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- / ISBN・EAN: 4988021153256
感想・レビュー・書評
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泣ける。
古き良き日本の姿。
経済成長期を生きる人々の気概と温かさとたくましさを感じた。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
今日、無料放送のBS日本映画チャンネルにて鑑賞。
テレビ放映と合わせて何度観ても心温まる映画作品だなと思います。
時代背景は昔であっても、肩の力いれずに自然に3丁目の夕日ワールドに浸れる。
続3丁目…より、こっちの方が感動が大きく、勇気をもらえました☆
みんな 今日を生きてるんだなって。
初めてテレビがやって来たあの感動は、その時代にはまだ生まれていない私でも胸が熱くなりワクワクした気持ちになりました。
おいしいご飯が食べられることもしあわせなこと。
人は決して一人では生きていけない。誰かのおかげで衣食住の暮らしを送ることができる。
『絆と絆のつながり』。
日々のあくせくした生活で見失いがちになるけど、この映画を観る事で改めて見つめ直させてもらってる感じがします。 -
古き良き時代
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133分。短い時間の中でたくさんの感情と出会った。
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一点の作為的疑問を残して、映画そのものはすばらしい。
敵とヒーローの存在しない実に日本的な物語で、涙無くして見られない。
しかし解らない点が一つ、涙をさえぎる。
それは数ある主人公の中の二人の名前である。
何故、まぎらわしい芥川龍之介と(吉行)淳之介を持ち出したのか、意味不明のまま終わってしまった???
あれはギャグだったのか?それにしては唐突過ぎないか???
この問題は兎も角として、東京タワー建設当時の生きた暮らしが蘇る。
厚き人情が物質の虜になろうとしている社会を上回っていた時代が、確かにあったことを思い起こさせてくれる。
勝ち負けがすべてではない生活がある。
生産活動を依存に移行して弱きををくじき、金融というサービス業で世界を牛耳ろうとしている日本の現状から見ると、まるで夢物語だったはずの暖かい心が揺れ動く世の中が、まんざら不可能でもないように思えてくる。
手の届かなくなってしまった心豊かな共生世界も、自分の心次第で創造できるのでないかと言う希望を垣間見せてくれる。 -
昔の邦画はほとんど知らないけど、僕の中での邦画の最高峰。僕は昭和を8年間しか生きていないけど、思いとしては今よりも昭和に行ってしまうんですよね。木の電信柱とか、アスファルトで舗装されていない砂利道とか。まあもちろんあそこまで古めかしくはないけれど、古き良き時代って誰にでもあるんだなと思わせられる。茶川の情けなさと、今言うところのツンデレなところが泣ける。もうそれでいいだろって感じ。僕らは何に患って、何を背負って、何にぶち当たってるのかって、色々考えてしまってちょっと笑けてきたりしますね。
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2012/02/28
何か映画を見に行こう!という話になり、上映中の映画の予告を物色しつつskypeで友人と相談したところ「ALWAYSイイネ!」という話になり、「じゃあ前作復習しとかんと!」という話になり、急遽無印と続編を復習することになったのです。
何度かTVで見たことはあったのですが、じっくり見てみるとこれまた違った見方になるんですよね。
そして最後にはボロボロ泣いていました。うー…。
ともあれ、感想を書いていきます。長くなりますがどうかよろしくお願いします。
--好きなシーン--
・六ちゃんVS社長
・テレビ破壊
・淳之介の小説を読んだ悪ガキ3人組の脳内
・おとんを止めるおかん
・クリスマス 万年筆(特に)
・空の結婚指輪
・六ちゃんのお母さんの手紙
・淳之介と茶川の抱擁
--時代を感じる--
昭和33年の日本、進化していく中で生活する三丁目の人々を描く。時代の空気を醸し出す流行というもの。
町並み(私の実家の近く―岡山県西大寺の五福通り商店街とか出てました。懐かしいし誇りに思う!)は当然、車が走る環境、子どもたちの遊び方。いろんなものが昭和33年という時代を提示している。
経済成長真っ只中の日本、それを象徴する「三種の神器」が登場します。
そのはじまりは六ちゃんが見たことのないおやつのシュークリーム。氷屋さんが大きな氷を(昔の)冷蔵庫に入れていたけれどもだめになってしまい、痛んだのを食べてお腹を壊してしまう。
新しく電気冷蔵庫を導入。騒ぐ鈴木モーターズの後ろを、寂しげに氷屋さんが歩いていくんですよ…。
どんどん進化する「時代」を氷屋さんが体現しているんでしょうね…。
今では当たり前の家電も、当時としてはものすごい高価なものだった。それより何より、テレビを見に近所のたくさんのひとが駆けつけるっていう光景。今では見られないだろうなあ、羨ましいし微笑ましいし。
--家族愛--
もう好きなシーンとか述べていったらどうしようもないので、「家族」というくくりで色々書いていきます。
これだけでも長くなりそうな気がするなあ。
順不同ですが、まずクリスマス
万年筆をもらった淳之介の輝く笑顔。と、それを見る茶川の優しい微笑み。もうこれでお腹一杯なんですね。
その後のヒロミとのやりとりもあったりして、茶川の幸せの絶頂なのかもしれない。不器用だけど淳之介を大事にしている茶川の思いが滲み出てるよね。あと、宅間先生の過去を知った上でサンタさん依頼のことを考えると、胸が熱くなる。
鈴木モーターズのほうもね、ひっそりと社長が一平の枕元に野球板を置いて、布団に手をしまうとことか、可愛すぎる。
六ちゃんへの贈り物は…
個人的に一番の泣き所はここでした。
六ちゃんのお母さんからの手紙。ここでぶわっと来たね
実家に帰りたくなった。何だかもう辛くなってしまうくらいに。
やっぱり、私自身が一人暮らしをしているっていうのもあるかもしれない。実家でこのシーンを見てもそんなに感慨深くは無かったかもしれないし。
奥さんのセリフがもう全てですよ。
奥さんの優しさはまさに日本の「母」を体現していたろう。この手紙の件や、一平を叱ったり、六ちゃんを慰めたりっていうのも。(何より喧嘩っ早い社長を押さえつけるストッパー的役割というところとかね、女は強いというのを見せてくれます)
一平の服を繕って、そこにお守りを用意してくれて、出てきた手紙がすごく素敵なのです。一筆ただそれだけに母の思いが込められているんだよ。おかん…(涙)
家族ではないけれど、絆で結ばれたヒロミ、茶川、淳之介。最終的には寂しい結末になってしまうけれども、ライスカレーを食べるシーンがすごく素敵なのです。家族という感じの懐かしさがある。
うーん、これ以上書いていってもまとまりがないので一旦ストップですね。
いやはや、実家が恋しくなったのですよ…。 -
昭和の暖かい感じに心が和みました。力をいれないで見れる作品で、2つのストーリーから展開される内容は、話に引き込まれました。いい時代だなぁとか思っちゃいました。
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いつ見ても良い映画である。
人と人の繋がりの大切さを感じさせてくれる映画である。
心がほっこりする。