働かないの―れんげ荘物語

著者 :
  • 角川春樹事務所
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本棚登録 : 550
レビュー : 73
  • Amazon.co.jp ・本 (178ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784758412223

感想・レビュー・書評

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  •  働かないと決めて働かない、毎月決まった金額だけ貯金を取り崩して使い、日々を静かに淡々と暮らしてゆく。
     読書に散歩を友として過ごす日々にも、隣人が越してきたり刺繍を始めたり小さな変化は訪れる。そんな中で自分についてつらつらと考えてみたりする様子がなんだかリアルで、似ているところも違うところもひっくるめて、今の自分にするりと馴染む作品。
     面白い作品も感動できる作品も沢山あるけれど、自分に馴染む、という感覚の作品には滅多に出会えるものではないので、そのことがまず嬉しい。

  • 「働かないの」
    働かないということも強い意志を伴う。
    何を選択するかは自由だけれども。
    もう働かない
    そう叫びたくなったらこちらの本を。
    働けない
    のではなく
    働かないという選択
    思ったより生易しいものではないかもしれないなと感じる。

    2013年
    装画:藤田知子
    装幀:川畑杏奈

  • 終始ゆる〜いお話。
    その中にも、新しい住人が増えたり、刺繍を始めてみたり、何気ない日常の中にもあったかい出来事がちりばめられている本だった。

    こんな風に、
    人と適度な距離感を保ちながら生きていくことも、
    なかなか楽しそうだと、思える。

    先にこちらを読んでしまったので、もうこの生活が固まってるけど、
    前作は会社員だったところの話もあるのだろうか。
    早く読んでみたいところ。

  • タイトルに惹かれ読み始めたはいいものの、苦痛だった。
    主人公がずっ〜〜〜〜〜〜〜〜と同じこと繰り返してわだかまり、物質的にも思考的にも前後左右どこにも動かないのが。
    そんなのは現実だけで充分、といった気持ち。

    著者はどんなシーンを見てもらいたくて、この作品を書いたんだろうか。
    微動だにしない中年女性を見せたかったのだとしたら大成功。

    再読はない。

    印象深いセンテンス。
    『なかには明らかに本人のミスなのに、平気で人のせいにする人間もたくさんいて(中略)きっと彼らは自分に降りかかった非難の原因を、全部他人のせいにするからストレスも溜まらないはずなのだ。』

  • れんげ荘続編。お母さんも相変わらずです。自分で決めた道なのに、ウジウジ悩んでいる主人公。暇だと考える時間も多いから大変よね。でもしっかりして!と言いたくなった。

  • すぱっと会社を辞め、隠居生活をおくることにここ数年憧れを抱いている。人間生きていれば、ある一定の間隔で「何かを求めなくちゃ、何かの、誰かのためにならなくちゃ」なんて気持ちがよぎり、不安になる瞬間がくる。でも結局、何かを追い求めなくても、何かと比較しなくても生きていく道ってものもあっていいのだとキョウコの生活を垣間見て改めて元気づけられた気がする。人間いろんな生き方があっていいのだと。続編待ち遠しいなぁ〜。

  • 『れんげ荘』続編。静かな日常小説。好きだな~

  • まだ続きがありそう。

  • 働きたいです。
    若いうちに仕事しまくったから40代で仕事辞めてもう働かない。と決め、働かない生活を描いたものでした。

    なんでも反動で極端なことになるよなーと思いました。
    先月40冊ぐらい読んだ反動で、今月まだ12冊です。
    やっぱ毎日少しずつが大切のようです。

  • 働けるのに働かない貯金を取り崩しての生活。
    自由なような後ろめたいような、同じように働いていない私は少々身につまされる。

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著者プロフィール

群 ようこ(むれ ようこ)
1954年、東京都生まれ。日本大学藝術学部文芸学科卒業。広告代理店に就職するが半年で退職。6回の転職を経て「本の雑誌社」に事務職で入社。やがて本名で『本の雑誌』に書評を執筆しはじめ、1984年『午前零時の玄米パン』でデビュー。同年退社し、作家専業となる。
代表作として映画のために書き下ろした『かもめ食堂』、ドラマ化された『パンとスープとネコ日和』など。

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