村上T 僕の愛したTシャツたち (Popeye books)

著者 :
  • マガジンハウス
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感想 : 114
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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784838731077

感想・レビュー・書評

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  • 村上春樹のこういう平凡な文章がすごくすき。
    神宮球場で野球見ながらビール飲みたいとか、「わりに」とか、句読点を頻繁に打ってしまうこととか、わたしのなかに村上春樹の影響が多分にあることがわかった。

  • 基本的に小説と新書を読むのに忙しいので、エッセイは買いませんが、村上主義者なので当然これは買いました。文句なしに素敵なエッセイです。
    「Tシャツについて書いてください」と言われればこのような本ができあがるし、何について書いたって村上春樹はすばらしい、ということですね。本が出版されたときの販促Tシャツ、ほしいなぁ。ただのTシャツなのに、こだわりがあって、また、買ったときの外国の町の様子も目に浮かぶようで、すてき。
    私自身はTシャツは着ないけど、7歳になった息子は小学生の間はほぼTシャツで過ごすだろうから、もう少しTシャツにこだわりを持ってみようかと思いました。
    ちなみに今一番気に入っているのはトラが前面にプリントされていて、背中にはトラが口を開けた顔と「MEAT EATER」というロゴが入った強そうなやつです(全然関係ないけど)。

  • 2020/8/22

    村上春樹はエッセイが面白い!という研究者からの教え
    いろんなTシャツのデザインや、それに伴うエピソード
    ノベルティだけではなく、ショップの限定品とか、何となしに買ったはいいけれど着づらいものとか、いろいろエピソードあってシャツと合わせて読むのは楽しい。
    思い出としても残せるシャツの魅力、そして村上春樹だからこその語り口。面白い!

  • やっぱり村上春樹さんのエッセイは脱力できて本当によい。いま猫飼ってないのが意外でびっくりした

  • 村上春樹さんがコレクションしているTシャツ108枚にまつわるエピソード。カジュアルな話題なので肩も凝らず、始終笑いながら読めてとても楽しかったです。私の意見では安西水丸さんのナマケモノTシャツが村上春樹さんには一番似合いそうな気がします。ぜひ着ていただきたいです!一番カッコイイなと思ったのは舞台『海辺のカフカ』フランス公演のノヴェルティTシャツです。吉本ばななさんからプレゼントされたというTシャツもいずれ文庫化する時など見せていただきたいです。欲を言えば1枚くらい村上春樹さんが実際に着用している写真を入れて欲しかったですね。なんだか無性に新しいTシャツを買いに行きたくなりました。村上春樹さんみたいにはたくさんコレクションは出来ないけど、買う度に写真に撮っておけば記念になりそうですよね。Tシャツを見る目が少し変わりました。

  • 村上春樹がポパイに連載していたコラムをまとめた本作は、まあポパイ毎月買えないよね、または買わないよね、という人には朗報。Tシャツはあくまでも主菜のようでいて副菜。音楽やマラソン、作品の話から海外生活の一端まで、村上春樹のエッセイを楽しめた。改めて、Tシャツの柄やキャラだけで、文章をつくり、研ぎ澄ませて且つ心地よいリズムを刻み続けるのはさすがという他ない。トニー滝谷さんのTシャツの由来は、前書きで引き込まれる。おもわず、どんな人だろうと想像して小説になったというエピソード、そして、それってなんだろうという疑問と答え。さすがのつくり。なんと、議員さん、そして選挙Tシャツかいと。

  • 私が児童書から卒業したあたりに散々読んでたのが春樹さん、ばななさん、江國さんだったので、この方々の文章はスーンと心に入ってきて読みやすく、かつ心地よいのです。フィクション・ノンフィクション問わず。

    今回もページを繰る手を止められず、あっという間の読了。

    とても癒されました。そしてTシャツ最高。私も今きています。

  • やっぱり春樹さんの描く本の世界が好き。

    Keep calm,and carry on

    安西水丸さんのナマケモノT
    水丸さんはよくこの手を使った。

  • 雑誌ポパイの連載だったそう。
    確かに雑誌読む感覚で気楽に読めてよかった。
    Tシャツ買いたくなる。それもおしゃれなやつとかじゃなくて、ノベルティとか、どこか旅行したところのとか。

  • f.2024/3/11
    p.2020/8/20

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著者プロフィール

1949年京都府生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。79年『風の歌を聴け』で「群像新人文学賞」を受賞し、デビュー。82年『羊をめぐる冒険』で、「野間文芸新人賞」受賞する。87年に刊行した『ノルウェイの森』が、累計1000万部超えのベストセラーとなる。海外でも高く評価され、06年「フランツ・カフカ賞」、09年「エルサレム賞」、11年「カタルーニャ国際賞」等を受賞する。その他長編作に、『ねじまき鳥クロニクル』『海辺のカフカ』『1Q84』『騎士団長殺し』『街とその不確かな壁』、短編小説集に、『神の子どもたちはみな踊る』『東京奇譚集』『一人称単数』、訳書に、『キャッチャー・イン・ザ・ライ』『フラニーとズーイ』『ティファニーで朝食を』『バット・ビューティフル』等がある。

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