- Amazon.co.jp ・本 (283ページ)
- / ISBN・EAN: 9784840208048
感想・レビュー・書評
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一言でいえば厨二。
登場人物が変わり、各人の視点で話が進む。
ザッピングでの巧妙さはあまり無い。
他の評価がサクラかと一瞬疑ったが、よくよく考えると自分の感覚がズレいるのかもしれないなと思い出したときにはどーでもよくなっていた。
みたいな感じ。
ハマる人ははまるのかな?詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
学園/ファンタジー/群像劇
数年ぶりの再読。
1998年発売だが、今読んでも面白い。
誰でも一度くらいは妄想しそうな定番の内容を、複数の視点から少しずつ明らかにしていく構成がお見事。
読後感もとても爽やか。
中学生くらいのときに読んでいたら、おそらく夢中になっていたと思う。 -
2015年1月16日読了。〈ナイトウォッチ〉シリーズとあまり変わらず、なんともふわふわとした読後感。古典ラノベ。こういった雰囲気は好きな人は好きなのだろうが、自分には合わないかな。SF的でもあり、ファンタジーでもある。とりあえず、上遠野浩平チェックは完了。
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絶妙に構成された、不思議な話。
ひとつの事件を色々な目線で眺める。
いくつかの短編を経て、だんだんと物語が確信に迫っていくさまがスゴイ。
鮮やか。上質な手品みたい。
すべてのつじつまが合う。バラバラに見せたパズルがきちんと埋まる。
上遠野先生は、この本にとって必要じゃない要素と必要な要素の取捨選択に長けているし、そうして「必要だ」と選択した要素の並べ方、発表の仕方に長けすぎてる。
素晴らしい一冊だった。
読むたびに印象や、物語に対する理解が変わりそうだ。
上遠野先生の他の本も読んでみたい。 -
面白い。シンプルでわかりやすくて、かつ入り組んだ快感もあって。で、結局はなんでもない話なんだよってオチがそっけなくて、そこもいい。わりと気に入ったので続き読みたい。
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古い時代のラノベは絵が少なくて本当に良い・・・
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何回目かの再読。上遠野浩平さんのデビュー作。この時のあとがきからもう面白い。全てはここから始まったかと思うと感慨深い。
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複数のキャラの視点から事件を解き明かす、サスペンス・ミステリー風味のファンタジー小説。
都市伝説かと思いきやSFものだったり、女の子が主人公かと思ったらそうでもなかったり。 独特すぎる作品構成が面白い。 -
ラノベ界では名作と名高いですが、私は初めて読みました。
上遠野氏の本はその昔「紫骸城事件」を読んだきりですが、これはラノベというよりミステリとして読んだからなぁ。
ブギーポップの感想は、面白かったです。
一つの現象をいろんな角度から見ていく感じと「あぁこう繋がるのね」というのが楽しめました。ナゾは残りますがそこがいいところ(笑)
これは周囲でラノベの話題になっていたので、自分的にはタイムリーだったのですが、ラノベは自分のオトナ年齢によって面白いかどうかが分かれる気がしました。
なんていうか「突拍子もない世界観」と「フレンドリーすぎる文体」に抵抗があるかどうかがキモだと思うのですが。
でもこれって、思春期に友達ができたときのことを思うと、なんか納得できちゃうんですよね。
みんなすごく自分の世界を持っていたし、初対面でもすぐマシンガントーク炸裂って感じだったし。
今知り合う人って「はじめまして・・・」の後がちょいぎこちないし、表面上は盛り上がって楽しそうにしてても最初はおたがい様子見だしね。
まあ、そんなことを思いました。