- Amazon.co.jp ・本 (369ページ)
- / ISBN・EAN: 9784532171148
感想・レビュー・書評
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只今、石川県に長期出張中なので、七尾の人と言えば...と思い読んでみました。
活動のほとんどは京・大坂なのね♪詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
自分を見失わずに生きるのは難しい。
自分のしたいことを間違えずにするのは難しい。
それでもやりたいと叫ぶのも難しい。
ただ自分を信じることも難しい。
側に居てくれる人を大切にすることも難しい。
でも信じて叫んで、間違えても足掻いて、命をかけて生きる。
そんな話。 -
桃山学院大学附属図書館蔵書検索OPACへ↓
https://indus.andrew.ac.jp/opac/volume/786707 -
▼福岡県立大学附属図書館の所蔵はこちらです
https://library.fukuoka-pu.ac.jp/opac/volume/163133 -
壁にぶち当たるとぼろぼろになるまで思い悩み、きっかけを得て克服、一回り大きく成長する、というパターンを上巻、下巻で何度か目にした。そのあたりがワンパターンに感じた。
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狩野派のこちらへ迫ってくる画風と、長谷川派の奥へ奥へ誘われる画風の対比。人生の対比。
粘り強く自分には厳しいのに、夕姫と兄に弱い、めちゃめちゃ弱い。そこ、ダメ夫・ダメ親父に見える。息子の久蔵、出来すぎた息子!早くに亡くなってしまって…。業の深さ故に、自分に厳しく心も研鑽して松林図屏風に行き着いたこと。
等伯の、松林図屏風はレプリカを見たことがあるだけだけれど、引き込まれるような、分け入っていけそうな、しんとした包容、空気を感じた。今度本物も見たい。涅槃図などもググりながら読んだ。
清子さんの「すみません、業が深くて」に深い愛情と信頼を感じる。 -
なかなかの大作。
狩野派との確執が高まり、久蔵の死を迎え、松林図へと向かう様子が描かれる。
ちょっと重く感じた。 -
絵師の物語だが、戦国武将の物語、また、同時代に生きた女性の物語でもある。大河ドラマと同時代で時代の雰囲気を共有して読むことができた。
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絵画界の支配者である狩野派に対し、等伯は技法や知識に基づいて表現するのではなく、裸の目でみた真ね姿を写しとろうと精進を重ねて、第一人者へと成長していく。
愛と鎮魂の松林図完成の場面では、思わず涙が出てしまいました。素晴らしい。