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- Amazon.co.jp ・本 (397ページ)
- / ISBN・EAN: 9784569572437
感想・レビュー・書評
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8話から成る……リレー小説、なんだろうか。
最初と最後があんまり好みじゃなくても評価がそれほど低くならないのは、一話一話にそれぞれのカラーがあるからだと思う。
他のひとは名前しか知らないけど、宮部みゆきは、作者が匿名でもそれとわかるくらいに彼女らしい作品。
普通におろしろかった、かな。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
面白かったけど、ちょっと角角してる。
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1本の刀をテーマにしたリレー小説。連作集としての良さはあまり感じられず。1作ずつで見ても好きだった短編は少なかった。
鳴海氏の『犬死将軍』は良作。こちらは馬借と無名な侍の比叡山越えから始まり、どう嘉吉の乱に繋がるのかという構成が巧み。赤松満祐の動機にもって入ってほしいと思ったが(解説で動機は主人公に暗殺を強いられた、とあり、そこでそうだったかと思い至った程度に印象がなかった…)、暗殺シーンの描写と結末、義教と徳川綱吉を類似させる考察も面白いと思った。
もう1作は宮本氏の『明治烈婦剣』。こちらは最近、宮本氏の短編集「武商諜人」で読んだばかり。再読でもやはり良かった。ストーリーは勿論、人物造詣が秀逸だと感じた。 -
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