NINE LIES ABOUT WORK 仕事に関する9つの嘘
- サンマーク出版 (2020年6月16日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (462ページ)
- / ISBN・EAN: 9784763138163
感想・レビュー・書評
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人事の科学的アプローチのいい加減さを再確認できた本。当たり前のことが当たり前として書かれ、人事の無力がわかる本。
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あんまり頭に残らんかった
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組織のマネジメントの分野ではさまざまな理論が流行し、リーダーシップ教育、目標管理などすっかり定着したものから、360度評価やタレントマネジメント、従業員エンゲージメントなど比較的簡単新しいものまで、いかに良い人材が求められているか分かる。
これらの主に欧米発祥の理論は、HBRなどで論文発表され、根拠のある主張として多くのビジネスパーソンに活用されている。だが、そもそもリーダーシップやポテンシャル、パフォーマンスはどのように測定できるのだろうか。
本書は、多くの組織マネジメント理論の前提を9つの「ウソ」として暴き、抽象化された人材ではなく具体的な個人として見ることで、本当のところを明らかにする。著者は、ストレングスファインダーで有名なマーカス・バッキンガム。例によって、強みの話はしっかり入っている。さらに本書では、人のソフト面のデータの扱い方がポイントで、他の組織論とはレベルの違う説得力を持っている。
9つのウソごとに明かされる真実は、経験的に納得できるのにやっていなかったものから、目からウロコなものまでさまざま。仕事に関する考えが変わる一冊。 -
想像していたよりよかった!
とくに、モメンタムの話は納得で、目的地の方向とそのスピードをリーダーが引き出してあげる、アクセルを踏むための後押しをしてあげる、がとくに学び。 -
これらを認めてしまうとタレントレビュー、評価制度、マネジメント研修とか人事の仕事が全て意味ないことになってしまうけれど、それなりに価値はあると思うんだよなあ。
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note豊かな人生を目指すサラリーマンさん推薦
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2021年1冊目はこの本をチョイス。
仕事をする中で言われがちな9つのことについて、誤解であることを説いてくれる一冊。 読んでいて、どのトピックも違和感なく受け入れることができた、というのが正直なところ。リーダーに向けて…という面がある中で頭に入れて日々仕事に励まないとな、と思わせてくれた。 -
タイトルに興味があり読んだ。ついついウソの方が正しいと感じてしまうが、実際に実例を読むと当たり前と思いスルーしていたことが多かった。
1.
ウソ:どの会社で働くかが大事
本当:どのチームで働くかが大事
2.
ウソ:最高の計画があれば勝てる
本当:最高の情報があれば勝てる
3.
ウソ:最高の企業は目標を連鎖させる
本当:最高の企業は意味を連鎖させる
4.
ウソ:最高の人材はオールラウンダーである
本当:最高の人材は尖っている
5.
ウソ:人はフィードバックを求めている
本当:人は注目を求めている
6.
ウソ:人は他人を正しく評価できる
本当:人は自分の経験なら正しく評価できる
7.
ウソ:人にはポテンシャルがある
本当:人にはモーメンタムがある
8.
ウソ:ライフワークバランスが何より大切だ
本当:仕事への愛が一番大切
9.
ウソ:リーダーシップというものがある
本当:われわれは尖りについていく -
視点がいくつか増えた。