- Amazon.co.jp ・本 (397ページ)
- / ISBN・EAN: 9784652077856
感想・レビュー・書評
-
児童書だけどなかなか読み応えがある。
この作家は問題のある家庭の女の子が主人公のお話を書く。
なかでもこの作品の主人公のプルーデンスは今まで読んだ中で一番危ない子だったな〜。
父親が暴君で母親も言いなりで、学校にも行かせてもらえなければ普通の子が興味を持つようなことを全くさせてもらえない。
ところが父親が脳卒中で倒れて学校に通うことになる。
本来頭がいいけど、美術の先生に恋して暴走するプルーデンス。読んでいてハラハラする。
もっと頭も要領も悪いと思われた妹のグレースが学校にはうまく溶け込んでいく。
プルーデンスに思いを寄せる学校一のモテモテくんのトビーとは、どうなっていくのかな?詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
相変わらずティーン向けとは思えない内容の深さ
-
14歳と先生の恋?
ならせめてあと3歳ぐらい大人にして欲しいと思ったけど、中盤から一気にページが進んだ。まだまだ子供だけれども人生はこれから。終わり方がとてもよかった。 -
ジャクリーン・ウィルソンの「ガールズ・イン・ラブ」から始まるエリーのシリーズがとてもリアルなローティーンの女の子たちの話で、そんな感じの話を期待して読んだら…。
リアリティはあるんだけど、それが何とも嫌な部分で。
特に、ラックス。
好きだと言っておいて自己保身に走る、大人の汚い部分が出て「好きだと言っておいてもやっぱりそうなのね」と。
せっかくのプルーの初恋も微妙な思い出になってしまった気がする。
一方的な片思いの方が綺麗な思い出として残せただろうに。
終わり方がもう少し未来への希望を感じさせられる物にして欲しかったなぁ…。
ローティーンの子向けにしては苦い結末だった。 -
読んでないから、図書館で、予約しないとね。
-
うーん、ぶっちゃけいまいち。
面白いといえば面白いけど!
ちょっと現実離れしすぎてるかな… -
ストーリーは面白いけど、主人公の女の子がちょっと…非凡すぎ(?)
終わり方がいまいち…
でも感動的です。 -
欲しいです
-
だまされた!!!と思いましたね。この作者、ジャクリーン・ウィルソンの本、凄く好きなんです。この本も前半はとても面白かった。しかしラスト。ちょっと酷いんじゃないか!?と。ハッピーエンドにしろ、とまでは言わないがちょっと酷すぎ。設定からしてありえないし、先生にあそこまでアタックかけるっていうのもあり得ない。好きな作者だけにショックです。
-
主人公は14歳の女の子、プルー。古書店を営む頑固な父の方針で、妹と共に学校に行かずに家で勉強している。
服はいつも母の手作りのださいワンピース。おこづかいで雑誌やお菓子を買うこともできず、ファーストフードに入るのが夢。唯一の趣味は絵を描くこと。しかし、父がいきなり脳卒中で倒れたため、事態は一変することになる。
学校に通うことになったプルーは、同世代の文化を全く知らないため、変わり者扱いされ、一人浮いていた。
そこに救いの手を伸ばしたのは美術の教師ラックス。プルーは自分を認めてくれるラックスに恋をする。
ティーン向けの小説を書かせたらピカイチのジャクリーン・ウィルソン。
楽しみにしていたが、今回はちょっと安易な終わり方でイマイチ…
学校に行ってない少女が、内緒で買った雑誌で同世代の女の子について研究するところや母親がつくるワンピースやお菓子をダサいと思っているところなど、少女の心理描写はとても巧み。
学校ではいじめられ、先生に恋をする辺りがあまりにも安易。しかも「ラックス先生、それでいいのかー」ってオチ。他の作品がおもしろいだけにこれは期待はずれかなぁ〜。