北畠親房:大日本は神国なり (ミネルヴァ日本評伝選)

著者 :
  • ミネルヴァ書房
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本棚登録 : 39
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  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784623055647

作品紹介・あらすじ

北畠親房(きたばたけちかふさ、一二九三〜一三五四)鎌倉〜南北朝期の公卿。後醍醐天皇から信任を受け、劣勢の南朝を支え続けた北畠親房。南朝の正統性を主張した『神皇正統記』などの著作により、戦前は過度に高く、戦後は過度に低く評価されてきたが、本書では動乱期を生きた一人の公卿という視点から捉えなおす。

感想・レビュー・書評

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  • 熱い人、北畠親房

  • 毀誉褒貶激しい「南朝の柱石」北畠親房の実像の再現を試みた一冊。前史としての北畠家の成立過程、その思想のあり方など興味深い点が多い。神皇正統記が戦中の武士道称揚に用いられるに至った点は皮肉というにもいささかきつい感がある。

  • [ 内容 ]
    北畠親房(きたばたけちかふさ、一二九三~一三五四)鎌倉~南北朝期の公卿。
    後醍醐天皇から信任を受け、劣勢の南朝を支え続けた北畠親房。
    南朝の正統性を主張した『神皇正統記』などの著作により、戦前は過度に高く、戦後は過度に低く評価されてきたが、本書では動乱期を生きた一人の公卿という視点から捉えなおす。

    [ 目次 ]
    第1章 京都での日々
    第2章 陸奥への旅立ち
    第3章 伊勢の神風
    第4章 常陸での苦闘
    第5章 吉野からの反撃
    第6章 ふたたび京都、そして吉野・伊勢

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著者プロフィール

皇學館大学文学部国史学科教授、文学部長。
日本中世史。久我家を中心に、中世公家領荘園を研究テーマとする。
【著書】
『家康はなぜ江戸を選んだか』 教育出版〈江戸東京ライブラリー〉、1999年9月
『中世久我家と久我家領荘園』 続群書類従完成会、2002年10月
『源氏と日本国王』 講談社〈講談社現代新書〉、2003年11月
『北畠親房 大日本は神国なり』 ミネルヴァ書房〈日本評伝選〉、2009年10月
『院政とは何だったか』 PHP研究所〈PHP新書〉、2013年3月
『戦国貴族の生き残り戦略』 吉川弘文館〈歴史文化ライブラリー〉、2015年6月
『源氏長者 武家政権の系譜』 吉川弘文館、2018年10月
【共著】
『南北朝史100話』(小川信監修) 立風書房、1991年10月
『柏市史 原始・古代・中世編』 柏市教育委員会、1997年3月
『その時歴史が動いた32』(NHK取材班編) KTC中央出版、2005年4月

「2023年 『出雲国造北嶋家文書』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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