神様のメモ帳 (電撃文庫 す 9-4)

著者 : 杉井光

• メディアワークス (2007年1月10日発売)

感想・レビュー・書評

[゜つよし。さんの感想 · 2012年11月20日]

ニートとは何か？ その定義を再認識さしてくれる。
大概の作品ではニート系の登場人物は脇役であるが、この作品はそれが主人公たちなのである。働くことに対して悩む実際のニートやフリーターの人が読むと、登場人物たちに同情できるシーンがあったりして面白いのではないだろうか。
また、同時にこの作品は推理小説でもあるので、展開を予測する楽しみも兼ね備えている。

[お散歩アッシュさんの感想 · 2012年10月29日]

　少し前でしたか、アニメ化しましたね。ミステリに近い感じで、主人公ナルミがアリスの助言を受けつつ奮闘といったところですね。ある意味ナルミくんが番長の道を歩むサクセスストーリーといってもおかしくはない・・　何を言ってるか、わからないかも知れないがこれがあながち間違っていなく。登場人物たちはみんなニートというのもひとつのポイントだ。

[masaxperiaさんの感想 · 2012年10月19日]

一人ひとりのキャラがたっていて面白かった。
読み応えのある作品。

今回話（事件）の中心になるのは麻薬ということで
ラノベではなかなかない題材ではないかと思った。

展開的にも引き込まれていくので
どんどん読み進めるし面白かった。

[kさんの感想 · 2012年9月28日]

雰囲気はゴシックっぽい。
事件自体は意外性はない。
ていうか主人公がドラックするってやばすぎるだろ。
そこまでしなきゃだめだったのかな。
お話は読みやすい。
設定は色々萌える。
でもニートカッコイイみたいに書くのはあんまり好めないなぁ。

[301さんの感想 · 2012年8月12日]

神様のメモ帳シリーズ(神様のメモ帳２に続く)

[悠月さんの感想 · 2012年7月27日]

大学の先生にすすめられて読んだライトノベル。正直な感想、思っていたよりは面白くなかった。
主人公が終始鬱々としているところが読んでいてつらかったです。ひとりひとりのキャラクター性が濃すぎて何度かおいていかれそうになりました……。

最も納得がいかなかったのは彩夏の死の真相。
ラストの屋上のシーンでは若干心動かされましたが、死ぬことによる解決という手段はどうなのでしょう。罪の意識に耐えられず自殺という手段をとりましたが、個人的には死んで償うよりも生きて償う方がよっぽど覚悟のいることだと思います。
そこは薬によるバッドトリップということで仕方がないのでしょうか？

シリーズを読むかどうかは迷うところです。

[Tsukamoto Noriakiさんの感想 · 2012年7月26日]

まず、ドクペが飲みたくなりました。今日、買って飲んでました。
さて、肝心の感想ですが...。
ストーリーは特に面白いワケでもなく、驚きがあったワケでもなかったです 。
しかし、主人公の心理描写や魅力的なキャラ描写が上手です。
なんつーか、みんないいキャラしてるんですよ。人間味があるというか。
そしてアリスですね。アリス可愛いよアリス。
また、劇中でアリスが
「人間の資質がスカラーではなくベクトルである」
というように言う部分と、それに続く文言があるのですが、なるほどな...と感じましたね。

[日宮理李さんの感想 · 2012年7月8日]

It's the only NEET thing to do. これがたったひとつの冴えたやりかた
いい台詞多いですよね、この作品。
本気出していた。急いでいなかっただけ　など。
アニメに比べるとだいぶ主人公が暗いなぁと。
主人公がアリスに吠えるシーンは、結構胸に来ますね。
絶望している中の希望みたいな。
ここに居場所があるんだというラストシーンもあとに残ります。

[Frankensteinさんの感想 · 2012年6月18日]

文章が達者。ニート達が立ちあがる展開は燃える。主人公がうじうじしすぎで若干辟易する。

[gaoo00さんの感想 · 2012年5月5日]

大変おもしろかったです。文章も展開も読みやすかったですが、主人公の心描写にくるものがありました。無力感と葛藤と苦悩、描くのがうまいなーと感じました。
一部理系な発想がみられるのも、理系学生としては楽しく読めました。おすすめです。

著者プロフィール

第12回電撃小説大賞《銀賞》受賞者。代表作に『神様のメモ帳』『さよならピアノソナタ』など

「2023年 『楽園ノイズ6』 で使われていた紹介文から引用しています。」