変な家

著者 :
  • 飛鳥新社
3.35
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本棚登録 : 4839
感想 : 387
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784864109932

感想・レビュー・書評

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  • 変な絵の方は既読だが、変な家の方は話題になっていたのに、あまりブクトモさんの評価も良くなく、様子を見ていた(笑)

    52ヘルツのクジラたちの映画を観に行った時、映画のCMが流れており、映画化されるくらいなら面白いのかな?と購入してみた。

    この本は兎に角字が大きく、要所要所に間取り図があり、今どの部分についてお話してますよーっていうことが一目瞭然。

    まぁ、読みやすいことこの上ない(笑)

    だからなのか?少ない文字数で物語がサクサク進む。まるで絵本を読んでいるような感覚。

    この物語は、とある間取り図の違和感から、そこにどのような人が住んでいて、何故この間取りにしたのか推理、調査していくような物語。

    変な絵は、割と私好みだったのだが、こちらの変な家の方がホラー色が濃く、ちょっと自分の好みとは違ったかな(^◇^;)

    そんな意味でもブクトモの皆様の評価はほぼ間違いない(*^▽^*)
    これからも皆様の評価を参考に、本を選びます╰(*´︶`*)╯

    • マメムさん
      初コメです。
      変な絵は未読ですが、本作は後半につれてホラー感が強くなってゾワッとしました(^_^;)
      初コメです。
      変な絵は未読ですが、本作は後半につれてホラー感が強くなってゾワッとしました(^_^;)
      2024/04/20
    • bmakiさん
      マメムさん

      ありがとうございますo(^▽^)o

      ミステリというより、ホラー感が強めですよね(^◇^;)

      私にはあまり刺さり...
      マメムさん

      ありがとうございますo(^▽^)o

      ミステリというより、ホラー感が強めですよね(^◇^;)

      私にはあまり刺さりませんでした。ごめんなさいって感じです。

      変な絵は私は割と楽しめましたよo(^▽^)o

      でも青崎さんの方がめっちゃいいですよね!青崎さん買わなきゃ!って思っちゃいますo(^▽^)o
      2024/04/20
  • 雨穴『変な家』飛鳥新社。

    不気味な白い仮面を被った雨穴の『変な家』の動画はYouTubeで少しだけ観たことがあり、単行本が刊行されてからは少し気になっていた。

    単行本の刊行、文庫化と来て、今度は映画化されるようだ。映画公開は2024年3月ということで、それとタイアップした形での文庫化なのだろう。文庫本には映画で登場人物を演ずる俳優が写るオーバーカバーが施されている。

    家の間取り図を巡るフェイクフィクション風ホラーミステリー小説といったところであろうか。YouTubeの動画では東京都内にある謎の空間のある奇妙な家の間取り図の触りの部分だけを観ており、最終的な結論までは観ていなかった。

    読んでみると奇妙な違和感を感じた家の間取り図から半ば強引に、よくぞここまで妄想を広げたものだと感心する。そして、最終的な落着点は横溝正史の世界というのは意外だった。


    著者の知人が購入を検討している都内にある築浅の中古の一軒家。2階建で夫婦と子供の3人が暮らしていたと思しき、その家は窓が多く開放的で明るい内装のありふれた物件に思われた。しかし、家の間取り図には謎の空間が存在し、知り合いの栗原という設計士に見てもらうと、さらにおかしな点があると言う。

    この家で僅か1年余り暮らした家族はどこに消えたのか。この家の近くで見付かったという左手の無い男性の死体は……


    飛鳥新社と言えば、かつて『磯野家の謎』を出版し、一世を風靡した出版社である。もしかしたら本作は再びベストセラーを狙うべく、飛鳥新社の社員が雨穴に扮し、YouTubeで火を点けたネタを小説に仕上げたのではなかろうか。そして、映画化。これが一大プロジェクトであれば、社運を賭けたものに違いない。これは単なるが私の憶測に過ぎないが。

    本体価格700円
    ★★★

  • ※注意 これは本の感想ではありません!映画のです!

    先週は、『ゴジラ-1.0』観たし、今週は、『オーメン』にしようか、『変な家』にしようかと悩んだが…
    ちょっと前にやった『エクソシスト』が、あんまり怖くないというか、なんというか………
    だったので…
    何か同じ感じな気もして、「やめとこ!」って事で『変な家』に!

    間取りから、色々推測して、探求するのは、ええ感じ。
    でも、こんな空き空間ある間取りの家ってあんの?
    勿体無いし、そんな空間あれば、確かに違和感ありありやな。
    何に使われんの?
    えっ!そんな使われ方か!
    みたいな。
    までは、ホラー感、謎謎感あって、面白そうな感じやったけど…

    そんな時代錯誤なオチにせんと現代風な設定で進めて欲しかったな。
    もう、ただの八つ墓村か、犬神家って感じやん!祟りとか、供養とか、しきたりみたいなのよりは…

    新興宗教でもええし、
    シリアルキラーでもええし、
    過去の怨念みたいなの以外なら!

    親子愛には、感動したと思いきや、何かラストで…
    懲りてなさそうな…
    もう供養なんか、やりようない気するけど…


    来週は、
     『ゴジラxコング 新たなる帝国』
    にしよかな?
    モスラも出るみたいやし(^-^)v

    • ultraman719さん
      一休さん

      私は、基本、1人で観ますよ。
      気楽で良いですよ。
      週末の会社帰りか、休日の夜に行きます。
      レイトショーの方が、料金も安いし、お勧...
      一休さん

      私は、基本、1人で観ますよ。
      気楽で良いですよ。
      週末の会社帰りか、休日の夜に行きます。
      レイトショーの方が、料金も安いし、お勧め!
      2024/04/21
    • ultraman719さん
      ユッキーさん

      了解!また、積まれてしまう…(^◇^;)
      ユッキーさん

      了解!また、積まれてしまう…(^◇^;)
      2024/04/21
    • ultraman719さん
      興行収入自体→興行収入次第m(_ _)m
      興行収入自体→興行収入次第m(_ _)m
      2024/04/21
  • ずっと単行本を買おうか悩んでいた作品であっただけに、もう一気読みでしたね。ただホラー系が苦手な方はご注意を。

    本作『変な家』の概要と感想になりますが、様々なメディアで注目されている本作ですので、概要は「家の間取り図の奇妙な違和感から始まるサスペンス」で十分かと思います。

    感想ですが、作中のキーパーソンである建築家の栗原氏が文庫版あとがきに「時効だから」と添えた上で、雨穴氏が敢えて省いたであろう「栗原氏の最後の憶測」までを読み切り、その憶測の真偽がどちらであってもゾワッとする読後感を味わいました。

  • 怖っ!!
    というのが読後に思った感想です。

    とある不思議な間取りの件を依頼された「私」が、その家の秘密と住人達の真実、そしてその先にある大きな因縁を描いた物語。
    会話劇のように進み、見取り図も書き加えた物や断面図のような物も出てくるため、とても読みやすく、テンポも良かったです。
    殺人のための家ではないのか、インタビューを勧めていく内に段々と先祖代々に受け継がれている黒い習慣、そしてそれに縛られた家族の物語が展開されとても気持ち悪いなと思いました。それに振り回されていく家族、心の弱さ故に因習を受け入れてしまい悲劇が繰り返されていくところがとても恐ろしいなと思いました。
    そしてラストで解決しハッピーエンドになったかと思いきや栗原のとある考察から一気にモヤモヤするような結末に、アレで本当に良かったのか、柚希は本当に救われたのかを想像させるのがとても面白かった。そして文庫版に収められたあとがきに書かれたもうひとつの考察、正直怖すぎて怖気がしました。そして続編も発売されているという事なのでそちらも読んでいきたいと思いました。

    この作品をアニメ化した際の声優陣を自分なりのキャスティングしてみたので読む際に参考にしてください(敬称略)。
    私/雨穴:岡本信彦
    栗原:中村悠一
    柳岡:細谷佳正
    片淵柚希:小松未可子
    片淵綾乃:上坂すみれ
    片淵慶太:杉田智和
    片淵喜江:大原さやか

    • Funyaさん
      S.Rさん

       はじめまして。よろしくお願いします。

       この作品、なかなか怖かったですね。実写映画化されるのでずいぶん期待したのですが、栗...
      S.Rさん

       はじめまして。よろしくお願いします。

       この作品、なかなか怖かったですね。実写映画化されるのでずいぶん期待したのですが、栗原と佐藤二朗さんのイメージがどうしても合わず、がっかりしていました。
       でもS.Rさんのアニメ化の声優キャスティングはよかったです。特に中村悠一さんは栗原のイメージにピッタリで、感心してしまいました。

       S.Rさんのキャスティング、これからも楽しみにしています。ご挨拶まで。
      2024/03/16
  • 娘が読みたいと言うので買ってきた。
    この手のメディア受けを狙った、扇状的ワードで関心を惹こうとする作品には逆に期待を削がれるのだが、娘が夕飯前に読み始めて寝る前には読み終わっているのを見て、興味をそそられ手に取る。

    意外と面白かった。
    癖のない文体でスラスラ読めるし、何といっても肝の間取りが文中出て来るところで一々図示されていてとってもわかり易くて限りなくストレスフリー。
    家の間取りとか構造を語るシーンて小説ではよく出てくるけど、結構よくわかんなくて、こんなもんかなという想像で賄うことになる。
    親切な本だと巻頭に見取り図付けてくれてるけど行ったりきたりが面倒なときも。
    本書ように、これでもかと言うくらい図示されることで、あぁそう言うことね感が強くなってそこがとても良かった。

    ストーリーの方は軽くホラー色の入った間取りの謎を追うミステリ仕立て。
    間取りから読み取れる、ちょっと大袈裟というか現実離れした想像、妄想のような犯罪疑惑を追っていく。

    謎が中心で、人物像とかはそっちのけなので浅いといえば浅いのだが、ストーリーテリングは巧みでぐいぐい読まされることは確か。

    文庫版あとがきで語られている、「雨穴氏によって省かれた「手袋」」もそう言われてみると、というぞくっとする疑惑で、文庫版のためにわざわざ残しておいたのだとすると、なかなか度胸のある奇策。
    それとも書かないことで雰囲気出ると思っていたけど、意外と読者が気付いてくれなかった(話題に上がらなかった)ということなのかな。

    今のところ2とか、絵のほうは手は出さないかな。
    娘は満更でもなさそうだったので、おねだりされたら買っちゃうかもだけど。

    • 111108さん
      fukayanegiさん
      「おねだりされたら買っちゃうかもだけど」ww
      fukayanegiさん
      「おねだりされたら買っちゃうかもだけど」ww
      2024/04/27
    • fukayanegiさん
      111108さん

      最近はそういうところでしか会話してもらえませんので。。。
      111108さん

      最近はそういうところでしか会話してもらえませんので。。。
      2024/04/27
    • 111108さん
      パパと娘の貴重な接点ですよね!w
      パパと娘の貴重な接点ですよね!w
      2024/04/27
  • 書き方も独特でどんどんページが進んでしまう。

    よくこんな設定が思いつくなぁ…と
    考えさせられました。

    読書が苦手な方も手に取りやすいライトさがあります。

  • 一風変わった間取りの謎が、ここまで広がるのか。
    映画を観て、文庫は友人に借りた。
    ストーリーは面白く出来ているのだろうなと思った。
    しかし個人的には、不条理さ不気味さに対する気持ちをどこに持っていってよいか分からなかった。
    誰かを守るため、それとも自分のため。解説を読んで更に混乱してしまった。映画の印象が強く、後を追う読書になってしまったが、思ったより読みやすかった。
    栗原さんがどうしても佐藤さんだった(他だったらどの俳優さんだろうって考えながら読んだ)。
    やはり家には、どの部屋にも光が射しこんでいてほしい。外の景色を見て、外の世界を感じる家がいいと思います。

    • kazekaoru21さん
      Manideさん

      こんばんは

      はい、観てきました。個人的には好みではないのですが誘われて(そういうのもいいですね)。映画は迫力あ...
      Manideさん

      こんばんは

      はい、観てきました。個人的には好みではないのですが誘われて(そういうのもいいですね)。映画は迫力あってホラーで、生々しかったです。正直映画の方がよかったかな。経緯も微妙に違いますね。
      囚われ続けるってこういうことかと。
      そうですか、人気なのですね。
      よくわからないです、私も…^^
      コメントありがとうございました。
      2024/03/28
    • Manideさん
      映画良かったんですね、ホラー好きには良いのかもしれないですね。
      我が子、中学生で、ホラー耐性ないので、、、
      昨日は、すごい怖がってました(^...
      映画良かったんですね、ホラー好きには良いのかもしれないですね。
      我が子、中学生で、ホラー耐性ないので、、、
      昨日は、すごい怖がってました(^^)
      2024/03/28
    • kazekaoru21さん
      自分的にはホラーは苦手ですが、本よりは迫力があったかな・・
      そういえば中高校生が観に来てました。春休みですね。
      怖がってみえたのですね。...
      自分的にはホラーは苦手ですが、本よりは迫力があったかな・・
      そういえば中高校生が観に来てました。春休みですね。
      怖がってみえたのですね。
      最近の若い人は短い動画で慣れてるのかな、というイメージがあり、
      映画を二時間なりじっと観ることは良い体験をされたのでは!

      2024/03/28
  • 随分前から話題になっており、文庫版になったところで、購入。
    これまでの小説とは違い、間取りを交えた文面も脚本のように書かれており、小説に慣れていない人には読みやすい内容だと思う。
    ただ、作者の事前情報を知らず、どのように小説になったのかも分からないので、どこまではルポタージュで、どこまでがフィクションなのか・・・はたまた、全てがフィクションなのか、YouTubeを一切見ない自分には分からない。
    ただミステリー要素としては、良く出来ていると思うが、解決編のところはそれまでの流れからだいぶ逸れている感じがして、かなり消化不良。
    間取りから、ミステリー要素を生み出す手法は面白いと思うが、個人的にはどんなに話題になっても、続編は読まないと思う。
    映画の間宮祥太朗と佐藤二郎の絡みは、ちょっと面白そうだけど。
    本で読むより、映像化の方が向いている作品なのかもしれない。

  • 色々な考察をする設計士の栗原さん怖い…。
    YouTubeで謎が気になってたのでスッキリ。でも本当のほんとのところは?!なんか恐い。

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著者プロフィール

インターネットを中心に活動するホラー作家。
ウェブライター、YouTuberとしても活動している。

「2021年 『変な家』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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