チアガ-ルブル-ス (二見文庫 ハ 7-14 ザ・ミステリ・コレクション)
- 二見書房 (2005年12月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (426ページ)
- / ISBN・EAN: 9784576052144
感想・レビュー・書評
-
気楽に読めそうで元気が出そうなものを探していた時に見つけました。
リンダ・ハワード初読み。
ヒロインのブレアは、美人でスタイルがいいだけでなく、明るく、見た目の印象より頭もいい。
かってはチアリーダーの花形で、綺麗だけど見た目だけの飾り物と思われがちなことには憤慨していました。
今やフィットネスクラブを経営するまでになり、成功しているのです。
ところが、殺人事件に巻き込まれ、しかも捜査に来たのが…
2年前に別れも告げずに突然消えた恋人。
警部補のワイアットでした。
元スター選手という華麗な経歴のワイアットは、市長と直通で電話もできる有名人。
余裕ある態度でぬけぬけと接してくるワイアットに、過去のいきさつでかんかんのブレアは何かと逆らいます。
ワイアットはたくましくセクシーで、有能でもありますが~傲慢な態度は、じつはブレアを怒らせるだけではなかった?
惹かれあいつつも互いに認めないまま、ケンカを繰り広げる二人。
それはロマンス小説の定番でもありますが~
職場でやや浮いていたワイアットが勝気な彼女にやり込められる様に、周囲が同情し始めるのがおかしい。
第二、第三の事件が起きて…
コージー・ミステリが好きな方にもお勧めできます。
ワイアットの強引さには、いまいち納得がいかないところもありますケド、それは続編もかけて次第に理解が深まっていくようですよ(笑)詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
【再読】ヒロインブレアの一人称のリンダ先生では珍しい作品。ブロンド美人の人生勝ち組やり手の元チアリーダーのビジネスウーマン。時と場合によってはオツムの弱いフリをしたりなんとも世渡り上手な!身近にいたら(いるわけないが)完全にこっちが劣等感を抱くであろう彼女…(苦笑)それでもやっぱり憎めないのはひたすら続くブレアの「語り」によるところ。
殺人目撃や命を狙われたりとサスペンス要素はあるけど完全にロマコメ。何度も読んでるけど大いに笑わせてもらいました。
事件をきっかけに再会したブレアと刑事のワイアットワイアットが過去にブレアを振った理由は、ん〜ちょい弱い気もする。2年もブレアを放っておきながらいきなりの猛プッシュとか。とまあ、でもこれはブレアの持論というかぼやきをひたすら楽しむ作品なので(笑)
ワイアットよ本当にブレアでいいの?一生振り回されるよ!ラストの犯人(これまたショボい)への偶然、でも最高のヒットだったバック転シーンが脳内再生されていい気分で読了。「ゴージャスナイト」へ続く!
原題の「TO DIE FOR」っていいですね。ワイアットってよっぽどいい男なんだね〜。リンダ先生のヒーローらしいわ。 -
リンダ・ハワード作品らしいマッチョなヒーローと、海外ドラマや洋画に出てきそうなまさしくチアガール!といったタイプのヒロイン。
リンダ・ハワードのロマサスはこういうコミカルな方が私は好き。
サスペンス色を強めるとストーリー展開に穴が出るというか…FBIとか特殊部隊とかそういうヒーローがリンダは好きなんだろうけど、設定を御しきれてなくてストーリーが破綻してる時があると思う。
またこういうコミカルな物語を書いて欲しい…
-
ブレア(フィットネスクラブオーナー)
ワイアット(警部補)
二人の温度差が面白い
ブレアが最高にかわいい!
読み終えるのがもったいないと思うくらい、最初から最後までずっと面白い -
典型的なアメリカンガール。陽気で強気で自分の信じる部分にはとことん頑固。そんな美貌の辣腕オーナーのブレアと、二年前に別れた男ワイアットとのコミカルなミステリーロマンスです
べての理由がろくでもなくて、女心を分かっていない男のせいよ!と突っ込みながら読むお話。
たった三回のデートで別れたのは二年前なのに、距離を置いていただけって…笑う
http://books117117.blog110.fc2.com/blog-entry-2927.html -
元チアガールヒロイン x 元スポーツ選手で現在刑事ヒーロー
超強引ヒーローにわがままヒロイン。
あっけらかんと進むアメリカ~ン♪ なコンテンポラリー・ロマンス