Twitter社会論 ~新たなリアルタイム・ウェブの潮流 (新書y) (新書y 227)
- 洋泉社 (2009年11月6日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (191ページ)
- / ISBN・EAN: 9784862484826
作品紹介・あらすじ
オバマ大統領をはじめとして各界著名人や各種公的機関、マスメディアや大企業がこぞって使い、全世界で爆発的にユーザーを増やし続けているツイッター。今、何が起こっているのか?これからどうなるのか?いち早くツイッターを使いこなし、「tsudaる」の語源ともなった著者がそのインパクトを読み解く。
感想・レビュー・書評
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Twitterをやらなくても別に生きていけるが、Twitterが及ぼしている社会の影響は知っておくのも悪くない。
しかし、この人をNHK「クローズアップ現代」で初めて見たが、金髪でビックリした。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
「リアルタイム性が高くいつでもどこでも自分の状況を知人に知らせたり逆に知人の状況を把握できるサービス」
とTwitterは捉えられてます。
瞬間的情報伝播力がTwitterの魅力です。
本書は10年以上前に出されています。
「ネットと現実社会のつながり」をTwitterが担うという発想は今も揺るがないと思います。
現在もTwitterは「社会的インフラ」としてリアルタイム性を持ち続けてます。
「社会をツイッターが変えていく」という当時の考え方も正しかったように思います。
「思考をP2P的につなぐことに価値がある」
少しの着想を自分の中にとどめておいても新たな価値は生み出せません。
でも呟くことで思考が拡散してたくさんの人が自分の着想を呟くことで新たな価値が生み出されます。
この発想はTwitterで重要なことやと思います。
Twitter中継を「tsudaる」というそうです。
これはかなりハードル高いと思います。
個人的には議事録取りでメモ取るのは早いですが要約するのはかなり難しいです。
瞬時に要不要を判断して文章に、しかも140字にするのは並大抵ではないです。
この技術があったらロースクールでの授業を簡潔にまとめて頭に叩き込むことができたと思います。
この作業は資格勉強でかなり必要なスキルになるような気がします。 -
2009年の本なので、twitterがこんなに生活の一部になっている世の中ではないころに書かれている本。
日本ではまだキャズムを乗り越えていない、これからブレイクするのか?と言うような段階。
なので、逆にtwitterの凄さを丁寧にが分かりやすく解説してあって分かりやすい。
twitterはあまりコンセプトがないまま生まれたとのこと。
140字の制限も、受信側の携帯のSMSが160字ではみ出てしまわないようにしょうがなく制限したとのこと。
その制限が、気取らず、端的な言葉を流すことになり、大きな特徴になる。
以下、twitterの特徴の説明がまとまっていて面白かった。
1.リアルタイム性
タイムラインで最新から順番に見えるなど、そんなに凝っていないけど、実はブログやそれまでのSNSにはなかったコロンブスの卵的な発明だったんですね。
そしてリアルタイム検索の価値
2.強力な伝播力
リツイート(RT)、#
これも当初はユーザーが使いだしたものらしい
3.オープン性
機能を追加しまくるのでなく、twitterを分析できるためのAPIを開示した。
4.ゆるい空気感
承認がいらなく、勝手にフォローできる
古くなった言葉はどんどん流れていく
5.属人性が強い
個人の行動や思考が限りなく「コンテンツ化」し、それに対する選別が多かれ少なかれ行われるようになる
6.自由度が高い
ユーザーが自由に使うことができる
例えばtwitter小説とか
巻末の勝間和代との対談で、勝間さんが言い放つ言葉が的確なので、少し引用します。
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今のツイッターって「初期インターネット」って感じなんですよね。2001年にヤフーがモデムを配って、一気に普及させる前。アーリーアダプターと呼ばれる人たちが文字ベースでシンプルなやりとりしている感じが。しかも、基本的にユーザーが共存共栄の状態にあるじゃないですか。
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140字と会話に近い分量のツイッターの方が虚構は入りにくい。そして、会話だからインタラクティビティが生まれやすい。ツイッターって、本来だったら空気の中に消えちゃうはずの想いや会話を文字化してアーカイブしてくれるサービスなんですよ。 -
学会などに出席しツイッターを使って実況中継することを著者の名前から引用してツダルという。このことはどの分野でも使えるし、ツイッターの中核となるサービスの部分でもある。SNSの中でもツイッターは情報のスピード性は抜群に早い。
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メディアジャーナリスト津田大介が2009年に発表したtwitterに関する著書。当時twitterでの情報発信を積極的に行っていた著者ならではの視点で、twitterについて論じています。みんなが面白がって色々と試していた時期です。今では当たり前になっていますが、TL上で実況する「tsudaる」が流行ったのもこの頃です。twitterは2008年に日本語でのサービスが開始しており、本当に黎明期の本です。ある意味、歴史書ですかw
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参考になった。でも、そこまで持ち上げるほどのものかなとも思った。
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著者の名前は「表現の不自由展」ではじめて知った。どのようなものを書いているひとなのか、興味を持ち割合と適当に選んだ一冊。10年前の黎明期のtwitter事情がよくわかる。現在のクソリプと炎上の荒野になる以前の牧歌的なtwitter世界。
日本で事件が大手メディアに先駆けてツイートされたのは、秋葉原連続殺傷事件だとある。あの頃、街でphoneを使っているひとをはじめて見かけた。10年でネットも街の光景もまったく変わった。 -
ホントにツイッターことがわかりやすく書いてある。ツイッターをやればもっと良くわかる。
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「まだ利用していない人へ。今からでも遅くはない」
所蔵情報
https://keiai-media.opac.jp/opac/Holding_list/search?rgtn=076175 -
2009/12/5 予約 13位 2010/4/11 やっと順番が回って借りて読み始める。読み終わる。
ツイッターは、2009/11に使い始めました!
HPや各ブログに、Twitterのブログパーツを貼って 自分なりに使っています。
⇒ Myブログ URLはこちら http://sea.ap.teacup.com/applet/pasobo/msgsearch?0str=%82%A0&skey=Twitter&x=26&y=9&inside=1 『「パそぼとベルルのあれこれフリーク」を 『Twitter』 で検索した結果』 :
最近は、ブログサービスとの絡みができるようになってきている。
たとえば、記事の更新情報をTwitterにのせることができたり、逆に一日のつぶやきをまとめてブログにのせたり。
この「メディアマーカー」が私の使っているサービスでは一番早かった。
TwitterのIDとっても、あまりつぶやかない人には、これはいいかも。
この本の著者は、Twitterを うまく活用している。
特に「津田る つだる tsudaる」という、Twitter実況をやって いるのがすごい。
それなりの知識や技術、パワー、場が必要だろうが、場所とチャンスがあればやってみては!
内容と著者は
内容 : 全世界で爆発的にユーザーを増やし続けているTwitter。
今、何が起こっているのか? これからどうなるのか?
いち早くTwitterを使いこなし、「tsudaる」の語源ともなった著者がそのインパクトを読み解く!
著者 :1973年生まれ。東京都出身。早稲田大学社会科学部卒。
メディアジャーナリスト。インターネットユーザー協会を設立。
著書に「仕事で差がつくすごいグーグル術」など。 -
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著者による感想文RT祭りがなかったら購入まで行かなかったかもしれない。
バイラル・マーケティングとしてのTwitterの使い方として洗練されていけば、広告の一手法としてTWITTERが確立されるかも。
読後の感想は本文の内容に触れざる得ないから、図らずも本書がCC化した部分も指摘されていた。
そんな著者自らによる実践ということも含めてライヴ感に溢れているので、新刊のウチに一読するべきだと思う(そういう意味では"祭り"に参加してよかった。図書館なり古本ならば半年は待っただろうから)。
1年後、3年後に読み返したら、どう読めるのだろうか。 -
積ん読してたのを年をまたいで読了。
<blockquote> 本書は「社会論」という大仰なタイトルを掲げているが、社会全体の仕組みをシステム的に考察するものではない。そうではなく、現実社会がツイッターという新しいサービスによってどのような変化に晒されているのか、ツイッターユーザーという立場で「現場」から書かれたルポルタージュのようなものと理解してもらった方がいいだろう。</blockquote>と「はじめに」で明確に書かれているように、本書はあくまでもユーザ目線から書かれた内容となっている。
正直、これはちょっと期待はずれだった。
とはいえ、twitterとは何ぞやから始まり、登場から現在に至る様々な出来事がさっくりとまとめられているので、これからtwitterを始めようという人にとって、本書は入門書として優れた一冊だと思う。
でも「津田大介が書いた本」という観点から見たとき、ちょっと物足りない感じがした。それが何かと問われても、明確な答があるわけではないのだけど。
本書ではあまり触れられていないのだけど、twitterの登場後、様々な亜流サービスが追随して登場してきている。
ぼく自身、twitterを利用してはいるのだけど、それはあくまでもサブ的なものに留まっている。
メインで使っているのは、twitterから派生した亜流サービスの一つである<a href="http://logpi.jp/" target="_blank">ログピ</a>。
このサービスは、twitterのように大勢をフォローしてタイムラインに多量の情報を流すような使い方には向いておらず、よりソーシャルな使い方を指向したユーザインタフェースとなっている。
このように、似たようなミニブログサービスであっても、そのサービスが指向しているものによって、利用感は丸っきり違うものになる。
Webは、ここ数年で明らかにその方向性を変えようとし始めている。
Googleのような検索エンジンの進化によって、無秩序に分散された情報にインデクスが付けられた。
blogの登場によって、情報発信の手間や敷居が劇的に下がった。
youtubeの登場によって、情報発信の幅が一気に広がった。
twitterの登場によって、よりリアルタイムな情報を広範に発信することが可能となった。
そして、AR(Augmented Reality、拡張現実)によって、情報発信は現実空間への拡張が可能になっていく。
それらの技術は、無線技術のさらなる進化や可視光通信といった新しい通信手段によって加速され、増強されていく。
また、仮想化を始めとする技術革新によって、その提供手段は多様化し、情報発信にかかるコストもさらに下がっていく。
今後の数年間で、情報通信という分野がさらに劇的な変化を遂げることは間違いない。
twitterは、このような変化の中で「情報ハブ」としての役割がより鮮明になっていくのではないかと考えている。
個々人の一次窓口としてtwitterが担っていくであろうポジションは、今後さらに重要性を増していくことになると思う。
本書は、そのような現在の情勢において、twitterというサービスがもたらすであろう未来像を的確に捉えている。
本書を切っ掛けにして、Webが秘めている様々な可能性へと多くの人が目を向けてくれるようになればいいなと思う。
本書は、まったくの素人が読んでも、その未来像が見えてくるような作りになっているように感じた。
ただ、やっぱり、もうちょっと一捻りあっても良かったんじゃないかなあ。
単なるユーザ目線で止めるのではなく、もう一歩踏み込んだ、それこそ「社会論」的な章を一つ設けても良かったんじゃないかな、と。
<a href="http://miau.jp/" target="_blank">MIAU</a>の活動や、日本の情報通信関連政策のお粗末さ、なんて要素を絡めてみても面白かったかも。
とはいえ、そういう方向に進めると、収拾がつかなくなっちゃう気もするので、難しいのだろうね。 -
電子書籍版を読了。Twitterの魅力とその価値を余すところ無く伝える本と思う。ワクワクして、やってみようという気持ちと、自分をさらけ出すのは怖いという気持ちがないまぜになった。Twitterをやる前に一読を勧めたい本である。電子書籍版で、対談や後書き、音声コンテンツも入り
お得感はかなりある。しかし、この電子書籍アプリの使いにくさはなんとかならないのだろうか?読了までに、何度アプリが落ちたことか。。。 -
電子書籍版で読了。内容としてはtwitter紹介本の域を出ていないと感じたが、それはそれで良いか。「tsudaる」の人がいち早くtwitter紹介本を出したという、それだけである程度の価値があり、部数的にも勝ちが見えていたと思われる。
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ジャーナリズム、政治、ビジネス辺りの話。現状の解説が中心で今後の展望としては願望を述べるに留まっている。個人的にはここの所もう少し掘り下げてほしかったが、現状把握としては良書かと。★3