セブン殺人事件 (双葉文庫)

著者 :
  • 双葉社
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本棚登録 : 246
感想 : 20
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  • Amazon.co.jp ・本 (480ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575518979

感想・レビュー・書評

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  • 警察小説
    新宿淀橋署の宮本刑事部長と、本庁から来た佐々木警部補。年齢も容姿も経歴も好対照の2人は、その名前から「宮本武蔵と佐々木小次郎」にたとえられるライバル同士。そんな異色の凸凹コンビが7つの難事件に挑む。どんなときも、2人の推理は真っ向から対立。はたして正しいのはどちらか?

  • 2017.7.20読了 87冊目

  • うーん、何というか少々時代背景が古いのは否めないが、結構、それぞれの短編自体としては面白みがあったような気もする。佐々木小次郎と宮本武蔵になぞらえた二人の刑事の推理の掛け合いも古めかしいと思うが、それはそれで面白かった。
    7つの短編集だが、ちょっと読み終えるのに日にちがかかってしまったので、最初の方の事件は忘れかけてしまっていたのでほとんど印象に残らなかったのかもしれない。ただ、結末は強引なものもあったが、概して驚かされるものは無かったような気がする。

  • 「日本刀殺人事件」以下、7文字のタイトルの短編7編。見た目も趣味嗜好も全く違う、ノンキャリアの刑事と年下のキャリア刑事のコンビが活躍。
    タイトルと装丁、その作り方から、面白そうと期待して読んでみたが、拍子抜け。肝心の二人の刑事の推理合戦がイマイチで、トリックも面白くない。これは推理小説ではないのでは……?男女観が古すぎて、登場人物の会話に違和感がある。にもかかわらず、男女関係が絡むストーリーがいくつもあって辟易。また文章が読みにくく、そもそも、何が起きているのかがわかりづらい箇所が結構あった。

  • 性格も見た目も何もかも正反対の宮本と佐々木。
    二人が殺人事件を追う。
    日本刀殺人事件、日曜日殺人事件、美容師殺人事件、結婚式殺人事件、山百合殺人事件、用心棒殺人事件、放火魔殺人事件の七つの事件。

    ぶっちゃけて言いますと。
    えっ・・そんな推論で犯人にされたらかなわんわ!
    「たぶんこうだったんだろう」「通常こんなもんだ」という確かにそうかもしれないんですけど、そういう話の運びが多いこと!
    推論のあとに当然警察組織として裏取りもやって証拠固めてやるんでしょうけど。ソコは他の人の仕事だからはしょってるんでしょうけど。
    ないわー。
    いわゆる推理小説というのではなく、こうやって犯人を推量してつかまえましたというドラマチックなルポのかいつまんだやつみたい。
    読みたいと思っていたものではなかったです。
    最後の「放火魔殺人事件」はありかも。他は個人的にナシ。
    宮本さんも佐々木さんもこの本だけではキャラが深くはわからなくて、魅力的には映りませんでした。
    もしかしたらこの二人の出てくる長編かなにかあるんですかね。そこで二人が人間として輝いているならアリのお話だったかもしれません。

  • 20161010

  • 2016/07/30

  • 刑事の宮本と佐々木のコンビが事件を解決していく短編集。
    対象的な2人がユーモラスでいい。
    書かれた時代がそうなので、ばりばり昭和の匂いがするのはご愛敬。それも含めて楽しめた。

  • 殺人事件オンパレード。
    古い作品なので、仕方ないが犯人も謎を解く刑事達も際立った才能はない、ある意味普通の事件簿。
    昔懐かしい刑事物ドラマにはなりそう。
    やはり、○○殺人事件というタイトルの本とは相性が悪いようだ。

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著者プロフィール

1930年生まれ。1960年、初長篇『招かれざる客』が第5回江戸川乱歩賞候補次席となり、本格的な小説家デビュー。 1961年『人喰い』で第14回日本探偵作家クラブ賞を受賞。 テレビドラマ化されて大ヒットした『木枯し紋次郎』シリーズの原作者として知られ、推理小説、サスペンス小説、恋愛論などのエッセイ他、歴史書等も著し、380冊近くもの著書がある。2002年、逝去。

「2023年 『有栖川有栖選 必読! Selection11 シェイクスピアの誘拐』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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