具
    ①5W1Hフォーマット
    ②タイトル
    ③ビジュアライズ
    ④マンダラート


    「考具」は使って初めて使い方が分かってくる。本を読んで「分かった」で終わる人も同じ。「分かった」ことを実行できるかどうかが大切。

  • 少しだけ新しくしても、十分新しい。

    なにかを新しくしようとして
    誰からも求められてないものを、考えついてしまったりしてしまうことがある。

    アイデアを生み出すための、組み合わせの基本パターンなど

    『考えるための考え方』
    を教えてくれる。

    考える必要がある人に、役に立つ。

  • かなり実践的で、アイデア出しをする時にはかならず参考にする本です。

  • 色を決めて世間を見るというのは自分にはない新しい視点でした。
    もう一回読み返したい。

  • 2012年7月14日のブログより。 
    http://jqut.blog98.fc2.com/blog-entry-1671.html

    慶應義塾大学丸の内シティキャンパスで開催されている「ラーニングイノベーション論」。私は3年前に第1期生として参加しましたが、今、第4期が走っています。この学びの場、どんどんOBからスピンオフ企画が生まれてきます。一連のセッションが終わっても、おそらく永遠に終わらないコースなのです。ということで、今月は現役生の第4期の方が新たな企画をしてくださいます。7月28日に開催予定なのですが、そのワークショップにお招きするのが、本書の著者の加藤昌治氏、ということで事前に著作を読ませていただきました。

    「考具」というのは「考えるための道具」を意味する造語です。

    かくも私たちの仕事が「考える」ことを求められるようになっているにも関わらず、そのための「道具」というものには確かにあまりフォーカスされて来なかったといえます。本書が書かれたのは今から9年前の2003年、この9年間で「考えること」に道具(ツール)が必要だという感覚はかなり(本書の貢献もあり)拡がってきているとは思いますが、2003年当時では「考えるための道具」という発想は今よりもさらに存在していなかったはずです。本書はそんな時代に書かれた、著者の実践論からくる「考具」紹介になります。

    さまざまな「考具」も参考になったのですが、私が一番「なるほど」と感じたのは、実は第1章の「アイデア」についての一連のお話です。

    まず、インダストリアル・デザイナーである川崎和夫氏が語ったデザインについての話を引用されます。

    『最初に自分がああしたい、こうしたい、という欲求からデザインは始まるんだと川崎さんは考えています。「わがまま」とは「我=自我」を「まま=思うまま」にすることである、とも。そしてデザイナーは、抱いた自分の欲求を周りの人、すなわちデザインをしようとしている道具やモノを使う人がどう思うのか、実際のユーザーにとって使いやすいのかどうか、を厳しくチェックする。この「思いやり」のステップを踏まないといいデザインは生まれない、と主張されています』。(P23)

    そう、何よりも大切なのは、
    『今、目の前にある課題に対して、あなた自身はどうしたいのか?』
    という問です。確かにこの発想なくして熱意と迫力のある企画は生まれるわけがありません。これは、私たちの仕事すべてにいえることです。川崎氏のいうデザインというところを「人事制度」にしてもいいです、「能力開発体系」にしてもいいです。人事の仕事だって、皆、同じことです。

    どうしても問題解決的な目線から仕事に入ってしまいがちな私たちを振り返ると、『最初から周りがどうの、状況がどうの、と条件づけから始まる会議や打ち合わせが多いのではないでしょうか?』(P24)という疑問が確かに出てきます。状況分析を仔細に事前にしてしまい、がんじがらみになったりしていませんか?。関係者へのヒヤリングを多くし過ぎて動きが取れなくなっていませんか。それらはもちろん必要なことです。そう「思いやり」として。

    でも、最初に「わがまま」な時間が必要です。自分が何をやりたいのか、何が必要だと本当に考えているのか、そこをピュアに自分につきつける必要があります。そして、企画を練り続ける中で様々な「思いやり」を入れていくのです。さっそく、この発想を来週の人事内会議に適用してみたいと思います。実は、今日参加した営業戦略会議の中で、これと少しシンクロする概念をもらいました。それらを融合させて、新しい仕事の進め方を考えてみるつもりです。

    そしてもう1つ、第1章の「アイデア」についての話の中で心に残ったことがあります。

    『アイデアとは既存の要素の新しい組み合わせ以外の何ものでもない』(ジェームス・ウェブ・ヤング著「アイデアの作り方」より)

    なるほど、私たちは「アイデアを出せ」といわれると無から何かの物質を生み出すかの如く、新奇性、まったく新しいものを求められているように思ってしまいます。そして、その結果もがき苦しみ続けることになります。でも「既存の要素の新しい組み合わせ」なのであれば、何となく手が届きそうです。いかに既存の要素を集めるか、いかにそれらを組み合わせて価値を生み出すか、の勝負になります。

    でも、先の短文にはもう1つ曲者の言葉があります。それは「新しい組み合わせ」です。そう、既存の要素を組み合わせて「既存の組み合わせ」を作っても、それは確かにアイデアとはいえないでしょう。じゃ「新しい」って何でしょう。世の中にかつて存在しなかったようなものを生まなければ「新しい」とは呼べないのでしょうか。これはまたものすごいハードルです。

    ここでも著者は、違った見方をしています。私たちビジネスパーソンが日々の真剣な業務の中で必要としているのは、大発明家でも大発見家でもありません。業務に役立つ実践的なアイデア・企画なわけです。自社のビジネスに役立たせることができれば成功です。その意味では「自社にとって」新しければ、それは「新しい」のだと著者はとらえているのです。
    この「新しい」によって、私たちは多くのイノベーションを成し遂げてきました。ある産業では既に適用されている思想・技術などを他の産業に「新しい」ものとして導入することに劇的なビジネス上の成功を呼ぶ、そんな例は数多くのあるのではないでしょうか。他社のやり方や技術を自社なりのオリジナリティを交えて導入し、本家を凌ぐシェアを得たという企業も数多くあります。少しでもいいから、自分たちにとって新しければそれは「新しい」といえるわけです。こう考えると、私たちの周囲はアイデアの素の宝庫になります。

    私たちが組織で仕事をするにあたっての存在意義は、昨日よりも今日、何か自組織にとってプラスになる「新しい」価値を提供できたかどうかにあると私は思っています。そのために明日からも「既存の要素の新しい組み合わせ」作りを愉しく必死に続けたいと思います。

  • 自分で枠を決めずとりあえずあんを出しまくる。案の先っちょにアイデアが生まれるのである。
    誰かの立場にたってみる。カラーバス効果を使ってみる。現場を知る。調べつくす。そうやってインプットをして一気に出す。
    出すときに使うのが本書で言う考具という思考方法の数々。
    そのなかでもマンダラートは使えると思った。アイデアは芋づる式に出てくることが可視化できる。
    マンダラートをもっと自由にしてモノがマインドマップ。制約が無い分どんどん広げられる。これは常日頃使っていたが、マンダラートで強制的に数を出すことに慣れてからにしたほうがいい気がした。

    出たアイデアは最後に企画へ。
    企画書に落とせなかったら意味がない。自分の中でビジュアライズし、5W1Hをしっかり踏まえること。
    読む人がビジュアライズできるシンプルな企画書へ。

  • 転用したら?>>現在のままでの新しい使い道は?
    応用したら?>>似たものはないか?真似はできないか?
    変更したら?>>意味、色、動きや匂い、形を変えたらどうなる?
    拡大したら?>>大きくする、長くする、頻度を増やす、
               時間を伸ばすとどうなる?
    縮小したら?>>小さくする、短くする、軽くする、圧縮する、
               短時間にするとどうなるか?
    代用したら?>>代わりになる人や物は?
               材料・場所などを変えられないか?
    置換したら?>>入れ替えたら、順番を変えたらどうなる?
    逆転したら?>>逆さまにしたら?上下左右・役割を反対にしたら?
    結合したら?>>合体・混ぜる・合わせたらどうなる?

  • 職種や業種を問わず、すべての“考える人”の参考になる本。
    「アイデアとは既存の要素の新しい組み合わせ以外の何ものでもない(p25)」の定義は私たちの“考える気持ち”を楽にしてくれる。

    「情報が集まる集めるための考具」として、カラーバス、「七色インコ」、マインドマップ、オズボーンのチェックリスト、ビジュアライズなどなど具体的に示されている。
    自分なりにいろいろ試し、「とにかくアウトプットし続け」たい(p195)。

    また、これだけのノウハウを提供し広告会社に勤務する著者は、最後に「みなさんとアイデア&企画競争ができる日はいつでしょう?」と読者に呼びかけている。
    なかなかできないことだが、これが新しい社会なのだと思った。

  • アイデアの出し方が広がりました

  • 物事の考え方の基本からいろいろ方法が書かれている。
    知っているのと知らないのでは全く違うと思います。

  • アイデアを出すための道具、持ってますか?がコンセプト。アイデアとは全くの無から生まれるのではなく、既存のアイデアの子息演算から生まれる。だからこそ、アイデアを出すための各自の道具を持とう!という本。
    脳を強制的にアウトプットモードにさせる方法、とでも言えよう。個人的に居は以下の5つが参考になりますた。

    1.カラーバス:見えるから見る、へ。
    色:赤色を意識して見る。形状。
    位置:天井を意識して見る。音。匂い、手触り。
    場所:デパート、本屋で実行する。 

    2.七色いんこ
    相手になりきれ。10歳の子供なら140cmにしゃがめ!
    考えるには、実際に体を動かしてみる発想も含まれるのである。

    3.マンダラート
    3×3のマトリックスの真ん中にテーマを、残りの8個に解答を書く。

    4.オズボーンのチェックリスト
    転用したら?>>現在のままでの新しい使い道は?
    応用したら?>>似たものはないか?真似はできないか?
    変更したら?>>意味、色、動きや匂い、形を変えたらどうなる?
    拡大したら?>>大きくする、長くする、頻度を増やす、時間を伸ばすとどうなる?
    縮小したら?>>小さくする、短くする、軽くする、圧縮する、短時間にするとどうなる?
    代用したら?>>代わりになる人や物は?材料、場所などを代えられないか?
    置換したら?>>入替えたら、順番を変えたらどうなる?
    逆転したら?>>逆さまにしたら?上下左右・役割を反対にしたら?
    統合したら?>>合体、混ぜる、合わせたらどうなる?

    5.5W1H

  • ゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。.. れもん ..。.:*・゚

    1.学んだこと

    私がこの本から特に学んだことは、次の3点についてです。

    ①アイデアを出す方法

    ・カラーバス
    ・ちょいメモ
    ・アイデアスケッチ
    ・ポストイット
    ・マンダラート
    ・マインドマップ
    ・連想ゲーム
    ・ブレーンストーミング
    など

    自分にあった方法で、気分に合わせて、
    いろいろ使うのが良いのではないかと思いました。

    ②企画のアウトラインを固めるには「5W1H」のつぶやきで!

    WHAT  何をやるか?
    WHY   なぜやるのか?
    WHO   誰が?
    WHERE どこで?
    WHEN   いつ?
    HOW   どうやって?

    この質問につぶやきで返していきます。
    会話のようにつっこむ感じで、気軽にまずは答えていきましょう。

    その次に、この項目ごとに整理して、箇条書きにしていきます。

    ③アイデアを企画に落とし込む

    ・タイトル    企画の名前と売り文句
    ・何の企画? [WHO]×[WHAT]
    ・効果は?   [WHY]
    ・方法は?   [HOW]×[WHEN]×[WHERE]

    5W1Hを押さえて、読んだ人がイメージできるように
    1枚の紙に企画を立てていきます。


    2.心に残った一言

    「夢見るチカラ、カタチにするチカラ」
    「夢」、自分のやりたいことが、[WHAT]、その夢を実現した「カタチ」が[HOW]。
    アイデアや企画を考えるだけでは不十分で、現実の業務というカタチにするまで、やる。

    あなたがいなければ生まれなかった「夢」を企画としてアウトプットしてください。
    そしてその企画を「カタチ」にして、この世の中に生み出してあげてください。

    3.作者に向けたコメント

    アイデアを企画にしていくところまで、具体的に例が記載されているので、大変わかりやすかったです。

    加藤さんが作られた企画書をもっとたくさん見てみたいです。
    図解のような形で企画書集を出されても、
    社内で通る企画書作りをしたいと考えられている方は
    購入されるのではないかと思いました。

    素敵なアイデアを企画に落とし込む本を出版していただき、
    ありがとうございました。

    ゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。.. れもん ..。.:*・゚

  • 脳のOSとしての、考えるための道具
    Mandal-Art を 使い方含めてわかりやすい。

    紙の正方形のポストイットに
    手書きする
    そうして、手を身体を動かすことで、
    頭が回りだす。

    問いかけを変えていく
    イメージできるようになるまで

  • アイデアとは既存の要素の新しい組み合わせ以外何ものでもない。まずはわがままに。

    カラーバスで目に入るものからアンテナを磨く
    七色いんこで当事者目線で体験してみる
    オズボーンのチェックリスト
    ・転用したら?
    ・応用したら?
    ・変更したら?
    ・拡大したら?
    ・縮小したら?
    ・代用したら?
    ・置換したら?
    ・逆転したら?
    ・結合したら?

    思考法など生成AIと組み合わせでやればさらにパフォーマンスが向上しそう

  • アイデアを出すときには参考にしたいと思った。
    マンダラートって使えるかと思ったけど、実際にやってみると、罫線引くのめんどくさかったので、あまり続きそうにないかもしれない。
    忘れないように定期的に見直したい。

  • わかりやすく教えてくれて有難うございます!
    さぁこれからやるか、やらぬか。
    孝具を取り入れて生活するには、まず意識して行動。早速メモ、ポストイット。

著者プロフィール

加藤 昌治:
作家/広告会社勤務
大阪府出身。千葉県立千葉髙等学校卒。1994年大手広告会社入社。情報環境の改善を通じてクライアントのブランド価値を高めることをミッションとし、マーケティングとマネジメントの両面から課題解決を実現する情報戦略・企画の立案、実施を担当。著書に『考具』(CCCメディアハウス、2003年)、『発想法の使い方』(日経文庫、2015年)、『チームで考える「アイデア会議」考具応用編』(CCCメディアハウス、2017年)、『アイデアはどこからやってくるのか 考具基礎編』(CCCメディアハウス、2017年)、ナビゲーターを務めた『アイデア・バイブル』(ダイヤモンド社、2012年)がある。

「2021年 『仕事人生あんちょこ辞典』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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