誘拐ラプソディー (双葉文庫 お 23-2)

著者 :
  • 双葉社
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  • Amazon.co.jp ・本 (421ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575509700

感想・レビュー・書評

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  • 150Pあたりでギブアップ!
    こういうドラマみたいな設定は無理でした。

  • おもしろかった~!!
    正直、ここまでおもしろいとは思ってなかった。
    ところどころに笑えるシーンがあり、おかしくて電車の中で何度もニヤニヤしてしまいました。
    ラストに向けてどう収束していくのか、まったく予想できなくて、、こう来たかーーー!って感じで、ラストもすごく良かった。
    ベトコン式、どんな式なのかサッパリわからないけど、一番ウケた。(@^▽^@)

  • やってることは犯罪なのに、
    なぜだか憎めないキャラ設定が秀逸。

    親の心子知らずとは
    ほんとにうまく言ったもんです。
    逆もまた然り。

  • この小説の裏表紙に
    「たっぷり笑えてしみじみ泣ける、最高にキュートな誘拐物語」
    と書いてあるんですが
    まさにその通りだと思いました。

    冴えない人生の極みを生きる伊達秀吉は
    死に場所を求めて見知らぬ街をほっつき歩いているはずなのに
    死のう死のうとするわりに
    死ねる条件が揃ってしまうと言い訳をつけて回避するロクデナシ。
    そんな彼の元に
    お金持ちの家の6歳の男の子が「家出したい」と飛び込んできて
    起死回生の大チャンスとばかりに誘拐を企てるんですが
    警察からヤクザからチャイニーズマフィアから
    最悪というよりも極悪な相手から追われまくる羽目になり・・・。

    主人公の伊達さんと
    家出少年の伝助とのやりとりも微笑ましいし
    ちょいちょい出てくる回想シーン。
    今思い返すだけでちょっと泣けそうです。

    おちゃらけたドタバタコメディ。
    深みはないけれど
    可愛くて温かくて味わいがあって
    読んでよかったなあと思えるコメディ。
    笑顔になりたい方はきっと気に入ると思います。

  • コメディーなので、気軽に楽しく読めると思う。バラエティ番組を観ている感覚で…という事で特に何も残りません。

  • 結構、話がテンポ良く進むので、読んでいても楽しい。
    犯人が、色々と翻弄される姿が、情けなく面白い。
    また、その周囲の人間模様もすんなりと入ってきてストーリーの邪魔をしないばかりか、色付けしている。
    最後に、こんな終わり方? って感じはしたが、面白い。
    ぜひ、ドラマ化、映画化してほしい。
    誘拐された子供の父親は、佐藤浩市にやってほしい。

  • 「面白いお話」って感じ。現実味なんて無くてもOKで、ほのぼのしたラストが約束されてる本を読みたいひとにオススメ。
    最初は主人公がどうしても好きになれずどうなるかと思ったけど、話が進むにつれて徐々に入り込んでいけたので良かった。
    数年前に映画化されてたんですね。知らなかった。

  • 伝助がかわいい!
    くすっと笑えるし、最後はちょっと切なくなる。
    伝助と秀吉の関係がなんだか微笑ましい。

  • 文章が、愛しの座敷童みたいな感じで、ちょっと合わなかった

  •  この作者は何冊目かな。そこそこ器用なアベレージヒッターというような印象。基本的にアットホーム系で、なかでもこういうドタバタコメディを書かせたらうまい。伊達秀吉というふざけた名のしがない男が、ひょんなことからヤクザの一人息子伝助をそれとは知らずに誘拐し、どこか間が抜けている秀吉と輪をかけて天然系の伝助の珍妙逃避行と、それを追うヤクザたちと警察、それになぜか中国系マフィアがからんだ三つ巴ならぬ四つ巴でドタバタ劇が繰り広げられる。秀吉伝助はもちろんヤクザも警官もマフィアもいずれもが笑えるキャラばかりなせいで誘拐事件というシリアス感がまるでなく、落語を読んでいるかのようだ。馬鹿馬鹿しいと言ってしまえばそれきりだが、こういうので息抜きするのも読書の効用ではあるよな。

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著者プロフィール

1956年、埼玉県生まれ。成城大学経済学部卒業後、広告制作会社勤務を経て、フリーのコピーライターに。97年『オロロ畑でつかまえて』で小説すばる新人賞を受賞しデビュー。2005年『明日の記憶』で山本周五郎賞。14年『二千七百の夏と冬』で山田風太郎賞。16年『海の見える理髪店』で直木賞。著作は多数。近著に『楽園の真下』『それでも空は青い』『海馬の尻尾』『ストロベリーライフ』『ギブ・ミー・ア・チャンス』『金魚姫』など。18年『人生がそんなにも美しいのなら』で漫画家デビュー。

「2022年 『ワンダーランド急行』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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