マーケターのように生きろ: 「あなたが必要だ」と言われ続ける人の思考と行動

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  • 東洋経済新報社
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  • Amazon.co.jp ・本 (290ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784492046852

感想・レビュー・書評

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  • 《要点》
    ・What to say(何を言うか)だけでなく、How to say(どう言うか、伝え方)まで心を配ることで人の心や行動を変えることができる
    ・「実利価値」「評判価値」「保証価値」「共感価値」という4つの価値の象限がある。どの価値を提供しているのか認識することが大切
    ・知名度6割、印象3割、実力1割 ←選ばれる決め手となる要素の重要度(全て必要なのは前提条件)

    《総括》
    常に相手からスタートするというマーケティングの基本的な考え方をもとに、これからの自分の生き方の指針の参考になった。相手の役に立つ、そのアプローチの仕方、意識するべき点を学ぶことができた。

  • 第一版の表紙の帯にあった、「何者でもない自分」という言葉が、どうしても気になって読んでみた。

    自分に足りなかった姿勢を教えてくれた本。

    • サーシャさん
      第一版の表紙の帯にあった、
      「何者でもない自分」という言葉が、どうしても気になって読んでみた。

      自分に足りなかった姿勢を教えてくれた本
      第一版の表紙の帯にあった、
      「何者でもない自分」という言葉が、どうしても気になって読んでみた。

      自分に足りなかった姿勢を教えてくれた本
      2022/01/04
  • 著書の井上さんは、「自分は特別じゃない」と思っている人こそ、「マーケターのように生きる」ことを推奨しています。

    ・How to say と What to say の考え方
    ・市場の定義→価値の定義→価値を作り出す→価値を伝える
    ・価値の4象限(p.142)
    ・相手に気持ちよく自分のことを話して貰えるように、「良い聞き手に」なろう
    ・人生は配られたカードで勝負するしかない→何のカードが配られるかは人それぞれだが、何を選ぶかは自分次第→迷ったら少しでも人に貢献できる方を選ぼう
    ・嫌なことからは逃げても良いが、心地の悪いことからは逃げない

  • 相手の役に立つという目線で物事を考えることが大前提。自分自身を高める、クオリティを磨くことができて初めて良い価値を提供できる。
    それが出来ない人はアピールくそ野郎

    価値の4象限を理解して思考すると良さそう。
    自身のキャリアもマーケ思考で考える、その指南も書かれている本

  • 言われてみるとそうだなと思うことが多かった

    商品価値は実利が第一だと考えていたので、ブランド物に価値を見出している人の考え方に触れられて面白かった

    ブランド品の値段の決め方が気になった
    あまりのも高い商品は原価と加工費の上にどういった基準で金額を上乗せして販売しているのだろうか

  • 【貢献を第一に考える】
    仕事の成長は、実務経験や上司からのアドバイスが大きく割合を占める。それらを得るためには組織への貢献が必要である。貢献により手元の選択肢は増えていき、チャンスも生まれる。“計画的な偶然”がこれに当たる。

    ・主張に大事なのは伝え方
    相手の心を開かせるにはどうすれば良いか?

    ・誰もが「自分」という商品のマーケター
    営業、組織構築など角度を変えながら活躍できる市場を見つける。

    ・価値は実利、評判、保証、共感の4つ。
    相手に与えられる価値が何か当てはめてみる。

    ・“覚えてもらう”と“好きになってもらう”を同時に。
    自己紹介にも便利。

    ・他の人が手を挙げないのはチャンス。
    フットワーク軽く、機会を得ていこう。

  • 「最終的に相手の役に立つため」

    最近、仕事が上手くいかないのは、この視点が欠けていたからかも。

    自分は一生懸命やってるのに。
    なんで言われなきゃならない、結果が出ない。

    自分、自分、自分の袋小路にハマってる。

    もっと俯瞰して物事を見てみよ。

  • マーケティングの技術を生き方に活かすとこうとしている本。
    マーケティングの四つの段階については なんとなく知ってるようやったけど全然知らんかった。 特に価値の四つの種類は日常でも考えたいなぁと思う。
    自分の仕事に活かせそうなことは結構あったけどまだまだ読み込んで自分の中に落とし込まないといけないなぁと思う。

  • 備忘録

    ・マーケティング活動とは
    価値を創りそれを伝え、交換し届けるまでをデザインする
    ↓上記を達成するためのプロセスとして、
    1.市場を定義する
    2.価値を定義する
    3.価値を創り出す
    4.価値を伝える

    ・前提
    マーケターのように生きる思想の1つとして、
    what to sayとhow to say を磨く。
    何を伝えるだけに軸足を置かず、どう伝えるかも重要なコミニュケーション。

    ・ステップ1 市場を定義する
    価値は提供する相手により変容するためまず市場定義が重要
    市場定義は、提供する「人の集団」を見立てる。
    ではどう分類するか?
    ありきたりなのはデモグラフィックと呼ばれる年代性別だが、ジオグラフィックのような居住地域やサイコグラフィックのような趣味嗜好。
    この切り口は重要。

    市場定義後に、有望性を評価する。
    市場規模、成長性、競合環境、関連性、シナジー

    ・ステップ2 価値を定義する
    相手を決めた後にその相手が何を求めているかを知る。
    価値にはどんな種類があるのかという知識とそれを引き出すための対話技術を駆使してインサイトを見つける。
    価値の4象限(これは特に面白い、実際の生き方でも役立てそう)。
    縦軸を顕在的か潜在的か、横軸を機能的か情緒的かで設定し、
    実利価値(機能的で顕在的) いま役に立つ
    保証価値(機能的で潜在的)何かあった時に役に立つ
    評判価値(情緒的で顕在的)アクセサリーのように意味がある
    共感価値(情緒的で潜在的)おまもりのように意味がある

    実利価値のみで人材の価値を判断するのはイケてない。なんか安心感があるみたいな保証価値など複数の価値で人材価値は判断すべき。

    この考え方を上司からのメッセージに例えると、
    場面上、機能的な価値を刺激する(評価、成長)メッセージよりも情緒的な価値(頼む力を貸してくれ)の方が特に若手は刺さりそう。

    ・ステップ3 価値を創り出す
    価値を定義しただけの絵に描いた餅で終わらせず、価値のレシピを知り相手との対話で創り出していく。
    現代は、いいものを作る(機能、品質)が重視される時代は過ぎて評判価値や共感価値になった。
    価値の創り方で重要なフレームワークは6P。
    従来の4P+プロポジション(主張)・パック(外観)
    例えば、しきじは品質で神楽坂の個室サウナは切り口(主張)。
    これらの機能品質、主張、外観を組み合わせを創りまずはコンセプトを作り上げていく。

    ・ステップ4 価値を伝える
    どんなにいいものでも伝えないと意味がない。
    価値を伝えるステップは、
    覚えてもらう
    好きになってもらう
    選んでもらう

    1.覚えてもらう
    こちらもステップがあり、繰り返し伝える→当事者意識を持ってもらう→心を動かす
    覚えてもらうための広告表現(クリエイティブ)も重視。
    2.好きになってもらう
    これも覚えてもらうと同じステップ。そのため覚えてもらうのと好きになってもらうのは同時にやる。
    3.選んでもらう
    これは近くまで届ける→価値を知ってもらう→付加価値をつける。
    近くまで届ける:配荷率や数
    価値を知ってもらう:〇〇オイル配合だから潤いしっかりキープ
    付加価値をつける:セールスプロモ

    価値を伝えるを仕事に生かすと、
    出世するためには自分の価値を伝えるのがグローバル企業ではマスト。
    ポイントはPIE(パイ)と呼ばれる、
    パフォーマンス(仕事の実力)
    イメージ(印象)
    エクスポージャー(どれだけ目立っているか)
    重要な割合は、
    実力1、印象3、どれだけ目立っているか6
    用はどれだけいいモノでも理解してないと意味がない。
    そのための常套手段は話題になること。

  • 相手の行動を変えたいなら「理解」する伝え方ではなくて相手が将来の事などを想像して「腹落ち」できる伝え方をしなければ意味がない。

    色んな人にインタビューすることによって「仮説」がたくさん生み出せる。多くの情報をインプットする

    相手の期待を考えて、相手の役に立つ事を意識する。

    雑談で相手が重要視する「価値」を聞き出す

    仕事で出世するにはPIEの法則というものがある。
    ・P 仕事の実力 1
    ・I 印象    3
    ・E どれだけ目立っているか 6

    仕事が出来る人と思われたいなら、良い意味で目立つこと。

    人の思考や行動に関する事よりもマーケティングに関する内容が多かったので期待ハズレだった。

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著者プロフィール

早稲田大学英文学専修卒業後、早稲田大学文学研究科仏文専修で修士課程修了。『捨てる英語勉強法ネイティブ英語は海外ドラマで学ぶ』(三修社)、『捨てる英語、拾う英語』(クロスメディア・パブリッシング刊)がある。

「2011年 『iPhone&iPadで英語をモノにする!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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