「ほめる」技術

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  • 日本実業出版社
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  • Amazon.co.jp ・本 (184ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784534034090

感想・レビュー・書評

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  • 私は高校でOBとして部活のコーチを務めていました。コーチ歴は短く、部員のコントロールに一苦労しました。コーチを経験して痛感したこと、それは私は人を褒めることが苦手だということです。どちらかというと部員に喝を入れたり、練習で追い込むことによって奮起を促していました。この本を読みながら振り返ってみると私の部員への接し方は自己満足な方法でしかありませんでした。人を褒めることは確かに難しいことですが、この本を読んで、褒め方は相手を認めることでありやり方は無数にあるのだなと気づかされました。後輩に対する指導だけでなく、普段から接する相手の信頼をどのように勝ち取っていくかというヒントが沢山詰まっています。位置づけとしては、そのツールとして褒める技術が用いられているのではないでしょうか。とにかく人の心を動かすにはどうすればよいかと考えさせられる良書でした。

  • コーチングに関するシントピックリーディング10冊中の1冊。オフィスでどのように人と接するか、どのように人を動かすかを、褒めることを中心に説明。ざっと飛ばしたので星三つ。

  • すべての社会人におすすめしたい一冊。

    いや仕事以外にも、人間関係を円滑にするための実践的考え方がたくさん。ただ、書いている内容は当たり前と言われればそれまで。それを実践できるか、実際の生活に反映できるかで世界は変わってくる。そんな風に感じました。

  • 出版年から考えると、ビジネス書としては古典になりつつあるのかもしれません。が、読んでみるとこの本以降に出版されたビジネス書のあちこちに、この本で書かれていることのエッセンスが見え隠れしていることに気づきます。


    その意味で、ここ数年のコーチングや同僚・部下の操縦法などについて触れられたビジネス書を適当に何冊か読んでいる人にとっては、あまり新しい知見はないかもしれません。しかし、部下であれ同僚であれ、うまく接して自分の望む方向に動いてもらうことに失敗している人であれば、参考になる部分はあると思います。

    必読とは言わないまでも、自分が気づいていないポイントに気づける可能性は高い。時間がある時に読んでみることを薦められるぐらいのクオリティは備えた本だと思います。

  • コーチングの基本であるアクノレジッメント(相手を認めること・ほめること)について書かれている。相手を認めるには、とにかく観察すること。ほめるだけでなく、あなたのためにと怒らず叱ることもアクノレッジメントのひとつ。部下を接待する、贈り物をおくる、声を頻繁にかける、本気で挨拶する、別れの一言、意思のある相づちなど細かいテクニックの紹介がわかりやすい。プロモーター、サポーター、コントローラー、アナライザーと4タイプに分けて対応を変えるのもシンプルでとっつきやすい。最後の、「人には大きく分けて2タイプある。1つは、常にアクノレッジメントを待っている人、もう1つはいつアクノレッジメントを提供しようかと待ち構えている人」という言葉はインパクトあり!
    http://ameblo.jp/nancli/entry-11463305442.html

  • 相手に影響力があることを言葉にして伝える
    自分で答えずに相手の意見を求める
    意見ではなく観察したままのことを伝える
    日常人と接する時にもっと意識していきたい。

  • 第1章 人を動かすアクノレッジメント
     1 アクノレッジメントとの出会い
     2 なぜアクノレッジメントか
     3 根性型指導の限界
     4 承認型で成果を出す「体育会」が台頭してきた
     5 ミドルにもシニアにもアクノレッジメントは必要
    第2章 認めること、ほめること
     1 本当にほめる
     2 スーパーアクノレッジメント、任せる
     3 相手の影響力を言葉にして伝える
     4 相手の存在価値を高める紹介
     5 怒らずに叱る
     6 自分で答えずに相手の意見を求める
     7 謝ることの力
     8 ノーという選択権を与える
     9 部下を接待する
     10 メールはクイックレスポンスで
     11 贈り物をする
    第3章 たった一言で気持ちは伝わる
     1 修飾せずに観察を伝える
     2 頻繁に頻繁に声をかける
     3 本気のあいさつ
     4 別れ際の一言
     5 意志のあるあいづち
     6 リフレイン
     7 部下に対するリフレイン
    第4章 人によって接し方はさまざま
     1 4つのタイプ
     2 コントローラーに対するアクノレッジメント
     3 プロモーターに対するアクノレッジメント
     4 サポーターに対するアクノレッジメント
     5 アナライザーに対するアクノレッジメント
    第5章 相手にあったコミュニケーションを選ぶ
     1 若い人には理由をきちんと説明する
     2 新しい部下をチームに溶け込ませるには
     3 さりげなく女性社員をほめる
     4 年上の部下との接し方
     5 上司に対するアクノレッジメント
     6 営業上手は「売らない」
     7 子どもとうまく接するためには
     8 配偶者にもアクノレッジメントが必要
    第6章 アクノレッジメントで何が変わったのか
     コーチング研修
     <ケース1>山中君に対する働きかけ
     課の会議
     <ケース2>岡本主任の場合
     息子との会話
     コーチとの対話

  • お世辞でもないし、意味もなく適当にほめても意味はない。
    相手を観察して相手のことを思って、やっときちんとほめることが出来る。
    ほめるのは難しい。

  • 読みやすくすぐに実践してみようかなぁと思う内容でした。

  • 人に重要感を与えることが、人をやる気にさせる。ほめ方にもタイプ別がある。心からの言葉でないと人は動かない。

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