- Amazon.co.jp ・本 (290ページ)
- / ISBN・EAN: 9784488443139
感想・レビュー・書評
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短編集。裏染妹と仙堂娘がなかなかいいコンビで面白かった。このコンビだけで1冊読んでみたいかも。針宮のピュアなところも良かった。天使たちの残暑見舞い……扉絵がけしからん!(笑)ちょっとドキッとした。
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・楽しい短編集。殺人も起きないし、青春ものの王道っぽい
・シリーズのキャラものとして楽しめる。主人公が一番「謎」か?
・学食のやつとか、ありえない気もするけどな -
短編ミステリ集。
ユーモアに富んでいて面白い。
日常の謎をロジカルシンキング。
いつもと違う人物の視点や裏染妹が探偵役の話など、いつもと違う味わいを楽しめる。 -
裏染シリーズの短編集。今回は全部日常の謎。
『針宮理恵子のサードインパクト』は青春小説としても良かった。早乙女くんの気持ちとかシンクロするとこあって少し泣いた。
全体的に百合味が高い。鏡華ちゃん、君学校ではそんなキャラなの。
あと、思ってたほどお父さんとの仲悪くないのでは……逆に謎が深まる。 -
イチオシ若手ミステリ作家の高校生探偵シリーズは、短編集も何気におもしろい。日常の小ネタだけどバリエーションは豊富。わりと好きだったのは、学食トレー置き去り犯を推理する「もう一色選べる丼」と女子二人が教室から消失した謎を解く「天使たちの残暑見舞い」。
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2017年9月7日読了。
2017年56冊目。 -
短編集。水族館やら体育館と繋がってる話もありますが、ネタバレにはなってない絶妙なさじ加減(笑)
著者の他のシリーズと比較して外連味が物足りないと思ってしまうのは、学園が舞台だからか。毎度思わぬ方向への推理の転換があって面白かったです。 -
前から気になっていた作家。長編は『体育館の殺人』も『図書館の殺人』も積読状態。
今回は短編集ということで、先にこちらから読むことにする。作中で前作のエピソードに触れられている箇所があるけど、ネタバレという感じではないので気にしないことにする。
内容は殺人の起こらない、日常の謎系。返却されなかったどんぶりの謎に、おつりがすべて五十円玉な祭り、密室からの百合カップル消失の謎など、登場人物のコミカルな性格と相まって、ユーモアのある作風となっている。
想像していたよりも軽いタッチだったこともあって、長編の方も肩ひじを張らずに気楽な感じで読んでみようと思う。 -
<英語タイトルの色が消えた?>
なんど単行本を買おうか逡巡したか覚えていない.
ようやく,ようやく文庫化したのですぐ購入.
「もう一色選べる丼」と「風ヶ丘五十円玉祭りの謎」は読みながら推理してみたけれど,見事に外れた...。
「針宮理恵子のサードインパクト」がもっとも「!!!」と驚きと感心.学生・学校ならでは.
「おまけ」も本編かというほど濃い(キャラが).
『図書館の殺人』を先に読んでいたので,図書委員長ちゃんこの短編集からでてたの?!というか事件自体がほのめかされている!と,そうした点でも驚きの一冊.