- Amazon.co.jp ・本 (311ページ)
- / ISBN・EAN: 9784532314637
感想・レビュー・書評
-
詳細をみるコメント0件をすべて表示
-
岩田聡
・1959年 北海道札幌市で生まれる
・1978年 東工大情報工学科。2年次からHAL研究所でバイト
・1982年 HAL研究所入社。ゲームプログラミング
・1993年 社長就任
・2000年 山内社長に誘われ、任天堂入社
・2002年 任天堂社長就任
宮本茂
「肩越しの視線」
・今、ゲームに熱中している人の意見は参考にならない時がある
・ちゃぶ台返しはもはや名物
・1952年 京都で生まれる
・1977年 金沢市立美術工芸大学。工業デザイン先行後、任天堂入社
・1980年 ドンキーコングの開発。マリオを生む
・1984年 スーパーマリオ開発
★任天堂の歴史★
●1989年
ゲームボーイ発売
●2003年
【ゲーム機の進化の常識を逸脱した歴史的提案】
岩田「竹田さん、もうこれ以上性能ばっかり上げてもダメですよ」
「つまり、技術のロードマップを外れろということですね」
「はい、もう外れましょうよ」
wii開発は、『お母さん至上主義』。
●2004年
wiiは、コントローラーではなく、「リモコン」
●2005年
『ユーザー層拡大プロジェクト』→顔トレDS
●2006年
E3。wiiの発表会でwiiリモコンお披露目。大喝采
wii発売。
バーチャルコンソールの成功。ゲーム機は1台でOk
●2008年
・wii-Fit 世界1200万本の大ヒット
・ -
だいたいどこかで読んだ話だったが、江戸時代からのカルタ職人の話などは面白かった。
-
メガヒットを打ち出す任天堂の歴史を紐解いた本。読み物として面白い。
-
リーマンショックに世界中が沈む中、対象的に力強く成長を見せた企業、任天堂。
2009年3月期の売上高は過去最高の1兆8,200億円、営業利益は5,300億円を見込み、トヨタを抜いて国内首位に躍り出た。
しかしながら、その経営の秘密を滅多に明らかにしないのが任天堂である。
任天堂だけが持つ独自の哲学、その源流について、貴重な会談や取材を通して集めた情報に基づき、明らかにしていく書籍である。
幼い頃から何の気なしに触れてきたビデオゲーム。
スーパーマリオやドンキーコング、星のカービィなど、今でも印象深いキャラクターを生みだした企業である任天堂は非常になじみ深い存在です。
その反面、任天堂がどのような企業かと言われても満足な答えを用意することは難しい。
「娯楽に徹せよ、独創的であれ」
人々に笑顔を提供するために活動している企業の普段表に出ない努力や苦悩の姿が、現社長である岩田さんをはじめとする関係者の言葉からにじみ出ています。
任天堂という会社のエッセンスが詰まった、読んでいて引き込まれる本です。 -
○結果のために正しいと思うことをしたのではなく、正しいと思うことをしたら結果がついて来たからである。(中略)だから、正しいと思うことが市場のお墨付きを得て、予想を上回る結果が出たとしてもそれに慢心したり、戦略を変更することはしない。言い換えれば、調子に乗ることはない。(78p)
○枯れた技術の水平思考(185p)
○「失意泰然、得意冷然」-山内が掲げる座右の銘である。運に恵まれない時は、慌てず泰然と構え努力せよ。恵まれた時は、運に感謝し、冷然と努力せよ。(256p)
★岩田聡さん、宮本茂さんがどのようにDS、wiiで巻き返したか、横井軍平さん、山内 溥さんがどのように任天堂を世界的企業に押し上げたか、よく分かる。
2009年、強い任天堂が復活した頃の出版だが、最後の章にスマホの影がもう見えている。 -
任天堂(特に岩田氏や宮本氏)の哲学は、ほぼ日のインタビューの方が深くて面白い。
これとか。
http://www.1101.com/iwata/index.html
http://www.1101.com/job_study/iwata/index.html
http://www.1101.com/nintendo/wiiu_talk/index.html
が、歴史や会社としての背景や全体感が見えるのはこの本かな。
当たり前かもだが、ソニーのプレステとWiiやDSを比べるのは本質的なベンチマークではないなあということを再確認した。 -
PSから盛り返したのは凄いよね。