アメリカの高校生が学んでいるお金の教科書

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  • Amazon.co.jp ・本 (396ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784815602918

感想・レビュー・書評

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  • ・恒常所得仮説
    人々が生涯で使うお金は、給料などの恒常的な所得で決まるという意味である。
    会社勤めであれば、給料が引退するまでもらえるものと期待でき、その想定で生涯を通じた収入に基づいて消費行動を決めることになるという仮説である。

    ・仕事を選ぶときは「好き」や「適性」に加えて、現実的なことも考えなければならない。
    例:出張や転勤の有無、労働時間、ノルマの厳しさ.etc

    ・副業を始めるならLLCを設立するべき
    合同会社(LLC)は2006年5月に施行された会社法によって生まれた新しい会社形態です。 このモデルとなった、「LLC」は、1977年にアメリカで誕生した事業体です。LLCはLimited Liability Companyの略で、直訳すると「有限責任会社」となります。 このLLCに似た形態として、2006年に日本で新たに誕生したのが合同会社であり、「日本版LLC」とも呼ばれています。

    ・ほとんどの人にとって、大学費用という投資は何倍にもなって返ってくる。大卒とそれ以外の人の収入は1年でほぼ2倍の開きがあり、生涯収入で考えると、大卒がそれ以外よりも多く稼ぐ額は50万ドルを超えるという結果の研究もある。

    ・お金の時間価値について、お金は利息を稼ぐことができるので、明日手に入るお金よりも、今日持っているお金のほうが価値がある。

    ・単利と複利について、複利のほうが貸す側は儲かる。
    複利の金利のことを「実行金利」「連続金利」と呼ぶ。

    ・お金の問題が起こる原因はたいてい2つ
    1:常に支出が収入を上回っていること
    2:予想外の出来事で急に大金が必要になること

    1は生活習慣を変えることが最優先

    ・72の法則
    72を金利で割った数字が、元本が2倍になるまでの年数になる。例えば金利が4%なら、18年で元本が2倍になることが期待できる。この法則は金利が3%以上であれば大抵のケースにあてはまる。

    ・S&P500とは
    アメリカの取引所に上場している大企業500社を集約した株価指数である。スタンダード&プアーズ(S&P)という代表的な投資情報会社が算出していることからこの名前がついている。

    ・債券は株よりも安全な投資
    会社が倒産したら、債券を持っている人は株主よりも優先して資金を回収できる。株主が資金を回収できるのは一番最後。特に国が発行した債券(国債)を買うのが一番安全な投資とされている。

    ・金融詐欺の見つけ方のポイントは2つ
    1:リターンが高すぎること
    2:運用成績が安定しすぎていること

  • お金についての基礎が学べる。
    バランスシートや財務諸表など基礎的な知識をインプットすることができた。
    事業計画を立てるときにはビジネスプランが大事で、ビジネスプランを立てるときの項目が明確に記載されていて、役に立つと思う

  • タイトル通りお金の知識を一通り学べる教科書。

    質素に暮らすことで貯金し、寄付し、投資する。

  • 高校生向けなので、大学生、社会人になるにあたっての知識もあり、全体的には易しい内容だった。
    ここからもっと知りたいと思った内容の細かい専門書を読んで深く理解するのが流れになると思う。

  • アメリカの高校におけるファイナンスの授業のテキストを、そのまま日本語訳したものです
    非常に分かりやすい文体で書いててあり、頭の中にも入りやすいし、必要最低限なファイナンスの知識が書いてあって18歳でこれを身につけて社会に出られるのはいいなというふうにも感じました。
    ただ授業でこれをやっているとなると、週に1時間程度の時間はこれに費やされている。日本の高校数学のレベルの高さを考えると、これは大人になってあるいは 大学生になって身につけても、別に間に合うし損したと感じることでもないよな、なんていう風に思ってしまいます。

  • [鹿大図書館学生選書ツアーコメント]
    高校の授業に投資や積み立てなどのお金の授業が追加されるという話を耳にしました。
    今大学生である私達はその授業を受けられていないと思います。知っておいて損することのないお金について学びたいと思い、選書しました。

    [鹿大図書館・冊子体所蔵はコチラ]
    https://catalog.lib.kagoshima-u.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BB29307593

  • 高校生用の教科書なんだから当然なんだけど、おじさんにはそれほど目新しい内容はなかった。
    ただ高校生の時に知っていたら、もっと堅実で有意義な大学生活〜20代が過ごせたのかもしれない。
    とりあえず1ヶ月間全ての支出を記録するのはやってみようと思う。

  • さすがに27歳が読むと知っている事項も多かったけど、お金に関する一通りをこれでさらっと確認できるのは良い。確かに、教科書的。
    キャリアの考え方、投資の考え方は今参考になる。

  • マネーリテラシーを初歩から学べる、題名通りいかにも教科書という内容だった。簡単な専門用語も、都度説明してくれるので分かりやすい。ただ、アメリカ在住でない人には関係のない内容も多く、個人的には日本在住の人にはおすすめし難い。

  • 本当に高校生が学んでおきたい、お金の話だった。
    株式関係の話を見ると、どうすれば儲けることができるか!という話ばかりだけど、この本は例えばカード払いの便利な点とリスクを両方記載してくれたり、保険の仕組みなどについて教えてくれたりと、満遍なくお金に関する仕組みを説明してくれている。さすがにほとんど知ってる内容だったけれど、新卒の社会人になる前に読んでおくと勉強になりそうだと思いました。

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