玉響―たまゆら (富士見ミステリー文庫)

著者 :
制作 : 増田 恵 
  • 富士見書房
3.00
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本棚登録 : 50
レビュー : 6
  • Amazon.co.jp ・本 (310ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784829162897

作品紹介・あらすじ

風が、囁いた。『来ル。運命ガ来ル。止マナイ荒ブ嵐ガ来ル』天が告げる不吉な報せに、マユラは空を振り仰ぐ。(禍言!大兄君に報らせなくっちゃ)季節外れの冷たい風が吹く野を、駆け出したその時。-運命に、出会った。まだ、人と精霊とが分かたれる以前。女神に仕える巫女マユラは、春の野で一人の少年と出会う。射抜くような強い眼差しをした少年-イメタテは、故郷を追われた民を率いて流浪の旅を続けていると言い、二人は僅かな時の中で心を通わせ合う。それが、荒ぶる嵐を呼び覚ますことになるとは、まだ知らぬまま-。風の囁きを聴く少女マユラ。神の剣に選ばれた少年イメタテ。二人の周りで交錯する幾つもの思惑は、やがて二人を、逃れられぬ悲しい運命へと導いていくが…。遙か古の世を舞台に繰り広げられる、幻想叙事詩。

感想・レビュー・書評

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  • 長野県諏訪地方の五世紀をモチーフにしたラノベ。蛇行剣とかミシャグチ神とか、読むと諏訪大社上社に詣でたくなってくる。
    生身で会いたくても会えないもどかしさ全開で、この設定だけでも素晴らしいと思います。

  • 文章が読みにくくて、途中で挫折。
    古代モノという題材は好きではあるのだけど……。
    なんか目がひっかかっちゃって、ページをめくれなかった……。

  • 日本古代を舞台にしたファンタジー作品。
    読者を惹きつけ続けるストーリーは圧巻でしたが、続き物だったということで星は4つです。

    てっきり一話完結ものだと思っていたんですが。わかった瞬間、ちょっとがっくりきました。続刊は絶版してるので古本屋で探さねばならぬ事に……。でも、ほとんど見たことがないんですよね。
    これは、アマゾン頼みになるかも。

  • シリーズ1作目

  • 1巻です。
    時代と舞台はは4〜5世紀あたりの日本の東国を意識してください。
    今回のヒロイン・マユラは、風のささやきを聞くことができる巫女さん体質の女の子。
    そしてヒーロー・イメタテは、鉄器を持つエヅモに故郷を追われ流れてきた一族の、やっぱり異能の力持つ青年。
    二人は偶然一目会ったときからなにやら共鳴してしまうのですが。
    運命は悲劇へと転がりだすのです。
    イメタテが使者であるマユラの兄を殺害。
    マユラは激情のまま復讐の誓をたててしまいます。
    しかしイメタテが悪い人と思い切れず見逃してしまったところ、女神の呪いが!
    憎しみと恋しさの板ばさみ!
    どちらを選んでも誰かが死ぬ。
    現在3巻まで出てるのですがどーなることやら。

    カバー・口絵・本文イラスト / 増田 恵
    カバー・口絵・本文デザイン / 朝倉 哲也(design CREST)

  •  古代純愛ファンタジーです。
     『銀の海金の大地』や『明日香の王女』、『空色勾玉』好きにおすすめ。
     古代日本、愛憎相半ばする少女と少年、時代がもたらす戦乱の影といった言葉が好きな方はぜひどうぞ。

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著者プロフィール

長野県生まれ。歴史博物館にて、遺跡の発掘や歴史・民俗資料の調査研究にたずさわったのち、2003年作家デビュー。著書に『平家物語 夢を追う者』『竹取物語 蒼き月のかぐや姫』『枕草子 清少納言のかがやいた日々』『紫式部日記 天才作家のひみつ』『南総里見八犬伝(全3巻)』『真田十勇士』『雨月物語 悲しくて、おそろしいお話』『日本の神さま 古事記の物語』(いずれも講談社青い鳥文庫)、『小説 ちはやふる中学生編(全4巻)』(講談社)ほか多数。日本児童文学者協会、日本民話の会に所属。

「2019年 『ちはやぶる 百人一首恋物語』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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