今日は誰にも愛されたかった(1200円+税、ナナロク社)

著者 : 谷川俊太郎 岡野大嗣 木下龍也

• ナナロク社 (2019年12月19日発売)

感想・レビュー・書評

[あらまさんの感想 · 2023年8月28日]

感想戦も含め、面白かった。

ベランダに見える範囲の春になら心をゆるしても大丈夫
がめちゃくちゃよかった。

[ふうさんの感想 · 2023年7月10日]

もちろん連詩も素敵だったけれど、
その後の《感想戦》が普段見れない作者の一面や、私だけではたどり着けなかった背景を見せてくれてすごく面白かった。

普段は〝作品〟を透して想像するしか出来ない
歌人の2人についても、感想戦やエッセイを通して「そうだよな、人間だよな」と当たり前のことを思った。

[shima25さんの感想 · 2023年6月7日]

谷川俊太郎✖️岡野大嗣(おかのたいじ)✖️木下龍也

の3人でつくった連詩とその感想戦。エッセイをまとめたもの。

"もういやだ死にたい　そしてほとぼりが冷めたあたりで生き返りたい"
大好きな↑の短歌を書かれた岡野さんの歌を読みたくて買った。

どうやって詩を続けるのか、どう考えて言葉にするのか、を本人の言葉で読めるのは楽しい。

[ぽこまる@しがない本読みさんの感想 · 2023年4月8日]

木下龍也さん、岡野大嗣さん、谷川俊太郎さんが返歌の形で歌と詩を紡いでいく一冊。また、その後にそれぞれの作者からどうゆう思いでこの歌、詩を詠んだのかが書かれているのが良い。タイトルの基にもなった岡野さんの歌はずっと忘れられない歌になった。

[marblekobuさんの感想 · 2022年10月8日]

コトバといちゃつく、
なんて楽しくて愉快な表現だろうか。

もっとコトバに近寄りたくなる、そんな本。

[あたらしい11ぴきさんの感想 · 2022年6月14日]

詩と歌の混じった3人の連歌というのは、多分はじめて。ひとりの作品に浸るのとは違った驚きやおもしろさがある。
解説みたいな対談も、臨場感があってよい。

[unovqさんの感想 · 2021年7月18日]

連詩の後の感想戦、短歌や詩の作者の解説や考えが読めるのはすごい贅沢だと思った

[ogawayさんの感想 · 2020年9月7日]

ずっと欲しかったお三方の連歌と感想戦。岡野大嗣さんの歌が刺さりまくって22歳あたりにトリップ。
そう！わかる！ほんとにそう思ったことある！
でも、そんなふうに表現できないや。それができる人が詩人や歌人になれるのだなあ。

感想戦のところでは何度か声上げて笑った。市川…。市川のことでけっこう頭いっぱい。

[Stephanieさんの感想 · 2020年7月13日]

素敵な3人組！岡野さんの書くような『只事歌』がすきな私は、小さい頃から親しんでいた谷川俊太郎さんとの連詩と聞いてわくわくしながら読んだ。

連詩。
春から始まり最後の短歌まで短編集でありそれが大きなひとつの物語となっていた。特にすきなのは
「ベランダに〜」岡野さん
「まぶしさに〜」木下さん
「とろとろと〜」木下さん
「あれはUFOを〜」谷川さん
「砂漠のど真ん中に〜」谷川さん
「ウィキペディアの〜」岡野さん
「海の奥から〜」木下さん
「火で終わるのも〜」谷川さん

感想戦。
これのおかげで短歌を深く味わえた。前後の短歌、詩との繋がりも見つけられた。

詩人、歌人って、鋭い視点をくれるものもあれば当たり前の日々を新鮮に思わせてくれるものもある。感性の違いにより同じ短歌や詩でも捉え方が人それぞれになるから、わたしもこのお三方にまじってあーだこーだ自分の感想をいいたいな、と思った。

最後の後書き、これもまたとてもよかった！
2人の谷川俊太郎さんとの出会いから再開までがとても素敵。というか羨ましいくらい。
木下さんの文章が特に面白かった。エッセイなんか書いても楽しく読めそう。

[まっすーさんの感想 · 2024年5月7日]

詠んだ短歌の作り方や意図を対談形式で記載されていて、学びになりました。

著者プロフィール

1931年東京生まれ。詩人。1952年、21歳のときに詩集『二十億光年の孤独』を刊行。以来、子どもの本、作詞、シナリオ、翻訳など幅広く活躍。主な著書に、『谷川俊太郎詩集』『みみをすます』『ことばあそびうた』「あかちゃんから絵本」シリーズ、訳書に『スイミー』等がある。