MAZE (双葉文庫 お 27-1)

著者 :
  • 双葉社
3.37
  • (132)
  • (345)
  • (726)
  • (97)
  • (14)
本棚登録 : 2993
感想 : 321
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (260ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575509083

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 「人間消失のルール」とは?
    謎を解き明かすためにやってきた4人の男たちは、真相を掴めるか。
    続編クレオパトラの夢もおもしろい。

  • 存在しない場所にある豆腐で人が消えてしまうミステリー。冒頭がとっつきにくい。

  • 存在しない場所。豆腐。遺跡。人間消失のルール。迷路。謎の建物。様々な仮説。その世界観にのめり込んで、ソワソワ、ゾワゾワ、ワクワクします。未知で壮大。現実。ドキリ。

  • 今まで読んだ恩田陸とは少々異色な感じがし、作家の攻めの姿勢は感じる。
    ただどことなく中途半端な感が否めない。
    例えば基地という道具を持ち出した時点で幻想感が消滅してしまう訳だが、どうしても幻想感に戻りたいのか押し切っていけない。
    密室劇的設定なども面白いとは思うが、どうもこの作家、話の展開における「選択」が上手ではない?とふと感じた次第。

  • 初の恩田陸。難しい言葉が使われてなかったのでスラスラと読めた。非常にドキドキしたが読み終わって物足りなかった。もっとドキドキしたままにしてほしかったなあと思った。

  • 人間消失という伝説そのもの、考察、解ける謎と解けない謎……不安定で幻想的な恩田ワールドに浸れる1冊。本編とは直接関係ないけれど、男である恵弥が「女らしさ」を選んだ理由がなかなか面白かった。

  • 7、8年ぶりくらいに再読。ほとんど覚えてなかった。

    ちょっと自分には結末が納得いかないけど、総合するとやっぱり面白かったと思う。
    結末に納得いかないのはただ自分が理解できてないだけなのかもしれない。

    4人で謎を解こうとしてるセリムが姿を消すまでの前半部分がすき。

    本を読んでいて驚くことはそれほどないけど、恵弥を呼ぶ声がした部分には驚かされた。

    風景や天気、自然の描写が良かった。特に冒頭。
    空の色についての「狂気に近い歓喜の色」なんてすごい。
    この描写でふと自分が思い出したのは9.11のあの空の青だったのだけど。

  • 古代遺跡の迷路をめぐるミステリー。スラスラ読めるし、過度にトリッキーな要素もなく、安定した出来栄えだった。オネエ言葉を操る青年の独白が一番の見どころかな。

  • ホラーとミステリの融合っぽいけど、何と無くどちらつかずな印象。
    ミステリにしても、陰謀の裏側をもう少し言及したら面白かったかも。

  • 楽しめました。

    途中の読者への脅かしの仕込みは、
    文庫本ではなく、単行本の方が効果的かも知れません。

全321件中 71 - 80件を表示

著者プロフィール

1964年宮城県生まれ。92年『六番目の小夜子』で、「日本ファンタジーノベル大賞」の最終候補作となり、デビュー。2005年『夜のピクニック』で「吉川英治文学新人賞」および「本屋大賞」、06年『ユージニア』で「日本推理作家協会賞」、07年『中庭の出来事』で「山本周五郎賞」、17年『蜜蜂と遠雷』で「直木賞」「本屋大賞」を受賞する。その他著書に、『ブラック・ベルベット』『なんとかしなくちゃ。青雲編』『鈍色幻視行』等がある。

恩田陸の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×