MAZE (双葉文庫 お 27-1)

著者 :
  • 双葉社
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本棚登録 : 2993
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  • Amazon.co.jp ・本 (260ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575509083

感想・レビュー・書評

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  • 2013 9 18

  • 『月の裏側』みたいな感じかなと思ったら違った。裏表紙に「幻想的な長編ミステリー」と書いてた。納得。 この「幻想的な」の部分やと思うけど、恵弥の過去に何があったのか気になるわ。今までは大丈夫やったんやろか? 満がヘリから見たのは?満の謎解きで合ってるんかなぁ?コメント書く為に内容を思い出してたら迷路に嵌った気分やわ。 読後は意外とスッキリしてると思ったけど結局モヤモヤしてきた。

  • 場所はイラク? 何とも不可思議な雰囲気の推理、或いはSF、ファンタジー小説?満、恵弥、スコット、セリムが荒野に立つ謎の「豆腐状の建物」に挑むロマンでありまた、中東のキナ臭い基地を思わせる現実を思い出させる世界でもあります。「存在しない場所」あるいは「有り得ぬ場所」というキーワードがその不可思議性を高めてくれており、登場人物同士の推理が更に、私たちを不思議ワールドに連れなってくれます。阿部公房「砂の女」の世界を思い出しました。

  • 主人公と相方のキャラはたってるし、掛け合いも面白い。途中までの推理ゲームも楽しく読めましたが・・・オチが拍子抜けの感。




    途中一部分、かなりのホラーです。映像表現ではよくあるパターンでしょうが、活字でこのやり方って・・・まんまとやられました。

  • いつからあるのかわからない白い箱状の遺跡。はるか昔から何百人もの人間が入ったきり消えてしまった。その謎を解き明かす為に調査に訪れる4人・・・。恐ろしく不思議な遺跡の魅力に惹き付けられるものの、そんなオチかーい!と思ってしまった。

  • 面白い。
    恩田陸の作品の中でもかなり好き。不思議なかんじと残酷なかんじが織り混ざっていて、読んで8年程時間が経っているのに未だにさらりとした怖さを覚えている。

  • イメージはいいのだけどちょっと強引すぎるな。

  • いつごろからそれが存在するのかは誰にもわからない。
    アジアの西の果て、周囲を山々に囲まれた白い荒野の向こう、灰色の小高い丘の上に立つ矩形の遺跡。
    「存在しない場所」、「在り得ぬ場所」と呼ばれるそこでは、これまで何人もの人間が姿を消していた。

    そして現代。その矩形の遺跡──通称『豆腐』で起こる人間消失の謎を解き明かすために、神原恵弥、時枝満、スコット、セリムの4人がこの地へとやって来る。
    最初はただの謎解きだった。しかし、『豆腐』の内部に潜入させた遠隔操作用のカメラが、そこにいるはずのない何者かの足を映した時から事態は一変する。

    荒野へと通じるただひとつの谷が破壊され、彼らは孤立。そして『豆腐』の内部は一夜にして形を変え、セリムが消えた──。そこに誰がいるのか。消えた人間はどこに行ったのか。
    迷い込んだら戻れない、白い迷宮の向こうに真実を見つけることはできるのか──?

  • 種明かしされてがっかり、、、と思いきやさらにそのあともう一段階結末が用意されていた。謎は、、、

  • 2013 5/3

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著者プロフィール

1964年宮城県生まれ。92年『六番目の小夜子』で、「日本ファンタジーノベル大賞」の最終候補作となり、デビュー。2005年『夜のピクニック』で「吉川英治文学新人賞」および「本屋大賞」、06年『ユージニア』で「日本推理作家協会賞」、07年『中庭の出来事』で「山本周五郎賞」、17年『蜜蜂と遠雷』で「直木賞」「本屋大賞」を受賞する。その他著書に、『ブラック・ベルベット』『なんとかしなくちゃ。青雲編』『鈍色幻視行』等がある。

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