これだけ! PDCA

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  • すばる舎
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  • Amazon.co.jp ・本 (205ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784799101308

感想・レビュー・書評

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  • 今会社で建てている計画は、実は計画じゃなかったという衝撃と、納得。

  • ・厳しい環境だからこそ作戦を考える仕事は楽しい
    ・PDCAサイクルが回ればチーム全員でイメージを共有して結果を出せる。
    1.なぜPDCAが回らないのか?
    ・個人成果とチームの成果は異なる。チームの成果をだすために必要なスキルがマネジメントスキル。
    ・マネジメント手法の一つがPDCAサイクル。
    ・そもそも計画が作れていないと回らない。計画とは何を、誰が、いつまでに、どうやって実行するかが書かれていないとダメ。
    ・良い計画を立てるには、タイミングが重要で、来期になるまでに十分な時間を用意する必要がある。
    ・計画を作る際の確認が組織としてできていない。何をいつまでには決められるが、誰がどうやってが計画されていない。
    ・成果主義により、目標自体をなるべく低めに設定することがおきる。成果がでるまでに長い期間を要する仕事は上がってこない。自分の評価にならないなら協力しない。
    ・成長できるリーダーは挑戦思考、これからやりたいこと・近い将来やるべきことから目標を組み立て、どうすればゴールできるかをメンバーに示すことができ大きな成果が出せる。
    ・目標と目的を混同しない。目標を達成することが目的ではない。
    ・目標を共有できていなければ人は動けない。そのためにはコミュニケーションが重要である。
    ・会社のビジョンは腑に落ちているか。
    ・経営者目線=鷹の目、現場目線=蟻の目、両方をバランスよく持つこと。
    ・マネジメント=やりくりすること。より重要な仕事に時間をかける一方で、重要度の低い仕事を効率的に進める方法を考え、本当に重要でなければやめる。
    ・リーダーが既存業務の延長線上で考えると停滞し、成長につながらない。現場が成果を上げるための行動をリーダーが導くこと。
    ・地道な活動を継続できるようにするようにすること。
    2.P:計画策定段階で勝負は90%決まる
    ・手段の目的化をさけること。目的を明確に、目標を達成するための手段となっていること。
    ・お客様との約束を目的とすべき。
    ・計画立案時にまずは現状把握・分析を行う。そのうえで、計画通り実行すれば必ず目標が達成できる必要最小限レベルに落とし込む。
    ・正しい事実を把握し、問題点を見つけたらそれがなぜ起きているかを繰り返し問い続ける。また、そもそも問題なのか、どの程度の問題なのかを認識することで、より適切な対応策が見つかる。
    ・決めた目標を達成できる、勝てるイメージを計画で作り出す。
    ・5W1Hで計画を立てる。その際に、何を細分化することで計画が詳細になる。計画が細部まで詰められている程、より高い確率でゴールまで行ける。
    3.D:実行段階のジレンマ
    ・想定外のことが突発的に降りかかってくることも想定しておく。そんなときもやるべきことをしっかりやれるように仕掛けておくこと。
    ・直結していないようなDoでも計画が実行されることにリーダーがこだわる必要がある。
    ・仕事を回していくためには緊急かつ重要な業務、緊急度は低いが重要度が高い業務に取り組むことが必要。重要度が高くない業務は効率化を進めること。重要な業務に時間をとれるようにすること。緊急かつ重要な業務に関してはなぜ緊急度が高いのかを見極め、緊急度を下げる取り組みが必要。
    ・実行を妨げる人間の特性。学生症候群。必要以上の時間見積もり。マルチタスク。
    ・5Sをすることで実行力を高める。仕事の効率化、環境改善につながる。
    ・限られた資源で成果を上げるために、部下育成を行ない、組織で最大限の成果をあげる。
    ・フロー状態を作る。明るい挨拶、日々のコミュニケーションをすることでフロー状態に近づける。
    4.C:改善策が見えてくる!評価の進め方
    ・計画段階で評価指標KPIを決めておく。
    ・早めのタイミングで改善のための手を打つ。早めにスタートをしなければ、年間トータルでの成果は出しにくくなる。期中で成果が不足しているならば追加の施策に取り組まなければならない。修正が早ければ早い程結果に反映される。
    ・KPIは成果につながる必要がある。成果につながらなければメンバーのモチベーションを下げてしまう。
    5.A:次の計画につなげるステップ
    ・改善を妨げている要因:評価制度、組織構造、習慣、考え方等。
    ・コミュニケーションをとって巻き込むために会議を有効活用することが重要。
    ・組織の基礎力をあげることがPDCAを上げる最善の方法。
    ・PDCAは改善で終わりはない。PDCAサイクルを継続的に回すことで持続的成長が可能になる。

  • 久々にいい本読んだ。
    よくある「P→D」の繰り返しに陥って、ほとんどCとAができていない現状に、メスを入れる手がかりになりそう。
    継続の重要性や、キーポジションはリーダー・マネージャーであることなど、うなずける部分が多かった。
    職場の同チーム員みんなにも読ませたい1冊。

  • -

  • Kindleで買った

  • 最近よく見かける改善うんちゃら〜っていう内容とは程遠く、組織やチームのありかたまで触れてたので、好感を持った。
    ただ、「これだけ!」っていう内容ではないかなw
    どの部署でも必要な内容だし、「当たり前」の基準を高くしていこうという姿勢を見せることは確かに重要だなぁと思った。そういった組織の方が、小さなところで承認欲求で揉めたりしないだろうし。

  • これだけという割には多くの項目について述べられており、一つひとつ実践してゆくのが大変そう。PDCAは様々な業務の場面で活用されている手法であろうけれども、対象とする業務の規模、性質なども様々で、多数の読者はもっとも身近なより小さいサイズの業務におけるPDCAのコツを知りたいのではないかと思う。その意味でこの本で扱っている事例はちょっと規模が大きすぎると感じた。

  • 計画で全てがきまる、というくらい計画が重要、など
    分かってはいるんだけど。。。といった内容が多い。

  • 究極のマネジメントは部下の育成。

  • ・計画策定段階(P)で勝負は90%決まる。評価指標は計画段階で決めるべきもの。計画の作り込みさえできていれば「評価すべきこと」は明確になっている。

    ・改善のステップにきたとき、すぐに実行に移せるような改善であればP→D→C→A→Dとなる。改善策を実行するための計画を新たに検討しなければならない場合は、P→D→C→A→Pという流れが必要になる。

    ・マネジメントに役立つPDCAサイクル。新しい考え方ではない。しかし、当たり前にも関わらず、使いこなせているメンバーがほとんどいない。

    ・停滞する人・成長する人の違い。一番の差は考え方。停滞する人は「いまの状態を維持するためには」という思考。現状維持の目標では現状を下回る成果しかでない。成長できる人は「常に上を向いて挑戦していこう」という思考。

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著者プロフィール

MINATO・MIRAI CONSULTING代表取締役。
福岡県出身。外資系自動車メーカーにて営業、マーケティングなどを経験したのち、1998年船井総合研究所に入社。年商1兆円以上の大手企業から社員3名の零細企業に至るまで、企業規模や業種業態を問わず幅広くコンサルティングを行なっている。
クライアント企業の本質的な課題に切り込み、社員を巻き込みながら変革させていくコンサルティングスタイルに定評があり、特に組織変革や社風改革といったテーマに強い。経営層へのヒアリングだけでなく、課題・問題を抱える現場には必ずおもむくなど、リーダー・マネジャーとの対話を重視している。現場の意見を反映させたアドバイスは「ピッタリの解決策が見つかった」「今までの思い込みから脱却できた」と顧問先からの信頼も厚い。
著書に『これだけ! PDCA 必ず結果を出すリーダーのマネジメント4ステップ』(すばる舎リンゲージ)

「2019年 『PDCA手帳術』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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