鈴木先生(11) (アクションコミックス)

著者 :
  • 双葉社
4.12
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本棚登録 : 321
感想 : 39
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (1ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784575943153

感想・レビュー・書評

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  • いやぁ、堪能させてもらった。1冊という本の中に入っている情報としての量は他の追随を許さない密度。いや情報というより想い…パルス?すごかったです。最終巻である11巻は思いもよらぬ展開に最後まで目が離せませんでした。
    教師モノ作品の枠を遥かに超えたこの「鈴木先生」は、今後自分の子供の成長と接していく立場として無視できない存在であり続けるだろうなぁと。色々考えさせられ、そして学ばせてもらう事も多かったです。
    思い込みや価値感の違い、色々なものが世の中にはあって、それら1つ1つが構成の中に入っている。その中で生きていく術として教育がどうあるべきか、それをエンターテイメントたっぷりに描いてくれたこの作品には深い感謝を示したいと思います。

  • 神の子は本当に神の子だった…!
    非常にスリルのあるボリュームに負けない読み応えのある最終巻だった。
    しかしそのスリルとは『鈴木先生』独自の討論劇ではなかったことが最大の難点だと思う。
    鈴木先生が苦難に満ちて葛藤するのが見所であって、このような展開の是非はさておき、
    その後の文化祭開催の是非を問う会議で『奇跡を起こしてみせる』部分が見たかった。特に「来たーー!!」の後。
    『議論を進める事の出来る』保護者と先生の議論、そして感情的になっている保護者達が説得される場面を、対中学生の議論とは違う所を見たかった。
    『議論を進める事の出来る』保護者が全員賛成派に回るとは限らない。そういった苦悩もあったはず。
    その部分をうやむやにされてしまった感が少し納得がいかない。
    ラストには『奇跡を起こしてみせる』偉業を、苦難を乗り越え成し遂げる『鈴木先生』らしく締めてほしかった。

  • 最終巻。すごい漫画で好きな漫画だけど、人には薦めない。読みたいという人がいたら覚悟して購入しろとアドバイスする。広島では見られないがTV東京でドラマ化されているらしいので、さらに評判は上がってくるだろうけど、やっぱり読み始めるときは覚悟しろと言わざるをえない。

  • よかったです。終わったなぁ....
    あとがきは、最後に読みましょうね。

  • 漫画とはいえ、いろいろと考えさせられる本だった。
    鈴木先生の言葉は、非常に重い。
    いまの教育の現場は、どうなっているんだろう?と、
    自分の目で確かめたくなってしまった。
    ただ、中学生は漫画のように大人びてはないだろう。
    興味深い、漫画の一冊だった。

  • 人間とか人生とか、複雑で面倒くさくて正解のないものとつきあうための、筋肉を鍛えてくれていたのだなあ、鈴木先生は。と、逃げることばかり憶えてきたような気がする我が身を振り返る。

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著者プロフィール

文藝漫画家

「2016年 『漫画訳 雨月物語』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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