の (福音館の単行本)

著者 :
  • 福音館書店
4.34
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感想 : 158
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  • Amazon.co.jp ・本 (78ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784834085303

感想・レビュー・書評

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  • 〜の、で繋がる絵本。

    ちょっと繋がりがよく分からなくなるところもあったけど、たくさん書き込まれていて楽しく読めました。

    2歳の息子も一緒に読めました。
    海の中のページが気に入ったみたいで、次のページにめくろうとすると怒られました。
    みちでも海のページが好きだったなぁ。
    何がいるか分かるのが楽しい様子。

  • 「の」つながっていく展開の面白さ、次はどうなって行くのか どんどんページをめくらせて、zoomされたり、広がったり、最後の終わり方も見事。絵がとても美しい。

  • B本
    「の」に終わりはないんだな。
    まだまだ続きが読みたくなる本。

  • 細かい書き込みまで含めて綺麗な絵本。子供用に借りたが、子供には難しそうなので母のみ読む。


  • という助詞が主役の絵本
    のを強調して読みました

    息子はどんどん小さくなっていくねと
    世界を楽しんでいたようです

  • MOEで知った絵本。「〇〇の」でつながっていく絵が素敵。細かい描写が多いからもう少し大きなサイズで見たい。王さまのキングサイズのベッドと、ジャングル帰りのお父さんが特に好き。お父さん、ジャングルから連れて帰りすぎ!

  • お気に入りのコートの
    裾をひるがえすダンスで
    世界がぐるっとつながるのだ

  • 美しい想像力

  • わたしが、「の」でつながれた言葉でたぐるように世界をのぞき込んでいくと、視線の先からフラクタルのようにまた新しい世界が現れる。これ以上分けられない小さな粒にまで近づくと、世界ははじまりのわたしに還っていく。
    わたしの中に世界がある、世界の中にわたしがいる、それらはわたしという小宇宙でつながっている、円環のように。
    そんなイメージを私に初めて示してくれたのは手塚治虫「火の鳥 未来編」ですが、この本も自分が、世界が存在するってなに?と問う子どもに、道しるべをくれるのではないかと思いました。
    表紙と装丁がまたすばらしくて、ずっと飾っておきたい。

    で、パソコンの横に飾っていたのですが、ふと「の」が女の子の口からぽっと飛び出しているように見えました、そうか、ここには「  」の「  」が隠れていて、背景の白は大きな吹き出しなんだなあ。
    好きなことばを入れていいよと言われたようでした。

  • この本を開くと、ああ人の心はこんなにも無限だなあと思う。junaidaさんの描く世界がとても好きです。

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著者プロフィール

junaida 1978年生まれ。画家。2010年、京都・荒神口にHedgehog Books and Galleryを立ち上げる。『HOME』(サンリード)で、ボローニャ国際絵本原画展2015入選。『Michi』(福音館書店)で、第53回造本装幀コンクール・日本書籍出版協会理事長賞(児童書・絵本部門)受賞。その他の作品に、『THE ENDLESS WITH THE BEGINNINGLESS』『LAPIS・MOTION IN THE SILENCE』(ともにHedgehog Books)、宮澤賢治の世界を描いた『IHATOVO』シリーズ(サンリード)、『の』『怪物園』(以上、福音館書店)、装画・挿絵の仕事に『せなか町から、ずっと』(斉藤倫作/福音館書店)などがある。

「2021年 『街どろぼう』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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