足摺り水族館

著者 :
制作 : 1月と7月 
  • 1月と7月
4.13
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本棚登録 : 1016
感想 : 60
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (324ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784907259020

感想・レビュー・書評

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  • 独特の世界観。

  • 蟹の人だ
    魚に対する容赦のなさがいい

  • シュールなファンタジー、と書くとありきたりだけど、なんと言ったらいいのか、読めもしない不思議なものをお使いにいって迷い込んだなんでも売ってる市、ナゾの第二京都タワー、パリに引っ越した妹の手伝いのはずが、いつの間にか死者の町に紛れ込み四年、とか、なんでも最新式に変えてしまう施設とか、犬のレオナルドと水族館を作ろうと川を遡るけど、土石流に巻き込まれ…など。

  • なにやら不安なんだけど、こんな世界に迷い込みたい!

  • 2014/3/26購入
    2014/5/24読了

  • これは今までに見たことないタイプの作品だなぁ。この感覚は久々

  • ちゃもに貸してもらった。不思議フシギ~~~。極薄い膜なのかなんなのか、感知できないほどの仕切りしかないしゃぼんのようなもの。幾多もひしめきねじれつぶされあわさりちぎれとおざかり続ける世界と言うもの。あまたの異世界。その中の生物無生物。世界も中身も常に動きあちらもこちらも周りの空気やなんやをまといひきずり通り抜けねっとりと混ざりゆくありふれた新しい日常。毎日帰ってきていると思っていたここも隣の家かもしれぬが今はわたしの家である。なーんちゃってな気持ちになる漫画でした。毎日毎時間毎秒違う空間へ異動しているのだ。だって時計の針は戻らない。ずっとずっと奇妙奇天烈摩訶不思議~

  • 変な雰囲気がいい感じ。

  • 描く気あるのかと見紛うほどの投げやりで、ぼやけた主人公とびっしりと精緻で陰影を色濃く残し、描きこまれた風景の対比で綴られる話は、次第にぐにゃりと誘われる構成だった。
    色んな表現形態でバラエティに富んで描かれているが、主人公の似たような風貌で一貫性を持たせて仕向けられる目線は、読み手に投影させられ、眼窩に広がる不条理で不可思議で不可解なヘンテコな物体、生物、世界にあった違和感は、ほんの些細な違和感となり、果ては違和感というものは、とうの昔に消え失せてしまい、たといそれが幻想だったとしてもその夢幻で不安定な存在たちが、いるということ、あるということが自然なんだということを説き伏せるだけの確立した存在感を放っていた。
    その情景は、非日常か日常か。現実なのか虚構なのか。それ自体に意味を求めるには余りにも荒唐無稽と思わせる排他的なようでありながらも、包み込むような郷愁を興させる含みは、一読で読み終わってしまうのには惜しいと強く想い残させてくれる作品でした。

  • 「泣きたいときに読みたいもの」「ほのぼのしたいときに読みたいもの」「笑いたいときに読みたいもの」なんかと並んでいつも思っている「なんだかもうこんな漫画はまるで読んだ事がない!という衝撃を受けたいとき」に読みたいもの、だった!これはまさにそれだった。感想の言葉がうまく出てこない。

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著者プロフィール

漫画家。作品集『模型の町』『魚社会』(白泉社刊)ほか。ホームページ https://www.panpanya.com/

「2023年 『代わりに読む人1 創刊号 特集:矛盾』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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