変な家

著者 :
  • 飛鳥新社
3.50
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本棚登録 : 1441
感想 : 94
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784864109932

感想・レビュー・書評

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  • 雨穴『変な家』飛鳥新社。

    不気味な白い仮面を被った雨穴の『変な家』の動画はYouTubeで少しだけ観たことがあり、単行本が刊行されてからは少し気になっていた。

    単行本の刊行、文庫化と来て、今度は映画化されるようだ。映画公開は2024年3月ということで、それとタイアップした形での文庫化なのだろう。文庫本には映画で登場人物を演ずる俳優が写るオーバーカバーが施されている。

    家の間取り図を巡るフェイクフィクション風ホラーミステリー小説といったところであろうか。YouTubeの動画では東京都内にある謎の空間のある奇妙な家の間取り図の触りの部分だけを観ており、最終的な結論までは観ていなかった。

    読んでみると奇妙な違和感を感じた家の間取り図から半ば強引に、よくぞここまで妄想を広げたものだと感心する。そして、最終的な落着点は横溝正史の世界というのは意外だった。


    著者の知人が購入を検討している都内にある築浅の中古の一軒家。2階建で夫婦と子供の3人が暮らしていたと思しき、その家は窓が多く開放的で明るい内装のありふれた物件に思われた。しかし、家の間取り図には謎の空間が存在し、知り合いの栗原という設計士に見てもらうと、さらにおかしな点があると言う。

    この家で僅か1年余り暮らした家族はどこに消えたのか。この家の近くで見付かったという左手の無い男性の死体は……


    飛鳥新社と言えば、かつて『磯野家の謎』を出版し、一世を風靡した出版社である。もしかしたら本作は再びベストセラーを狙うべく、飛鳥新社の社員が雨穴に扮し、YouTubeで火を点けたネタを小説に仕上げたのではなかろうか。そして、映画化。これが一大プロジェクトであれば、社運を賭けたものに違いない。これは単なるが私の憶測に過ぎないが。

    本体価格700円
    ★★★

  • ずっと単行本を買おうか悩んでいた作品であっただけに、もう一気読みでしたね。ただホラー系が苦手な方はご注意を。

    本作『変な家』の概要と感想になりますが、様々なメディアで注目されている本作ですので、概要は「家の間取り図の奇妙な違和感から始まるサスペンス」で十分かと思います。

    感想ですが、作中のキーパーソンである建築家の栗原氏が文庫版あとがきに「時効だから」と添えた上で、雨穴氏が敢えて省いたであろう「栗原氏の最後の憶測」までを読み切り、その憶測の真偽がどちらであってもゾワッとする読後感を味わいました。

  • 怖っ!!
    というのが読後に思った感想です。

    とある不思議な間取りの件を依頼された「私」が、その家の秘密と住人達の真実、そしてその先にある大きな因縁を描いた物語。
    会話劇のように進み、見取り図も書き加えた物や断面図のような物も出てくるため、とても読みやすく、テンポも良かったです。
    殺人のための家ではないのか、インタビューを勧めていく内に段々と先祖代々に受け継がれている黒い習慣、そしてそれに縛られた家族の物語が展開されとても気持ち悪いなと思いました。それに振り回されていく家族、心の弱さ故に因習を受け入れてしまい悲劇が繰り返されていくところがとても恐ろしいなと思いました。
    そしてラストで解決しハッピーエンドになったかと思いきや栗原のとある考察から一気にモヤモヤするような結末に、アレで本当に良かったのか、柚希は本当に救われたのかを想像させるのがとても面白かった。そして文庫版に収められたあとがきに書かれたもうひとつの考察、正直怖すぎて怖気がしました。そして続編も発売されているという事なのでそちらも読んでいきたいと思いました。

    この作品をアニメ化した際の声優陣を自分なりのキャスティングしてみたので読む際に参考にしてください(敬称略)。
    私/雨穴:岡本信彦
    栗原:中村悠一
    柳岡:細谷佳正
    片淵柚希:小松未可子
    片淵綾乃:上坂すみれ
    片淵慶太:杉田智和
    片淵喜江:大原さやか

  • 書き方も独特でどんどんページが進んでしまう。

    よくこんな設定が思いつくなぁ…と
    考えさせられました。

    読書が苦手な方も手に取りやすいライトさがあります。

  • 色々な考察をする設計士の栗原さん怖い…。
    YouTubeで謎が気になってたのでスッキリ。でも本当のほんとのところは?!なんか恐い。

  • 随分前から話題になっており、文庫版になったところで、購入。
    これまでの小説とは違い、間取りを交えた文面も脚本のように書かれており、小説に慣れていない人には読みやすい内容だと思う。
    ただ、作者の事前情報を知らず、どのように小説になったのかも分からないので、どこまではルポタージュで、どこまでがフィクションなのか・・・はたまた、全てがフィクションなのか、YouTubeを一切見ない自分には分からない。
    ただミステリー要素としては、良く出来ていると思うが、解決編のところはそれまでの流れからだいぶ逸れている感じがして、かなり消化不良。
    間取りから、ミステリー要素を生み出す手法は面白いと思うが、個人的にはどんなに話題になっても、続編は読まないと思う。
    映画の間宮祥太朗と佐藤二郎の絡みは、ちょっと面白そうだけど。
    本で読むより、映像化の方が向いている作品なのかもしれない。

  • 知人が購入を検討している都内の中古一軒家。ごくありふれた物件に思えたが、その間取りには不可解な点が?
    知り合いの建築士に間取りを見せると、この家はそこかしこに違和感があるという。


    覆面ホラー作家・ウェブライター、YouTuberなどで活躍する雨穴さんの、映画化もされた1冊です。何かがおかしい間取りの家をめぐる、モキュメンタリーミステリ・ホラー小説。
    序盤はYouTubeで動画としても公開されており、そちらの完全版とも言える小説になります。

    会話形式で進み、特に序盤は毎ページに見取り図が入るくらい図が多いので、普通の小説を読みなれている方だと少し読みづらいかもしれませんが、逆に余計な情景描写がないともいえるのでテンポよく読めます。

    最初は不可解な間取りの家から膨らませる、妄想に近い想像。しかしその先にある「真実」は……? 因習や因縁が絡みあい、YouTubeで見た際はこんな話に着地するとは思いませんでした。
    あとがきまで読み切っても、真実はどこにあるのか色々な解釈を楽しめ面白いです。

    ちなみに、雨穴さんは動画やWeb記事も面白いのでそちらもおすすめ。

  • はまらなかったかなぁ…。
    映画観たらもう少し理解深まるかもしれない。
    あとは皆さんのレビューで勉強させてもらいます笑

  • 初めて読むタイプの小説でした。
    知人が購入を検討している都内の中古一軒家。
    間取り図を見ると謎の空間があって、
    読者もその間取り図を見ながら話が進んで行くところは面白く一気に読むことができました。
    読み終わったあと満足感は少し物足りなかったので☆は3と1/2かなと。

  • パラパラと立ち読みした事はありましたが、
    文庫化されたので購入。

    新鮮味がなかったのもあるし、
    ホラー小説ならともかく、
    現代では少しありえなくない?と
    思ってしまいました。

    個人的には「変な絵」の方が好き

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著者プロフィール

インターネットを中心に活動するホラー作家。
ウェブライター、YouTuberとしても活動している。

「2021年 『変な家』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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