心配事の9割は起こらない: 減らす、手放す、忘れる――禅の教え (知的生きかた文庫 ま 41-7)
- 三笠書房 (2019年8月22日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (221ページ)
- / ISBN・EAN: 9784837986119
感想・レビュー・書評
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心が元気な時は読む気にならなかったのに、疲弊してる時にはスラスラ読めた一冊。
1つのタイトルに対して3ページほどで内容がまとめられているのでとても読みやすい。
以下備忘。
◆目の前にある仕事は一生懸命にやるべき仕事であり、その姿勢でいれば自ずと良縁がもたらされる。
誰もが軽んじるような仕事でもコツコツ取り組んでいる人間を他人は見ている。
◆感性や感覚を働かせるには「自然を感じる時間を持つ」など、思考する脳を休ませることが必要。考えることを一旦やめると脳の神経伝達物質であるセロトニンの分泌が活性化される。
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この本から得たメッセージは、シンプルに生きるということ。
はじめ、オーディオブックで聴いたものの、漢字、特に仏教に関する箇所全然わからず、結局、電子書籍も買うことに。 -
【頭では分かっているけど…が淡々と。】
スーッと心に入ってくる言葉だなと思って購入。
でも一つの項目に対する説明が短く、冷静に振り返るとそりゃそうだよなー、とあんまり残っていない。
まぁまぁでした。 -
心配事が多く、減ったら生きるの楽になるよな〜なってほしいな〜という気持ちで手に取った。
内容は、禅の教えからの考え方を記載している。
構成は
「心掛けるといい考え方」→禅語、写経、仏教で主張を固める。
また、偉人の名言も参考にするなど。
時々、そのような引用や他からの根拠固めのない項目が混じっていた。
それが筆者の真に言いたいことなのか、それともページの関係なのか気になった。
考え方の根拠固めを禅語からしたり、もしくは、「こう考えたら楽になるかも」のアイデア出しにもいいかもしれない。
読書中のワクワクはあまりなかった。
が、たまに見たくなる気がする。 -
ありがたい本です。時々は読み返して自分をリセットしていきます。
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・他の人がどうであろうと、あるがままを認めたら、相手が上とか下とかといった感情に流されることはない
・どんな人も、他とは比べようがない「絶対」の存在
・比較なんかしないで、絶対の自分を信じて生きよ!
・死んだ過去のことを思い返してもしかたがないし、まだ来ない未来のことはそこに生まれてから考えるしかない
・自分ではどうにもならないことは、そのまま、あるがままに受け取っておけばいい
・人に対する好ましくない感情やネガティブな評価の背景には、実は色眼鏡をかけた自分がいるのだ
・「できない自分」に、いたずらにぶつからないようにする
・とくに躓いたとき、失敗したときは、止まることが大事
・たとえそこがどこであれ、いまいるところ、自分が置かれている場所で、精いっぱい尽くす
・どんな境遇にあっても自分を活かすことはできる、そこでの経験が、将来、飛躍のバネにもなるし、生きる糧にもなる
・素直に生きていたら、よい境遇も悪い境遇もないのです。一生懸命に生きる「場所」があるだけ
・失敗したって、なにも命までとられるわけではない
・それはそうなったときに考えればいい
・世の中に失敗というものはない。チャレンジしているうちは失敗はない。あきらめたときが失敗である
・ありがとさん、ありがとさん、ありがとさんと三回、心の中で唱える
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20230123
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書店をうろうろしてたまには…と文庫を購入してみた。
枡野俊明さんの本はたくさんあってどれも良さそうだなぁと迷ったが、だいぶ前に立読みした安定のベストセラーを。
1章の「さっさと減らそう、手放そう、忘れよう」目次からもう、自分が出来ずに苦しくなっている事柄がたくさん。わかっちゃいるけど…なことも、こうして文章で読むと再確認できていいかも。
少し違うけれど、仏教の教えを織り交ぜている五木寛之さんの「生きるヒント」シリーズ。2冊だけ持っているのでたまに読んでみると、その時々に足りてない気づきがあって少し心が癒される気がする。別に信心深い方ではない自分にもやさしくて心地よい文章。
これも同じような感じで定期的に読むと良さそうな1冊。買ってみて良かった。 -
2022.12
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何が起こるかわからない未来のことを必要以上に心配するのではなく、今に意識を向け、やるべきことを一つ一つこなしていくことが大事なのだと分かった。
仏教ほか様々な宗教でも「今を生きる」ことの重要性が説かれている(本著の著者も、曹洞宗の住職をされている)ということで、歴史の教科書に出てくるような宗教が、人々に何を説いていたか知ることは、むしろ現代人にとって大事なことなのではないかと感じた。