- Amazon.co.jp ・本 (293ページ)
- / ISBN・EAN: 9784622016670
感想・レビュー・書評
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挫折。パラダイムシフトという概念を世に初めて提示した歴史に残る本と言われるが… 断念
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パラダイムという概念を最初に提唱された本です。今までの科学における発明がどのようにパラダイムシフトしてきたかを理論的に説明している本です。
(選定年度:2016~) -
科学を革命と通常に分け、そこでやってることは違うんだという内容。なんて知的な本なんだろう。
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朝の礼拝で紹介された本です。
【紙の本】金城学院大学図書館の検索はこちら↓
https://opc.kinjo-u.ac.jp/ -
通常科学が魅惑的なパズル解きであること、たとえばパラダイムから予測されることを確認する方法がないときなど。目を覚まされるような議論が続く。元の文章がそうなのか意味が取りにくいとこがある。
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▼福島大学附属図書館の貸出状況
http://www.lib.fukushima-u.ac.jp/opac/opac_details.cgi?lang=0&amode=11&bibid=TB20096702
世の中には,科学は常に直線的に進歩していると思い込んでいる人が少なからずいるようであるが,決してそんなことはない.もちろん,あるパラダイムに則り直線的に進んでいる時期(この本では,「通常科学」と呼ばれる)もあるが,パラダイムの変革がなされる「科学革命」が起こることによって,科学は大きく進歩してきたのだ.科学史を読み解くことを通し,この「科学革命」の「構造」を描いた歴史的名著がこの本だ.文理融合を標榜する福島大学では,学類を超えて,多くの学生さんに読まれるべき本だと思うのだが,残念なことに,これまで閉架に鎮座していたようだ.この本は,推薦図書コーナーのような皆の手に届きやすいところにあるのがふさわしい。
(推薦者:共生システム理工学類 永幡 幸司先生) -
科学者ですら、立証できないことがある。
出ないリスクには対応できない。
科学には効用もあれば副作用もある。
科学技術の進歩に十内、科学的知識は行動に細分化し、複雑化してきた。科学技術の避けられない負のリスクに対して、正しい知識が必要になる。 -
原題: The sctructure of scientific revolutions(1962)
著者:Thomas Kuhn
翻訳:中山茂
【日本語翻訳の質について議論があるのでメモ】
・内井惣七による指摘
内井惣七(1943-)のホームページ
<www1.kcn.ne.jp/~h-uchii/>
&『科学哲学入門――科学の方法・科学の目的』(内井惣七、世界思想社、1995年)
・クーンの『科学革命の構造』の邦訳について
黒木玄
1997年12月20日(最終更新2011年09月)
<www.math.tohoku.ac.jp/~kuroki/Articles/kuhn-excerpts.html>
・翻訳論:クーンの翻訳について
中山茂
<homepage3.nifty.com/shigeru-histsci/honyakuron.html > -
パラダイムという概念を知らしめた元祖。
本書は社会科学書籍の中でも優れた名著であるといわれている。科学史から科学というものを解き明かそうとし、規定の枠(パラダイム)から転換することによって科学革命が生まれることを探っている。
規定の枠組み、要は教科書通りしていたら、新しいことは生まれないぜっということを筆者は伝えたいんだと思った。そういう今までの科学史からみたときの疑問点を読者に投げかけたいのだと考えられる。
本書は非常に読み応えたっぷりで、一読しただけではまるっきりわからないだろう(私もその一人)。何度も何度も読み解く中で深く思考していくことが試される一冊になっている。余談であるが、本書の中での「パラダイム」という言葉が非常に濫用されており、わかりづらいことこの上なくなるが、そういったことも踏まえて「古典」なのではないだろうかと思う。 -
物事に対する考え方・認識が根本から変わってしまうことがあります。これが「パラダイム・シフト」と呼ばれる事態です。科学哲学者トーマス・クーンは、科学における革命的な変化について研究し、パラダイム・シフトが起きる時にはどのようなことが起きるのかを明らかにしました。今回の文献では、パラダイム・シフトについて、自然科学(物理学)における科学革命を事例に学びます。