- Amazon.co.jp ・本 (189ページ)
- / ISBN・EAN: 9784492044612
感想・レビュー・書評
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資料の作成に役立つと感じた。
仕事の時、横に置いておけば役立ちそう。
資料、ドキュメント作りでいいものが作れそうです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
魅力的な資料を作るためには:
第1に「意義」がわかること→おもてなしの心:①目的②ターゲット③メッセージ
第2に「意味」がわかること→テクニック:④構成⑤質⑥量⑦ビジュアル
①目的
・どんな行動をとってもらいたいか
・そのために何を理解してもらいたいか
・そのためにどのような状態にすべきか。
②ターゲット
・目的を考えたら、一回頭を真っ白にして相手について考える。
・相手のことを、タテ(時系列)やヨコ(周辺環境)で人物像として把握する。
・相手の視座・視野・視点をもち、さらにそれを拡げてみる。
③メッセージとは主張+根拠
・相手の状態は:
不信→不急→不経済→不安
それぞれに対して、
これはなになのか、なぜいま必要なのか、なぜ必要か、なぜわたしたちなのか、を説明していく。
④構成
・内容面のレベルを一貫させる。
・パワポ画面は、左右対称、視線の流れ、余白を意識する。
⑤質
・使う言葉の意味を真剣に考える。バズワードに警戒する。
・具体化して考える。
・タイトルや見出しと内容の食い違いをなくす。
⑥量
・文章→箇条書き→キーワード→チャートのように減らしていく。
⑦ビジュアル
(1)ビジュアルオブジェクト:表、グラフ、チャート
・数字のフォントはarial
・オリジナルで造りたい場合:まずメッセージを体系化する。次にキーワードを選定する。次にそれらの関係性を設定する。そして作成する。
(2)ビジュアルエフェクト:カラー、イラスト、アニメーション
*グーグルのデザインガイドライン10カ条は参考になる。 -
資料作成の構成を料理のたとえを用いながら説明している。チャートのサンプルを是非確認したい。おもてなしの心、相手のことを考えた資料が大切なことがわかった。
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この類のものは“読んではイケナイ”とわかってはいるのだけど、オフィス街の勤務地近所の本屋さんにはかれこれ3か月近く平積みされているもんだから、仕方ない、買って読んでみた。
大方の予想どおり、いわゆる「ハウツー本」の類だった。新しい気付きというよりも、モノの考え方・整理の仕方が再確認できた。これからものを考えるときにはもう少々冷静に、かつ論理的に思考していきたいと思う。
コンサル屋さんっぽい、ロジックツリーになぞったものの考え方を知るにはいい1冊だ。 -
資料作成のガイドブック。
資料作りというとついつい見せ方に気が向いてしまうことが多いが、何よりその前提として、「目的」「ターゲット」「メッセージ」を徹底的に練りこむことが大事であるというのが主張。
その部分を可能な限りフォーマット化しようとしているのが本書の特徴か。
簡潔にエッセンスだけ書いてあるので、まさに座右に置いて資料作りの際に参照しながら使うタイプの本。 -
仕事でパワポ資料を作ることが多くなったので勉強のために買った。
パワポのイロハは大学院時代に習ったつもりだけど、社会で求められるものは全く観点が違ったりする。
今までは最初から資料を作ろうとしてかなり時間を掛けてきてしまったけど、これからは机上で鉛筆を使って考える時間をたくさん取りたい。
おもてなしの心 -
資料作成ノウハウ、レビュー方法について記載した本。
他の本とそれほど変わらず、
いきなりパワポを利用せず紙ベースで構想を練ってから、
パワポに向かえと書いています。
当たり前のことしか書いていませんが、
実践するのは、簡単そうでなかなか難しい。
自分も資料作成は苦手なほうなので、
都度本書を見直すようにしたい。
書いている内容は分かりやすかったと思う。
資料作成を料理にたとえていて、
料理上達になぞらえ、良い資料をたくさん見るように!
との記載があった。
SEと比べてコンサルの資料作成能力は高いというが、
それも質の高い資料を見る機会が多いからと思うと、
なんとなく腹に落ちた。 -
【資料】何も言葉で説明する事なく、相手に納得してもらえる事。これが、資料を作成するときの究極のゴールであると著者はいう。資料作成の指導を行ってきた著者が、相手に分かりやすい資料を作成するためのエッセンスを体系的にまとめたのが本書である。伝える技術に関してはパワポでの伝わりやすい資料の作り方など、いわゆる「見せる」技術に焦点が置かれがちだが、本書ではそもそも「分かる」とは何か?ということから話が始まる。分かるには二つの段階があり、それは「意味」と「意義」とで分けられている。「意味」が分かるとは、相手の伝えたい事がすんなりと自分の頭の中に入る状態、「意義」が分かるとは、相手の主張が腑に落ち、自分からアクションを起こそうと思える段階のことを指す。この二つの「分かる」状態をどのようにしたら作り上げて行く事ができるか。ここについての著者のこだわりがものすごい。実際に自分が過去に作成した資料を見ながら、本書を読んでいくのがいい練習になるかと思う。資料として自分の本棚に置いておくべき一冊かもしれない。