- Amazon.co.jp ・本 (239ページ)
- / ISBN・EAN: 9784806145486
感想・レビュー・書評
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実用的な内容で役に立つ。すぐにできることもいくつかあった。
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・モノの定位置を決めていくときに、トヨタでよく使われる手法があります。それは「所番地を決める」ことです。これは、工場やオフィスなど、広大なスペースにおける整頓を進めるときに役立ちます。
・「決めたことをやらせる」のが、現場のリーダーたちの仕事なのです。部下が教えても実行できないのは、教えるほうの責任です。3回言ってもできないなら、10回言う。10回言ってもできないなら、20回言う。それが「しつけ」なのです。
…そのうえでうまくいかないことには、その理由が絶対にある。何故そうなのかを聞く。
・「百聞は一見にしかず」という言葉を聞いたことがあると思いますが、これには続きがあります。
百閒は一考にしかず
百考は一行にしかず
百行は一果にしかず -
5S!
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2012年刊。トヨタの元現場リーダーのトレーナー集団による、ものづくりの基本である 5S(整理・整頓・清掃・清潔・しつけ)のノウハウをまとめた本。
◆【引用メモ】「いつか使うもの」に対しては、必ず「いつまでに使うか」を問わなければなりません。つまり、期限をもうけるということです。(p.71) ◆ちょっと立ち止まってみて、「この動きはムダではないか」「この動きは付加価値を生んでいるだろうか」と問いなおしてみる。(p.136) ◆「何のためにするのか」という目的がわかっていないと、一時的な活動で終わってしまって、継続できません。(p.226) -
トヨタの元社員が書いた、片付けの本。
あんまりこういうハウツー本は読まないけれど、非常にその通りだと思った。
実践できるかどうかはともかく、頑張りたい。 -
とても分かりやすく、整理・整頓をすることによって、日々の生活がどのようように変わり、良いことが起こるのかを実例をもって示している。
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先週も『トヨタのPDCA』という本を読んだけど、本当、トヨタって作業効率について徹底されてるんだなと。
5Sは世界の企業からも注目を集めているらしい。でも、5Sの頭文字って日本語の『整理・整頓・清掃・清潔・しつけ』からだよなぁ。と思ってWikipediaを見てみたら、整理とか整頓とか書かれているものの、一応sが最初につく英単語も記述しているようだった(整理はsortで清掃がshineとか。なんだかちょっと違う気もするけれども)。
http://en.wikipedia.org/wiki/5S_(methodology)
意外だったのが、暇になったら何もせずにジッとしとくという内容。暇になったからと明日の分の仕事までやってしまおうとすると、その次の工程が大忙しとなってしまうかららしい。そういうもんなのか。
そういえば、デジタル化についてあまり書かれてなかった印象。1年以上使っていないが後で使うかもしれないと思う書類や名刺はスキャナしてパソコンやEvernoteにでもいれておけばいいと書いてある本を前に見たことあるけれども、この本では廃棄するとしか書かれてなかった。メールもいらなくなったら削除するようにとのこと。削除しなくても、フォルダ分けすればいいだけな気がするのだけれども、そういうわけにもいかないのだろうか。 -
片付けに1日30分使ったとすると、1ヶ月20日働くとすれば、1年で7200分、1日8時間働くとすれば年間15日間を費やす事になる
整理する➡︎要るものいらないものを分け、要らないものは捨てる
整頓する➡︎必要なものを必要な時に必要なだけ取り出せる様にする
人を責めるな、仕組みを責めろ
掃除しないで済む➡︎ゴミを出さずに片付けている人を探し、そのやり方を真似る -
「整理」と「整頓」その具体的な意味と効用を解きほぐす本でした。そして、トヨタの人の心理(弱いところ)を読み取りシステム化する姿勢と手腕に共感しました。