近代日本と農村社会: 農民世界の変容と国家

著者 :
  • 日本経済評論社
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  • Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784818807013

感想・レビュー・書評

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  • 1920年代から30年代にいたる時期における、「農村社会構造の段階的
    変化とその特質を明らかにする」ことを目的とした本書。
    経済史的な農家・農村分析に加え、「世代」あるいは「文化」などの問題
    を社会構造の転換の機動力のひとつに加えた分析は、巨視かつ緻密な分析
    という印象を与えてくれる。
    非常に面白い本だった。

    今後は日本の近代国家化という文脈の中で、都市化と農村社会の転換
    との関係が問われるべき問題なのかもしれないなあ。
    なにしろそれぞれの研究が別個に展開している印象があるだけに。
    とぼんやりと読み終えた直後に感じました。

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著者プロフィール

早稲田大学教育・総合科学学術院特任教授。日本近現代史。『戦争と戦後を生きる 1930年代から1955年』(日本の歴史15・小学館)、『語る歴史、聞く歴史』、『増補版 民衆の教育経験』(以上、岩波書店)、『「生存」の東北史』、『「生存」の歴史と復興の現在』(以上、共編著、大月書店)他。

「2021年 『戦争と性 34号 特集:性暴力のない社会へ──「自分ごと」として考える』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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