ホテルカクタス

著者 :
  • ビリケン出版
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本棚登録 : 837
感想 : 133
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  • Amazon.co.jp ・本 (150ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784939029141

感想・レビュー・書評

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  • 佐々木さんの挿絵の手すりが美しい。
    2と帽子ときゅうりが住むアパートの話。

  • このワールド大好き!

  •  帽子と、きゅうりと、数字の2が、ホテルカクタスというアパートで友達になり、アパートが取り壊しになって引っ越したまでのさまざまなお話です。
     3人の、決して100%合うわけでもないが、それ故に友達として引き合う感じを表現しています。そういう点は江國さんらしいと思います。
     ほんのりとしてやさしいお話。挿絵も綺麗です。

  • きゅうり、数字の2、帽子、という登場人物が突飛だけど、三人の友情には、感動。一番きゅうりがお気に入り。

  • こういう話に弱いんだろうなーと思う。

  • 登場物のあまりの不思議さに、手に取るまで時間がかかった本。でも読み始めてしまうと、登場物それぞれの特徴に沿った性格(きゅうりはきゅうりらしく、帽子は帽子らしく、数字の2は数字の2らしい)、人間と変わらない日常の光景に、不思議な感覚は残しつつ物語に引き込まれていました。過ぎ行く楽しい日々、うっすら漂う寂しさ。どこかにこの3人(?)がいそうな感覚に陥ってしまいます。

  • 「ぼうし、きゅうり、数字の2」この素敵な登場人物たちの共通点ばかりを考えてしまう。

  • すごく綺麗な本でした。
    絵本感覚ですぐ読めちゃいますっ!
    途中に素敵な絵がいっぱい載っていて、読むのが楽しかった★☆
    主人公はホテルカクタスってアパートに住む「帽子」「きゅうり」「数字の2」の3人w
    初めて読むような本でした。
    3人?!とも全く違う性格をしていて、仲が良いんだけどどこか距離を置いているような・・他人行儀な所があるような・・人間関係をよく描写していたと思います。
    3人の普通の日常の話なんだけど、なんだか現実にいそうな気がしちゃいましたっw
    お金が無くて1人しかバスに乗れなかったから、数字の2が帽子”をかぶって帰ったのはカナリ笑えたょっww!!
    最後は少し寂しい雰囲気が残って卒業式の時の気分を思い出した。

  • きゅうりと帽子と数字の2。不思議な住人達がふつうに生きてるのが面白い。

  • わははかわいー!きゅうりと2と帽子。これがメインの登場人物です。そういうあだ名なんでなく、本当にきゅうりと数字の2と帽子っていうのが笑える。素敵。アパートなのにホテルカクタスっていうのもセンスがあっていいし、出てくる人たちもみんな穏やかでどこかせつないのがすごくかわいいと思う。何よりも佐々木さんの絵がきれい!ほんときれい!最初写真かと思ってびびりました。すてきな本だった。

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著者プロフィール

1964年、東京都生まれ。1987年「草之丞の話」で毎日新聞主催「小さな童話」大賞を受賞。2002年『泳ぐのに、安全でも適切でもありません』で山本周五郎賞、2004年『号泣する準備はできていた』で直木賞、2010年「真昼なのに昏い部屋」で中央公論文芸賞、2012年「犬とハモニカ」で川端康成文学賞、2015年に「ヤモリ、カエル、シジミチョウ」で谷崎潤一郎賞を受賞。

「2023年 『去年の雪』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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