貧乏人のデイトレ金持ちのインベストメント: ノーベル賞学者とスイス人富豪に学ぶ智恵

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  • PHP研究所
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  • Amazon.co.jp ・本 (269ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784569649597

作品紹介・あらすじ

頭をちょっとだけ使えば、お金は増えるのです。投資の教科書、決定版!アマチュアがプロに勝つ最強の武器とは?お金持ちだけがますますお金持ちになる理由って?「ノーベル賞学者の数式」を活用しましょう。スイス人富豪が年に1回だけすることとは?「何もしないこと」が勝利の秘訣ってほんと?あなたを幸せにする「お金の智恵」を授けます。

感想・レビュー・書評

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  • これはいい本だ。ごく一般人が老後を見据えて、自分の資金をいかに「負けない投資」で運用していくか?について、具体的に書いてある。ポートフォリオ理論を、投資の素人でもよくわかるように説明してある。

    特に20代、30代の若い読者にすすめられる。複利の力を生かして、老後に備えよう。

  • <β戦略(長期分散投資・インデックス>の本>
    一喜一憂せずしっかりポートフォリオを組んで長期間で確実に資産形成するための知恵本。
    α投資(アクティブ投資)とは分けて考えるべき、またポートフォリオの中に不動産をどういれるか入れないかもよく考えるべき。

  • <b>所感</b>

    最初に言う。この本は、将来に金銭的不安を持っている人は必読の逸冊である。

    タイトルどおり、貧乏人はトレーディングを行うが、金持ちはトレーディングなどぜず、インベストメントで設けていることを様々な事実をもとにその具体的な手法について語られた本だ。


    今の日本の格差社会がどの程度深刻なものであり、かつ我々の世代が年金を貰う時期になったとき必要となる具体的な生活費、つまりその時点での貯金の金額が明記されている。その金額はもはや呆然とするしかないものだが、筆者によってそれを実現するための手法が示される。

    それこそが、タイトルにもなっている「インベストメント」つまり「長期投資」である。

    トレーディングは素人が手を出しても儲けが出せる確率は非常に低いが、我々が実際にお金が必要になる時期は引退後のセカンドライフの時期であり、そこまでには長い長い時間があるのだから、その時間を味方につけた「超長期間投資」を選択するべきだと筆者は語る。

    インベストメントがなぜ安全であり、トレーディングがいかに危険(というより無意味)であるかを、さまざまなデータから比較検証し、我々一般人が年金と貯金を加えた額と必要になる生活費の差=「年金ギャップ」を、どのようにインベストメントで埋めればよいかが、とにかく具体的な例によって紹介されている。

    保存確定。そして2010年のベストバイランキングに入ること間違いなしだ!


    <b>文章表現/構成等について</b>

    最初、洋書の和訳だと思っていたが、れっきとした和書だった。

    とにかく主張の根拠になっているデータソースが明確かつ具体的であり、紹介されている内容の信頼性は非常に高い。


    最初に日本の格差社会の現実と、我々の世代が必要な貯金額が明示され、それにはインベストメントが重要であることが語られ、その具体例として「年金資金運用機構」が紹介。つぎに我々一般市民が身に付けるべき7つの資産運用リテラシーが紹介される。最後に世界への参加と運用への心構えまでが示されている。

    これだけ見ると非常にお堅い文章なのかと思えるかもしれないが、具体例を使っている割には文章はとてもわかりやすく、複雑な式などを使っている箇所は極力おさえられている。とはいえ理解を深めるには十分であり、理系の人間でなくてもどういう原理でインベストメントが利益を上げられるのかが理解できる。


    <b>概要/ピックアップ</b>

    ピックアップするべき箇所が余りにも多すぎるため割愛。保存確定のため、抜書きしたメモは本の最初に挟んである。今後、何度も読み返すことになるだろう。

    念のため目次だけ貼っておく。

    第1章 リバタリアンが進める「格差」社会
        確実に拡大しつつある「格差」
        日本は、有数の「不平等社会」? ほか)

    第2章 「金融格差時代」の新・資産運用
        金融「格差」の実態
        セカンド・ライフの「理想」と「現実」 ほか

    第3章 あなたの年金を運用する「国営・投資ファンド」
        2年半で11兆円稼いだ「年金資金運用基金」
        あなたの年金はこう運用されている ほか

    第4章 “負けない”資産運用―あなたを豊かにする7つの智恵(リテラシー)
        第1の智恵・「トレーディング(短期売買)」から「インベストメント(長期投資)」へ
        第2の智恵・運用をプロに任せると損をする?―「アルファ戦略」と「ベータ戦略」 ほか

    第5章 「負けない社会」を目指して
        「“負けない”運用」の前提としての「負けない社会」
        経済学で考える「負けない社会」の作り方 ほか

    2010.03.15開始〜2010.04.22読了

  • 長く負けない投資をするための指南書

    10年以上前の本だけど、今読んでも勉強になる。

    ついデイトレの甘い誘惑に負けそうなとき、もう一度読み直したい本。

  • 初心者が読むと少し難しいですが、インデックス投資の知識を少し得てる人にとっては、かなり読み応えがあります。資産運用の基本を改めて考えさせられます

  • 1

  • 年金ギャップを埋める長期的な投資について 経済に関心をもつ まずははじめてみたい アルファのほうがやってみたい気はしてしまうが、それが命取り?

  • 2006年の本なので、内容が古くなっているのは否めないが、長期投資の考え方は今でも通じる。長期投資をこれから始めるには、この本の書かれた時からすると、つみたNISAやiDeco等、制度的に土台が整ってきているので、かなりやりやすくなっていると思う。

  •  すごくいい内容の本。
     これから社会人になる人、またもう社会人になったけどお金のことがよくわかっていない人、などに強くお薦めします。
     2006年出版ですが、内容的にはいつまでも古びないものだと思います。

  • なかなか面白い

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