- Amazon.co.jp ・本 (221ページ)
- / ISBN・EAN: 9784803001662
感想・レビュー・書評
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長い前書きのよう。
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あーー、こういう作品、大好きです!!
不器用に生きている姉と弟の物語でした。
2人で暮らしていて、それぞれの仕事をしているのですが、人生ですから山あり谷あり。
そんな中での姉弟の会話や行動が素敵!
一緒に育ってきたからこそ分かる共通ネタが、弟は実はこう思っていたけれど姉は気がついていなかったり、気がついていないふりをしていたり。またその逆もあって。
そんな全ての中に兄弟の間の心遣いが感じられて、やっぱり兄弟っていいなと感じました。
ラストのお年玉も、たまらんねー!
まあ、もっとそれぞれの友達がいてもおかしくない気がしましたけれどね。
特に姉は女だから、学生時代の友達とかが登場しないのはちょっと不自然な気もします。
でもその分、姉と弟の関係が際立っていていいですね。
この作家さん、初読みでした。
脚本、演出家だそうです。
この話もドラマになっているようなので、どこかで見つけて見てみたいです -
「小野寺の弟・小野寺の姉」西田征史◆ボサボサ頭の弟とおかっぱ頭の姉。良い歳した二人のゆるやかな二人暮らし。ある程度年の離れた姉弟は、なんだかんだ言って姉は弟を甘やかし弟は姉の指示に従う、分かるなぁ。弟が私をどう思ってるのか不明だが、お互い良き相棒と思える姉弟でいたいなと私は思う。
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2014/11/17 読了
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ちょっと不器用な姉と弟の物語。
小野寺の姉40歳。几帳面でこだわりが強いが抜けている面も。小野寺の弟33歳。人見知りでずぼらな性格。ふたりで一緒に住み、食事し、けんかし、お互いがお互いを想い、日々を過ごしていく。
姉視点と弟視点が交互に語られるため、お互いへの想いが見えてきます。早くに両親を亡くし、親代わりとなって弟の面倒を見た姉。そんな姉を頼もしく思いながらも言葉には表さない弟。過去の思い出にも、今の現状にもお互いを思いやる心が満ちていてじんわりと温かい気持ちにさせられます。そしてそれをユーモアに包んで見せてくる手法が好きです。ユーモアに包まれているから余計に涙腺を刺激される、そんなこともあります。
映画になることを知ってから本を手にしたので、ふたりの姿はどうしても片桐はいりと向井理です。いやもう姉の方はそれでしかあり得ないだろうと思わされますね。映画見に行きたい! -
映画見て、舞台見て、原作に至ったけど、舞台だけ全く違う話でしたね。
読んでて向井君とはいりさんしか浮かんでこない ^_^ -
なんてことないエピソードが姉と弟の視点が切り替わりながらやんわりと繋がってゆく感じが心地よい一冊でした。
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姉弟といっても、もう大人同士。同居していてもつかず離れず、かといって、肉親だから遠慮のない発言もある。両親を亡くしたあともそこに住み続ける姉弟の暮らしが淡々と描かれています。映画になるとわかってから読んだので、どうしてもあのひとたちが浮かんでしまいました。
弟のモノローグと、姉のモノローグが交互になって物語が進むので、お互いの思惑とか、すれ違いとかが、読み手にはわかります。キーワードはやっぱり「酢味噌」ですね。それと、弟がいつすきやきを食べられるか(笑)
よくある日常を、こんなふうにドラマにするって簡単なことじゃないと思う。好きな作品です。次回作も期待したいです。 -
2014.11.9読了
心温まる一冊。映画も観たい。(図書館)