やっぱり食べに行こう

著者 :
  • 毎日新聞出版
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感想 : 113
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  • Amazon.co.jp ・本 (253ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784620325200

感想・レビュー・書評

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  • 新聞掲載ということもあって短くてサクって読める。
    食エッセイ。

    マハさんのエッセイは初めて読んだ。
    押しつけがましくないのがよかったな。
    交友関係の広さも
    フットワークの軽さもスゴーイと思うけれど、
    10代からの友達や学生時代の友達との関係も綴られていて
    人を大切にするマハさんが見えた気がする。

    何といってもマハさんは最初の大学生活が
    うちのご近所ということもあって
    阪神間の話がでてくると
    なんだかテンション上がります。

    自身の前世は牡蠣だというほど牡蠣好きだそうで、
    この前世を好きすぎる食べ物でいうと。。っていうの面白い。

    好きすぎて食べるのがもったいないという人もいるそうで
    たくさん食べるから前世というルールではない。

    私は穴子だな。
    魚苦手なくせにねぇ。
    穴子は大好き。お寿司のはじめとしめは
    蒸し穴子です。回っていても回っていなくても。

    私もだ!と思ったのは「熱熱が好き」ってこと。
    嬉しい♪
    最初からぬるいコーヒーなんて許せません!!

  • これぞ食のエッセイって感じでした。作品を書くために取材で訪れたお店は小説を書く活力になった事でしょう。海外のお店が多いのでなかなか行く機会は無いのですが、知らない美味しい食の世界を知れて自分も一緒に食の旅をしている感覚になりました。

  • いくつかメモしました!

  • 食べ物を紹介してるのに、こんだけ共感度とか食べたい度のほぼない本も珍しい・・・www

    まぁ、ほぼ海外の話だったりするからかもだけど、とくに「ええ~っ!食べたい!!うらやましい!!!」的な感じもなく、淡々と読むww

    最後の方で、ちょこーっと食べてみたいわね、ってなものも2~3あったような気がするけどw

    やっぱ、マハさんはアート方面で語って欲しいかな、とw

  • 1編が短くて読みやすく、大好きな食べ物のお話。
    『フーテンのマハ』と連続して読む事で関連した事もたくさんあって面白かったです。
    ジェノバのジェノベーゼ食べたい!
    自分はなんの生まれ変わりだろう…
    美味しいお蕎麦も食べたいなぁ。。

  • マハさんの取材にもれなく付随している、
    「ぽよよんグルメ」紀行。
    海外も国内も、どの食べ物も美味しそうでした。
    「何の生まれ変わり?」と尋ねて、
    好きな食べ物を答えてもらうと、
    その人の個性が表れるそうです。
    皆さんは、何と答えますか?
    マハさんは、牡蠣だそうです。私は空豆。

  • <拙>
    うーむ、やはりマハさんは、芸術ノンフィク・フィクション小説が良い、という結論に文句なく達してしまう一冊なのだ。されどなれどいやいや、お酒などしこたま飲みながら読むと、これがいい感じなのです。小説マハ・ファンも箸休め的にどうかお読みくだされ(^o^)

  • 新聞連載の食エッセイ。
    妹→兄→妹と兄妹本をリレーしてしまった。

    【図書館・初読・7月2日読了】

  • 1年の1/3は蓼科、1/3は東京とその他国内地方都市、1/3はパリとその他海外。フーテンの旅人マハさんのエッセイ。「楽園のカンバス」の取材で長期滞在が2010年、以来19世紀末から20世紀初頭のパリ舞台の「アート小説」…私、マハさんのは「アート小説」以外しか読んだことないんだなぁ…。徹底的な取材ののち 「これはほんとうにあったのかも」と感じてもらえるように線引きはあいまいに、実在のアーティストにリスペクトた愛情を忘れずにというアート小説。「暗幕のゲルニカ」「楽園のカンバス」も読んでないけど面白そう。

    「暗幕の」書く前の「ワールドツアー」マドリードで取材と称しリッツに泊まるなんて素敵!ニューヨークなベーグルの話見たらベーグル食べたくなっちゃった。純喫茶の思い出、わたも木更津方面ですんごい、昭和のドラマにしか見たことないようなサ店に行ったことあるわ、モーニングでトーストとゆで卵ついてくるのは今の若い子はコメダで慣れちゃってるだろうけど。旅友 御八家千鈴さんと10数年、年3、4回のぼよよ~んとグルメを楽しむ旅「ぼよグル」テーマも素敵。

    「そば通の友人を納得させられる蕎麦屋を見つけ出すことは蓼科に移住した者に課せられた最重要ミッション」←ワカルーww美味しいものばかり食べてるかと思いきや歯ブラシで食べたカップ麺ての笑ったwwでもやっぱり、余呉の熊鍋、森美術館の森夫妻と共にテレンスコンラン卿の自宅で甘くて酸っぱい鰻のママレードサンドイッチなんて人脈が違う!牡蠣の生まれ変わりのマハさん、私だったらなんだろー

    人脈も違うけど、洛中洛外図屏風を見るために山形米沢へ滞在時間2時間半の強行軍、とか礼文島 海鮮処かふかのウニの踊り食いとか、行動力がやっぱり半端ないな。20歳の頃雑貨屋で週1バイトで給料月1万ちょいなのにMoMAの3千円のダイアリー買うアート好きマハさんが10数年後にMoMA勤務、作家になってからもMoMAに訪れるたびに「ただいま」って思うエピソード素敵…寄贈の夢も叶うよきっと

    ギャラリストの白石正美さん旧知らしいスカイ・ザ・バスハウスのオーナーと上野桜木あたりのそらまめ食堂でご飯なんて!素敵!何回も足運んでるのに毎回休館日に当たってる私、次回はぜひ銭湯に行きたいっ!日本にオープンした通称トヨさんのガストロノミー、日本一美味しい寿司が食べられる沖縄のペンション、そして「かもめ食堂」のヘルシンキ。ぐわー!今年こそ絶対「かもめ食堂」見てシナモンロール作る!

  • 世界中の「おいしい!」を探しに。

    パリ、NY、ロンドン、スペイン、ロシア、京都、蓼科......
    いざ、アートと小説と美味探訪の旅へ!

    小説、アートと同じくらい「おいしいもの」が大好き!な著者が 『楽園のカンヴァス』『暗幕のゲルニカ』『たゆたえども沈まず』などの取材先で食べた「思い出の一品」をつづる満腹エッセー集。

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著者プロフィール

1962年東京都生まれ。関西学院大学文学部、早稲田大学第二文学部卒業。森美術館設立準備室勤務、MoMAへの派遣を経て独立。フリーのキュレーター、カルチャーライターとして活躍する。2005年『カフーを待ちわびて』で、「日本ラブストーリー大賞」を受賞し、小説家デビュー。12年『楽園のカンヴァス』で、「山本周五郎賞」を受賞。17年『リーチ先生』で、「新田次郎文学賞」を受賞する。その他著書に、『本日は、お日柄もよく』『キネマの神様』『常設展示室』『リボルバー』『黒い絵』等がある。

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